初日舞台挨拶
きっと「王様のブランチ」に出てからの初日舞台挨拶だったんだろうなぁ。
この作品「ちょっと今から仕事やめてくる」はちょっと見てみたかったなって思う。
私はその頃近所の映画館で鑑賞してた。
今までに見たことのない福士蒼汰
今までの福士蒼汰のイメージはイケメンな役どころってこと以外ない。
去年のドラマ「お迎えデス!」で少し違う感じだったけど、それでも無個性な感じしかなかった。
山本は明るい役どころだけど、抱えているものがあっての明るさという本当に難しい役どころなんじゃなかったのだろうか。
相手に不審がられても「隆を助けるんだ」という強いメッセージが伝わってきた。
しかも二役。
純はとても真面目な感じ。
優は名前の通り、優しい。
多くのことは語らず、隆が生きる気力を取戻すきっかけをいろいろ作る。
ネクタイを変える。営業マンだったらゆっくりと相手に話しかけてみろとか提案する。
隆は段々と自分らしさを取り戻す。
それがとても自然なんだ。
今ブラック企業で一人で悩んでる人間には「山本優」の福士蒼汰のような存在が居てあげて欲しい。最初のネタバレでそう書いた。
福士蒼汰が本当に良かった。
天使の前の英語もすごい堪能。ネイティブなんだね。
「無限の住人」にも出ているけど、ま、そっちはいっか。
2018年には既に4本決まってるみたいだね。
そのうちの1本が東野圭吾原作の「ラプラスの魔女」
今の福士蒼汰だったら、本当に楽しみだ。
カッコイイだけじゃない俳優としての何かがこの映画でつかめたんじゃないかって思う。
初日公開挨拶で監督の言葉に泣いたってことだけど、それほどの財産を得ることができたんだろうなって。
ただカッコイイだけの役じゃない自分の立ち位置を教えてもらえたような感じなんだろうな。
成島出監督って「ふしぎな岬の物語」の監督さんなんだ。
「8日目の蝉」も観た。
「孤高のメス」も。
あ、好きな監督さんなんだ。私の。
あまり監督さんを意識したことがなかったんだけど、これらに共通することは撮り方がキレイってこと。
視点がいいって言うのかな。
今回のも、福士蒼汰をあそこまでちゃらい感じにしなくても良かったのかもしれないけど、そこを今までの福士蒼汰の枠を破るくらいのキャラクターにしていたように思う。
だから福士蒼汰も男泣きしたんだよね。
まさか泣くなんてと本人も思わなかったのじゃないだろうか。
工藤阿須加の役がキツイのは見ていてもわかる。現実社会でも厳しいのにそれを演技とは言え、ほんとに大変だっただろうなって。
それでもやっぱり主演は「福士蒼汰」だったんだね。
それだけの重圧の中、絶対にこれから先残る映画になると思う。
福士蒼汰の代表作だと言えると思う。
福士蒼汰の2018年は
「曇天に笑う(どんてんにわらう)」
漫画が原作の映画化の主演。曇天火役。明治維新頃のものってことか?ストーリーがわからないからなんとも言えないけど。
「BLEACH(ブリーチ)」
これも漫画が原作の映画化の主演なのか?
黒崎一護役ということは主演なんだろう。ってこっちも原作がわからない。でも人気作品だよね。借りてこようかしら?
「旅猫リポート」
これは有川浩による長編小説の映画化。主演の宮脇悟役。
「ラプラスの魔女」 東野圭吾による長編小説の映画化。甘粕兼人役で広瀬すずの羽原円華とのダブル主演じゃないんだよね。なぜか櫻井翔演じる青江が主演なんだっけ。絶対違うと思うんだけど。それでも福士蒼汰がどんな兼人を演じてくれるのか今から楽しみだわ。
2017年の下半期の公開はないようだけど、それでもじっくりと実力をつけてきてくれている福士蒼汰を好きになったわ。
「お迎えデス!」の時は、役柄もあって面白みもない感じだったけど、一昨日「モンタージュ 三億円事件奇譚」って言うドラマに出ていたみたいなんだけど、再放送とかティーバーとかで見られるかしら?
この映画で役者としてすんごい成長した福士蒼汰が観てみたいわ。