【響 小説家になる方法】やっと読めたので7巻までの感想

今朝、7巻目がダウンロードされた

先週、「たまには漫画読みたい!」とKindleで大人買い。

特に決まってなかったので、「まんが大賞2017大賞」を受賞した作品にしてみた。

読みやすい

まだ6巻しか出てない場面で「まんが大賞」を受賞するというのは、すごいなぁって思う。

この本が何巻までの構想なのか?

まぁ、7巻を読んだらちょっと「6巻完結でも良かった」なんて思ってしまったけど。

高校生の話。

しかも1年生で上級生が絡む。

そうするとやっぱり1年生だから出来ること。という部分で書かれてることの方が話しは面白い。

「銀の匙」がほんとにそう思う。

1年生は1ヶ月を1冊ベースで丁寧に描かれてるのに、2年生1冊。

3年生・・・3ヶ月再開して1冊にしたみたいだけど、終わりではない?

「響」にも似たような雰囲気を感じてしまった。

6巻までは毎回、響のやらかしが何かしらあったけど、7巻はイラストレーターに対してちょっと大人しめな感じ。

しかも、合宿でリカとタカヤの部活動引退とか。

これからどういう方向性になるのか解りづらい。

5ヶ月に1冊ペース?

あ、肝心の中身の感想がない。

話としては分かりやすく、天才の1本抜けてる部分が力でどうにかすることのように思う。

でも、それは誰しも心の中で思ってる部分であり、抑えている部分なんだけど、響は理不尽なことは許さない。

恐怖心とかより自分なんだと思う。

そんな響を支えているのが、世間的に普通なリョータロウ。

保護者面しながらも響に寄り添い、響もリョータロウと一緒にいたい。

響の両親は普通の良識がある人達で、娘の受賞を喜ぶより印税はいらないと言う。

響もお金じゃないから親にどうこうはない。

響の小説は中途半端な物書きに引導を渡す。

それは言葉云々ではない。

才能が少しあるからわかる自分では到達出来ない世界を知り終わりに出来る。

才能がない者は自分に才能があると思い込み評価されなければ価値のないことに気付けず泥沼に陥る。

「好きなこと」で自分を苦しめる。

同級生のカヨコがまさにこのタイプ。

自分がなく、他人のものと自分のものの区別が出来ない。

才能がないけど虚栄心だけはあるから、平気で他人のものを自分のもののように勝手に投稿してしまう。

響との対比で必要なキャラクターだったのだろうが、イラつく。

リカはこれからどの道へ進むのだろう?

響という本物の才能を知り、親の七光りでデビューしてからの自分探しで関わり続けるキャラクターだよね。

リョータロウはま、あのままなんだろう。

さて、響の処女作が芥川賞直木賞のダブル受賞。

でも顔だしもしないでいたのに、カヨコの行為でしっちゃかめっちゃかになるのはわかる。

でも、そのあとはどうするの?

大物作家まで描かないよね?

10巻までくらい?

先の読めない漫画かも。