【映画 スパイダーマン ホームカミング】感想。ネタバレしてたらごめんなさい。

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初マーベル作品

人生初となるマーベル作品を「スパイダーマン」にしたものの、何も知らないので、ほんと意味が分からないのです。

スパイダーマンって・・・高校生なの?

子供の価値観と大人の理論

根本にあるのはきっとこんなものなんだと思うんだよね。

この映画の意図するところは。

スパイダーマンのピーターは特殊な蜘蛛に噛まれたことで特殊能力を得た。その辺の件はサラッと流されてたけど。

アイアンマンのトニー・スタークに認めてもらいたい、その一心で行動をする。

なぜスパイダーマンをしてるのか?

そこの部分が根本的に違ってるんだろうね。

誰かに認めさせるために行う行動は時に周りが見えずに暴走する。

ピーターはその典型だ。

「無茶はするな」と言われていても「悪」に対して無鉄砲に対峙する。

その結果、周囲へ多大な迷惑をかけることとなる。

おばさんに気づかれていないと思いながら夜にスパイダーマンになっている。

それは自分よがりな行動だ。

まぁ若い頃は誰しもある。心配かけたくないし、されたくないからと身勝手な行動を取り、結果もっと最悪な結果になる。

学校生活も自分がアベンジャーズの研修を受けられていることの方が重要で疎かになる。

リズという女の子に興味を持つ。

リズがスパイダーマンみたいな男性が好みだと聞くとピーターの親友のネッドがピーターの正体をばらしそうになる。

そのことがきっかけでパーティーに誘われる。

でも、ピーターはスパイダーマンの姿になり瓦礫撤去からハイテク機器の密売人になったトゥームス達の行動を見つけそれを阻止しようとする。

トゥームスに海に落とされるが、アイアンマンに助けられる。

前作「アメイジング・スパイダーマン」の時の「大いなる力には、大いなる責任が伴う」という信念は今回はない。

でも、作品の根底にはあるのではないかと思う。

ピーターの行動は過激になる。

トニーから貸与されているスーツのモードを勝手に変更してしまう。

そして密売を阻止しようと学校行事としてワシントンD.C.へ行く。

そこでも学校のみんなを騙してスパイダーマンの行動を優先する。

そして仲間が窮地に落ちる。それを助けたことにはなるが、何度も約束を破られるリズが可愛そうだ。

船でも密売を阻止しようとし、結局は乗客を危ない目に合わせることになってしまう。

力不足のくせになぜ一人で立ち向かうのだろう?

結局アイアンマンに助けられ、スーツを返却させられる。

帰宅するとおばのメイが心配していたことを告げる。

ピーターも少しは自分の行動の浅はかさを理解出来ただろうか?

リズと会うと、約束を破ったことを謝る。そして好きだと告白する。

スーツに頼ろうとしていたピーターだけど、やっと勇気が持てたってことだろうか?

リズをホームカミングパーティーに誘うことに成功する。

当日、リズの自宅へ迎えに行くとそこに居たのはなんと密売組織のトゥームスが居た。なんと彼はリズの父親だった。

全身スーツでしか会ったことがなかったのですぐに気づかれることはなかったが、声で気づかれることになる。

そこでトゥームスはピーターに忠告する。

でもスーツもない状態なのに彼の中にある「ヒーローになりたい」がここでも出てリズを置いて密売現場に行こうとする。

最低だ。

自己満足にしか生きられないなら女の子誘うなと言いたいわ。

トゥームスはアベンジャーズの引っ越しの荷物を狙っていた。

それを阻止したピーター。それでもあれだけのことで死なないのはやっぱり特殊能力がついたから?

トゥームスは逮捕される。

リズは父親の逮捕でアイダホへ転校することになってしまう。

ピーターはアベンジャーズの新しいオフィスへ呼ばれる。

そこでトニーからアベンジャーズへの新加入会見があるからとスーツを見せられる。

ピーターはやっと気がつくことが出来たらしい。

自分の身の丈にあったことをすることに。

トニーに「これは試してるだけでしょ?」と言い残し帰宅する。

数日後、トニーからスーツが送られてきた。

まぁピーターのサイズで作ってるんだろうからね。

アベンジャーズに入らなくても自分の出来ることをすることがもっともヒーローだと思うよ。うん。

10代の後半に入ると自分が子供なのか大人なのかわからない時期がある。

私にもあった。

遠い昔に・・・

「何でも出来る」と思ってた。

その「何でも」が大人に作られた「何でも」ということに気づけず、天狗になってた。

思春期の男の子的な感じは日本でもアメリカでも同じなんだって思った。

女子の方が大人なんだね。どこの国も。

子供が背伸びをしていることを見ることが最近は厳しいらしい。

「馬鹿じゃないの」と先に待っていることが大体予想出来てしまうのでイライラする。

スパイダーマンという要素がなぜここまで長続きしているのか私にはよくわからないのだけどね。

それがアメコミなのかもしれないし。

4DX3Dでも上映されているはずで、それは結構迫力があると思う。

私は2Dだけど。

でも4DX3Dを意識した作りだなって言うのはわかるからね。

アメコミはもういいかな・・・

最後に残るものが何もないというのは厳しいな。

何がいいたかったのだろう?