by 将棋連盟
平成生まれが台頭する時代
王位戦の挑戦者決定戦辺りから将棋を見初め、最終戦決定リーグの最終戦で決まったということを記憶している。
ほんの数ヵ月前。
1敗していた菅井王位は勝たないと3勝2敗で4人並ぶというところだったのを渡辺竜王に勝ち、白組を抜けた。
紅組は全勝の澤田真吾六段だった。
その対局にも勝ち羽生王位への挑戦者となった。
なるべくして達成したタイトル
第一局から勢いがあった。
初日、菅井七段の封じ手で終わったけど、「角交換型振飛車」は菅井七段の戦法で押しきったということらしい。
この対局も残り時間が羽生王位がないのに対し、菅井七段は1時間15分も残す展開。
終局時間が18時10分だった。
第二局も第一局同様、菅井七段の戦法となった。
これは終局時間が15時32分と早い展開で終わってしまった。
残り時間も羽生王位が13分に対し、菅井七段はなんと3時間16分も残しての勝利。
2ー0の展開にかなり驚く。
第三局。
こちらも第一局、第二局と同じ戦法で、やっと羽生王位の勝利となってホッとした。
終局時間は14時50分とかなり早い。
2日だけど、そんなものなのか?
残り時間は羽生王位52分、菅井七段3時間24分だった。
第四局。
「相振飛車」になった。
振飛車自体が菅井七段の戦法のようだなと。で、菅井七段の勝利。
こちらも終局時間14時2分。おやつなしで終わりね。
あ、でも紹介されてたから感想戦で食してるのかしら?
残り時間、羽生王位46分、菅井七段4時間10分。半分も使わず。。。
これで3ー1となり後のなくなった羽生王位であった。
第五局。
「角交換型振飛車」になり、開始から菅井七段の解説陣も驚く手が出る。
初日は羽生王位優勢と解析されてても翌日開始早々、菅井七段ペースになり、お昼休憩後、瞬く間に終わってしまった。
終局時間15時8分。
残り時間、羽生王位28分、菅井七段3時間33分。
その後のAbemaTVで過去の対局の模様やインタビューが流れていた。
AbemaTVさんとしても延長しなくてもいい時間を割いてて、早く終わってしまっても繋ぎが大変だろうなと思う。
それでも、まだ若々しいのねを感じてしまった。
序盤からの研究が凄まじいから、1手目から菅井ワールドに入ったら、考えることなく、研究成果を淡々と積み重ねたらいいのだろう。
経歴もすごいのね。
三段リーグ、1勝2敗から13連勝とか、この最終局、中学生棋士になれたかもしれない佐々木勇気六段を破るとか。
プロ1年目に棋戦初優勝で「類まれなる成績」により五段に昇段とか、なんか器が違う。
藤井四段が29連勝してもそれは昇段にはならなかったことを考えてもすごいことだったんだろうな。
藤井四段の29連勝もそれなりの面々との対局ではあったけど、加古川清流戦の優勝が出来れば・・・と期待はしてしまうのだけど。
平成世代にも強者がたくさんだ。
勝ち抜け
澤田六段に勝ち、いよいよ王位戦の七番勝負が始まった。
菅井王位の印象はスローペースな人って感じで。どこで植え付けられた印象だ?
3段リーグで1勝2敗から13連勝とか、最初に黒星ってことでかな?
よくよく調べたらすごいのね。
佐々木勇気六段の中学生棋士誕生を阻んだ人だったり。