【相棒 劇場版Ⅳ】ネタバレあり。感想言わせて。

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-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断

2週連続のドラマの結末の流れがどうつながるのかがとても気になっていたわけだけど。

映画を見終わってからノベライズ本を読み始めてやっとつながった部分とかがあります。

なかなか画面中で理解できることって少なかったりするでしょ?

そう言えば

www.around50th-woman.me

最初のシーンが何なのかがあまりよくわからなかったんだけど、本で確認。

あぁ〜そういうことだったんだ。映画では後にならなきゃわかりづらい部分だったかも。でも、映画の大きなポイントではあったんだけど。

場面が7年後になり、久しぶりの白戸家のお兄ちゃんが殺されて物事が始まる。

個人的には白髪になった鹿賀丈史がいい感じのおじさんになっててとかいろいろ思ってた。鹿賀丈史の最初のイメージは1984年から1986年までやっていた「私鉄沿線97分署」ってドラマのイメージが大きい。

西部警察をやっていた後番組だったわけだけど、それまでの過激なシーンとかはなくてほんわかした雰囲気の番組だった。あの頃って一度始まるとずっと続くものだったんだね。

その後、犯人役として北村一輝が出て来る。最初はいつものような派手なイメージの北村一輝ではなく、押し殺した感じの演技がとても良かった。

登場人物として、この声、聞き覚えがあるなぁ〜相棒でって思う人が出てきた。

再放送を何度もやってるからね、かなりイメージ残ってるんだけど。

2009年のクールに犯人役で出た益岡徹さんが副総理役で出てる〜けど、増岡さんの話し方って特徴があるからね。なんか聞いたことあるって思ってた。

江守徹さんのお名前があったけど、「え?どの役だった?」と思ったら、自分の命が狙われてるから欠席するけど、それは告知するなって言ってた元駐英大使だったんだ。確かにね。映画観てて「誰だろう?」だったけど、江守さんだとは思わなかった。

変わりすぎでしょ。

メガネをしてないから?そうね、江守さんのイメージってダークカラーのサングラスかも。そっか?

相変わらず、面白い形で神戸尊の及川光博ミッチー登場!まぁちょっとだけだったけど、登場!ついで米沢さんの六角さんも。珍しく強気で右京さんで拒否するんだけど、「電車オタク」ネタでうまく釣られてましたね。それでも電車オタクってすごい能力だわ。

逆に大河内さんがちょっとだけだったね。。。居たっけ?くらいな感じで最後にちょっとだけだった。

今回、官房副長官役の篠井英介さんがかっこいい役だった。国民の声をちゃんと代弁してくれている。そんな感じだった。

今回の映画には戦争が根底にあり、戦争が起こる可能性を含んだことを考えるものになっていて、今までよりもよりメッセージ性が強かったと思う。

官僚のテロに対する姿勢、そのまま現在の日本のあり方に対する批判にもなるかもしれない。それが「相棒」の出したメッセージなんだと思う。

これからの活躍を期待したいのがヒロイン役の山口まゆさん。

私は初めて観た女優さんだった。それでも、あんな大御所の前で臆することなく演じきった彼女の存在はとても大きかった。

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この女優さんなの?ってくらい全然違うイメージだったよ。

これからが楽しみだよね。

音楽もサウンドトラックがそれぞれの場面ごとに出来ている。

相棒 劇場版IV オリジナルサウンドトラック

相棒 劇場版IV オリジナルサウンドトラック

それぞれのシーンにとても音楽が印象的だった。特に最初のシーンはこれから地上波で放送されることがあれば音楽が聴こえれば、シーンがわかるかも。

相棒の映画はたくさんの人を動員するのが恒例?ってわけではないだろうけど、最初の映画は東京マラソンをモチーフにした形で大勢の人が出ていた。

今回はオリンピックのあとのパレード。あれって、銀座じゃなかったんだ。

北九州フィルムコミッションがエンドロールにあったからそうかなとは思ったけど、すごい規模だな。銀座にはない大通り沿いのビルだなとは思ったけど。

相棒の映画では2作品目のときに小野田官房長官付きが射撃されて亡くなっている。今回は右京さんが撃たれて、まぁ右胸だし、ドラマの予告はあったから、亡くなることはないんだろうけど、ちょっとビビった。

3作品目がコケた感じになってたからなのか?今回の熱の入れようがすごいなぁって思った。スコーン+紅茶とポストカードのセットとか、ローソンと提携とか。。。今まであったっけ?

3作品目も私は悪くなかったと思うし、評判聞く前に行く人は行っちゃうでしょ。

まぁ前回よりも出演者が豪華なことは確か。

相棒 劇場版4 (小学館文庫)

相棒 劇場版4 (小学館文庫)

読んでから行っても、観終わってから読んでも細かい部分が補足されます。

本の帯に「首都クライシス人質は50万人!特命係 最後の決断」ってあるのだけど、うーん、どの部分が「最後の決断」になってるのだろう?

捜一の二人が珍しく格闘するシーンがあって鼻血まで出るシーンだったけど、最後は意地でがんばった!よく頑張ったって感じ。

テレビの流れでいくと(ここの部分が最後の決断なのか?)どこに向いているのかわからない山崎警備局長との戦いがあるのかなって思ったけど、結局は冠城くん機転で弱腰になる部長とまた部長に裏切られる形の参事官。

結局は失脚になったのか?マスコミにバレちゃって大変になった?ここの部分は小説と映画では若干行が違うかもね。

やっぱり小説と映画では省かれた部分も多いのかも。まぁ、小説の「青白くやせ細った・・・」イメージが違う。それはそれだね。

「容疑者Xの献身」だって小説は「丸顔で髪が薄く、老け顔である」な主人公を堤真一がしたわけだし。

それでも、小説ではこうしたかったなのかもしれない。それでも、流れが変わるわけではない。テロとの戦いをする選択が果たしていいのかどうかということを考えさせられる。

山崎警備局長は小説ではもっと悪人なんだけどなぁ〜。もうドラマでは出てこないのかしら。