不便な生活がしたい
地方在住者が年に何ヵ月か都心に出て来なければならないらしく、地方も地方で私にしてみたら、そこ以上に不便な生活をなんでしたいんだ?って感じではあるのだけど、まぁ、車上生活者になることを選んだ人間?宇宙人の話し。
5km/Lの車で1400km
去年の冬になった頃、「次は車で行く」と言い出し、よく車検に通ったってくらいの軽ワゴンを購入したらしい。
地方も北の地方で冬なんて氷点下10度が最高気温なのにその中で車の解体から初めて組み立てて、生活空間を作り上げたらしい。
何も寒い中ですることないんじゃないのか?って感じだったけど。
先月末、地方を出発して本当はいろいろ遊びながら上京したかったらしいけど、仕事で呼び出されて3日で到着。
私の近くに居るというだけで、ちょっと遠い道の駅で車上生活者となる。
まぁ、私の作業部屋を提供しているにも関わらず、そんな贅沢は敵だ!くらいのことで作業をしてても怪しまれない場所を転々としていたらしい。
見つけた!最適な場所
自分との約束もすっかりどこかへいき、朝起きないはずなのに朝から動き出した宇宙人。
自分としたら「だったら、鍵も置いてどっかへ行け!」ってことになるわけで。
車上生活者の自由を奪うことをやめたわけです。
車上生活者、実は案外お金が掛かってて、動けないということもあるらしい。
で、見つけたのがパーキングエリアの乗り合いという制度って言うのか?
何台かの車でパーキングで落ち合って1台で目的地へ行く。他の車は駐車しておけるってことらしい。
まぁ、そこに人が乗ったままか居ないのかの違いだからね。
自分の最寄りパーキングがかなり使いやすい。
IC間もさほど遠くなく、のったらすぐにパーキングエリア。
トイレはあるし、コンビニもあるし、ATMまであるのだから、車上生活者にとっては願ってもない便利さ。
って、やっぱり便利さ取るんじゃない。
まぁ、それでも自分で組み立てた動く部屋が一番ってことなんだろうけどね。
屋根にソーラーパネル載せてるから、パーキングエリアだったら、思いきり充電出来るしね。
日曜日は自分の車で迎えに行き、自分の車で移動。
最後はまたパーキングへ送り届けるという、変な感じ。私がお金掛かるんですけど。
側道に出られないのかと思ったら、そんな輩がいっぱいだったんでしょうね。
従業員以外、閉鎖されてました。
そんなパーキングエリア生活者が守らなければならないことがただひとつ。
24時間以内に一度高速から降りること
やっぱりね、丸1日が限界らしいです。
時間を間違えて?故意に?25時間で出ようとしたら・・・
- 前のゲート開く気配なし
- 後ろもゲートが降りる
- 電光掲示板にアラート表示
この状況で係員さんが複数名登場するらしいです。
そして、開口一番
「ETCカードをこちらに渡して下さい」ってことで渡します。
その間に他の人にナンバーが控えられます。
そこからは質疑応答で
などを聞かれるようです。
でも、それ以上何かあるわけでもなく(職質だと荷物全部見せなきゃらしい)、最後に「適正な利用をお願いいたします」ってことで、超過料金があるわけでもなく、24時間の料金で降りられたらしい。
このIC間があまりにも短いからってことなのかどうかはわからないのですが(だって、休憩取りながら3日くらい高速に居ることもあるよね?)距離なのか?時間なのか?車上生活者はシステムをいろいろ考えておられました。
まぁ、自分だけ良ければいいって考えはいけないと思うのだけど、宇宙人過ぎてそういう一般常識が通用しないのがねぇ~。
まぁ、こんなのが増えるとただ締め付けが厳しくなるだけだろうけどね。
これはまぁ知り合いの宇宙人の話です。
真似することは止めた方がいいです。