【実写映画 心が叫びたがってるんだ。】ネタバレ。中島健人の王子様感がたまらない。

心が叫びたがってるんだ。

鑑賞後に初日舞台あいさつ生中継

初めて、上映後の舞台挨拶を観たわ。

って言うかジャニーズ映画ってあまり観ないし、実は中島健人というキャラクターをちゃんと知らなかったりして。

舞台挨拶でおぉ〜SexyZoneの王子様感が出てるし、話せるんだぁって感じ。

「銀の匙」の実写の時にはかっこよさは感じなかったんだけど。

高校生の淡い思い

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伝えられない、それぞれの想い

芳根京子が演じた成瀬順は悲しい少女だった。

ただおしゃべりの夢見がちな女の子。

ただそれだけだったのに。

自分のおしゃべりが父親の浮気現場を目撃し、無知は罪・・・

母親にしゃべってしまう。

そのことが原因でしゃべると腹痛がするためにしゃべることができなくなってしまう。

学校でも絡まないように生きてきていた。

そこに荒川良々が演じる城島先生の陰謀?で「ふれあい交流会」の実行委員にさせられる。

そこには他に

中島健人演じる坂上拓海と貫一郎演じる田崎大樹、石井杏奈演じる仁藤菜月が居た。

最初は優等生菜月以外はやりたくないと考えていた。

それでも、拓海にミュージカルはどうだ?と提案する城島先生の言葉。

拓海のオリジナルソング。

それを聴いた順はミュージカルをしたい!と拓海にお願いをする。

それも大変なこと。

順のガラケー、懐かし〜。使ってたわ。

メッセージのやり取りをして状況を知った拓海は順の思いに自分を重ねる。

自身は、母親に「ピアノが好き」と言った一言で両親が離婚したということで言葉に対して消極的になっていた。

まぁこの年代だと適当に話すことに慣れてくる。

貫一郎の田崎はこれがデビュー作。

今年21歳になるのかな?

ところどころ佐藤浩市さんの面影を感じてしまった。

でも彼は彼で野球部のエースで甲子園を目指していたものの自分が打たれて負けてしまったこと、肘を壊してしまっていたことで文句を言うだけの人間となっていた。

菜月は優等生キャラ。

中学校の時に付き合っていた拓海に対する気持ちがまだあるのに、拓海が順に対して優しくしていることにやきもちを焼いている自分を嫌だったんじゃないのかな?って感じ。

そんな4人だったけど、順の言葉を拓海がまとめたことでミュージカルをすることに決定する。

最後のイベントということで最初は消極的だったクラスメイトもノリノリになる。

いいねぇ〜。

やっぱり頭で考えるよりも動き出したら、いい想い出なんだよね。

話が進むにつれ、4人の思いが錯綜する。

拓海の曖昧な態度や優しさが順に誤解をさせる。

菜月は順の気持ちをわかる分、自分の思いがまだ拓海にあることで素直になれない。

田崎は順の真剣な行動に心を惹かれる。

ミュージカル前日。

まぁ鈍感男のやることなんだろうけど、メインイベントの前日に気持ちを伝えてしまう。

自分は菜月のことがずっと好きだったんだと。

菜月はまさか自分がずっと思われているとは思っていなかった。

まぁ優男の罪だわね。

それを聞いてしまった順は傷つく。

ミュージカル当日、順は来ない。

それでもそのままキャンセルしてしまえば悪者が順になってしまう。それは避けたいと意見が一致する。

菜月が代役でミュージカルはスタートする。

拓海が順にスタートとなった廃墟となったラブホで順を見つけ出す。

順は話すことができるようになっている。

拓海がそこで「お前の思ってること、傷ついても傷つけてもいいから」というシーン。舞台挨拶でも中島健人の一番のシーンらしいけど、そこがいい。

順は好きだと言う。それに対して優男は「ありがとう。でも、菜月が好きなんだ」って。だったら無視しとけって言うの。

順はお母さんが見に来ていることを知る。

順が一番伝えたかった相手はお母さんだったはずで、大塚寧々演じる母も大変だなぁって感じ。

母親にしてみたらしゃべれない娘をどうしていいのかと持て余してしまう。

離婚原因は順ではない。

順は見たままを言っただけで、夫が浮気をしていたことが悪いわけで。それをどう知るかだけだったと思うが、父親の最後の言葉で娘は言葉を封印してしまう。

母親はそれを知らない。

気を引きたいだけと思ってしまう。

大塚寧々もこんな母親役になったのね〜。

ミュージカルの踊るシーンまでを菜月がやって、歌のシーン、クライマックスで順登場。

芳根京子という人は「表参道高校合唱部!」でも歌ってたりして歌唱力があるのかしら?

石井杏奈はE-girlsのパフォーマーってことは踊りはね、本職ってことでしょ?でも、ぽっちゃりしすぎ?

もうさ、泣けたね。

後ろの女子たちが「泣きそうだったけど泣かなかった」って言ってるのに、おばさんは泣いてましたよ。

クライマックスはクラスメイト全員で踊るんだけど、貫一郎のダンスがヤバイ。

幼稚園のお遊戯くらいのレベル。

中島健人がいきなり王子様キャラ前回で踊りもさ、やっぱり違うんだよね。

石井杏奈と比べてもただ手を上下にしているだけでもキレとかテンポが魅せるに特化してるんだよね。

貫一郎、舞台挨拶で監督にもバラされてるけど、かなり間違ってます。

きっとNG出してたら終わらないから最後は妥協したんだろうなって。

まぁ田崎キャラが完璧じゃなくても高校生ってことだったらOKかなと。

貫一郎以外は結構いいレベルです。

最後は手を繋いで上にあげますが、順の隣が拓海と田崎で囚われた人状態になってます。

舞台挨拶で芳根京子の笑いのシーンだったらしい。

貫一郎、デビュー作が卵ですからね。

なんか硬派な感じでスタートしてますが、最後は「卵」の役です。

全体通したら、高校生の映画ってあまり観ないけど、とても感動させてもらった。

言葉の大切さ、重みを大人になった自分でも考えさせられる内容になっていると思う。

私の隣もおじさん(私より上だと思う)がお一人様で観てた。

誰のファン?親族?

客層は女子同士が一番多くて、男性同士とかもいたね。

舞台挨拶は中島健人の王子様キャラが全開だったけど、楽しい人でいいね。ちょっと好きになったかも。

顔がカッコイイわ。

芳根京子は面白すぎる。全然ないシーンをいきなりぶっこんでみたり、監督の謎解きに真剣に自分のセリフを考え出したり・・・

石井杏奈はご自身も真面目キャラなのね。

貫一郎、デビュー作でいきなり舞台挨拶ってすごいスタートね。

でも3世だからね。期待しちゃうわ。ミュージカル以外は良かったと思う。舞台挨拶と。

さすがに初舞台挨拶でトークはまだまだだよね。

佐藤浩市、ダメ出しするのかしら?

この夏、オススメしたい映画だな。