努力は必ず報われる
高梨選手の1本目と高木選手のスタートが同じ時間。
高梨選手の1本目の暫定1位を確認してチャンネルチェンジ。
高木選手はどうなんってるの〜
そう、チャンネルチェンジしたらもう、レースは終わってた。
で、結果は?
うーん、違う選手がずっと映ってて盛大に喜んでいるってことは、高木選手は金じゃなかったのか?
0.20秒
レース後の再放送で見たけど、ほんとちょっとだけ足りなかった。
呼吸のタイミングくらいの差。
高木選手はやっぱり天才だったのよ。15歳、史上最年少で出場したのはやっぱり何かあったのよ。
恵まれた身体もあったのかもしれない。
中学生での出場。周りの期待。いろんな重圧。
バンクーバーは出場したというだけに終わってしまったけど、きっと次はってみんな思ってたはず。
本人も。
そうしたら五輪代表にもなれなかった。日体大に進学していて、一番いい時期じゃないかって時期に。
日本のマスコミも過去のウィンタースポーツ選手を追っかけるほどのことはしない。
話題にならない選手。それでなくてもウィンタースポーツはフィギュアスケートとジャンプくらいしかニュースにならない。
他の選手はワールドカップで優勝してやっとどこかのニュースになれるくらい。
スピードスケートも今年になってやっと小平選手の好調とか高木選手の復活を伝えてきたくらいで。
この8年、彼女は突然大人になったって感じで登場した。
私の知る高木選手はほっぺたの赤い中学生だったんだから。
きっと人知れず悔しい思いをしてきたんだろうなって。
そして平昌で最初の3000m。得意種目じゃないとは言え期待通りにはならなかった。
それでも彼女は自分の得意種目へ気持ちをすぐに切り替えた。
そして・・・
結果は2位だった。
2位だけど、彼女の顔に喜びはない。
それだけ好調だったのだろう。
オランダの選手の牙城を崩しただけでもすごいことだけど、彼女はもっと上を目指していた。
そこにはきっと「金」じゃなきゃって気持ちが人の何倍にもなって押しかかってしまっていたんだろうな。
でも、「銀」なんだよ。
日本が待望していたメダルなんだよ。
もっと喜ぶ顔を見せてと言うのは酷だろうか。
お疲れ様とほんと言ってあげて欲しいよ。
ありがとうなんだよ。
そして、高梨選手も。
4年前の彼女のシーズンは好調を絵に描いたような感じでオリンピックでも飛べば優勝するんじゃないかって勝手に思ってた。
それでも彼女に風は吹かなかった。
去年のワールドカップ、歴代最多勝利53になって彼女の勝利は終わってしまったように今年のシーズンに突入した。
一番勝ちたい試合
今年はオリンピックに照準を合わせてきていると感じた。
それでも3位。
他の選手の台頭が目立った。彼女は自身の力を出し切ったと思う。
それでも他の選手が強かった。ただそれだけなんだ。
高梨選手を伊藤選手や他の選手が迎える。彼女たちだって悔しい思いをしていたにも関わらず、優しく彼女を称える。
そのことで彼女は「金」以上のものを貰ったのだと思う。
二人に言えること。
次のオリンピックにさらに「金」を目指すのか?と言うこと。
現役アスリートの引き際や継続って難しい。
レジェンド葛西選手、長野オリンピックではそんなに名前が前に出ていたイメージはない。
それでも続けていたことでレジェンドになり、長野オリンピックで活躍した選手以上に記憶に残り続ける選手になっている。
スピードスケートは岡崎朋美さんが40近くまで現役でバンクーバーに行ってるのか?
高梨選手はどういう方向に向くのだろう?
ストイックすぎる彼女はやっぱり「金」を目指すのだろうか?
高木選手は残りの競技で悔いのない滑りを期待してます。