【昼下がりの情事】午前十時の映画祭

ダメだ。このストーリー

オードリー・ヘプバーン作品の3つ目。

先々週の「ローマの休日」から始まり、先週の「サブリナ」

今週の作品はダメだ。

生理的に受け付けない。

この時代には

1957年。

もう東京もビッグシティになってるんだ。

と言うことに驚く。

物語はパリなんだよね。

パリは昔から恋愛体質の街ってところからスタート。

オードリー演じるアリアーヌは私立探偵をしている父がいるチェロを弾く。

趣味は父親のレポート。

まぁリアルな現場なわけで。

その日、父親は妻の不倫を疑う夫の依頼で不倫現場の写真を撮っていた。

帰って来た父親から情報を聞きたいアリアーヌ。

父親は撮ったばかりの写真を現像し、依頼人に渡す。

依頼人は写真を見て不貞男のフラナガンを射殺すると帰っていく。

アリアーヌは知ってしまった計画殺人をどうにか止めようと躍起になる。

警察に電話すると、「不貞行為の現場を見守るには人が足りない」と言われて相手にされない。

アリアーヌは自分でホテルリッツに行き、隣の部屋から入ってバルコニーから部屋に入る。

そこで不貞行為中の妻と入れ替わり事なきを得るフラナガン。

浮気男に本気になるまいとするもののホテルに向かうアリアーヌ。

フラナガンはその晩パリを出発した。

数ヶ月後、オペラの観劇で偶然再会する二人。

翌日、フラナガンの外丸ホテルへと行くアリアーヌ。

私はここで席を立った。

うーん、こういう女性が大嫌いなんだな。

自分をありもしない嘘話で飾りあげて男の気をひこうとするのが、見ていられない。

最後はお父さんが出て来て、「サブリナ」的な終わり方だね。

来週は「おしゃれ泥棒」カラーなんだよね。

でも、「ローマの休日」「麗しのサブリナ」の4年後の「昼下がりの情事」でもオードリーの劣化が見えて残念だった。

いずれも細く華奢なんだけど、まだ幼さがあった頃は良かったんだけど。

ストーリーが今一なんだよね。

聞いたこともなかったし。「おしゃれ泥棒」も聞いたことがないし。

そこまでして行かなくてもいいかな、な気分。