4回転への思い
2010年のシニアデビューの映像からスタート。
なんかつい先日のように思ってしまうけど、もう8年。
あどけなさのあった少年が青年になっていく8年。
15歳で成功
4回転ジャンプが当たり前のようになってきている今。
そのスタートは15歳。
恐怖と戦う。
そして成功させる。
鈴木明子さんがハイヒールながら身振り手振りでジャンプの何度を解説してくれる。
それでも素人には5種類の4回転ジャンプの違いはわからない。
15歳。日本人として最年少での4回転ジャンプ成功。
ソチオリンピックでは2種類の4回転ジャンプがメインだったけど、それから平昌五輪までの間に全部のジャンプが跳べる選手が登場してくる。
羽生選手もトゥループとサルコウに加えてループジャンプを習得する。
そしてオリンピックを目前に用意したフリップジャンプの練習中に怪我をする。
「靭帯損傷」
普通に考えたら「捻挫」だけど、捻挫って一番やっかいなんだよね。
自分とか捻挫がクセになってて20代までちょっとくじいただけで腫れてた。靭帯が伸びてて戻らないんだって言われた。まぁアスリートじゃないし。
ジャンプの踏み切りってエッジの外とかなんとか大変だぁ〜。見ててもわからないけど。
4種類の4回転ジャンプを準備しながらも怪我の影響で最終的にはトウループとサルコウ2種類でいくことを決める。
完成度の高いジャンプだけで戦う。
ただ基礎点は低いジャンプ。
ミスの出来ないジャンプ。
そしてオリンピックの舞台に上がる。
流れるようなショートプログラム。
4回転サルコウ。ソチオリンピックのフリーでミスをしたジャンプだ。このジャンプがあり、金メダルを素直に喜べなかった羽生選手。今回は危なげなく成功。+2,71の出来栄え点。
4回転トゥループ+3回転トゥループ。
出来栄え点が1位で終わる。2種類の4回転ジャンプでも出来栄え点がきちんと取れることを証明された。
そしてフリープログラム。
4回転サルコウ。
4回転トゥーループ。
出来栄え点がそれぞれ最高点の3点。
音に合っている。余分な力が入っていないことということのようだ。
そしてしっかりと掴んだ金メダル。
オーサーコーチという人のすごさは技を増やすのではなくて精度を高め、いかに点数を高められるかってことを選手に伝えているように思う。キム・ヨナ選手の金メダルもそんな感じだったように感じていた。
羽生選手は未来を見つめる。
4回転アクセル。
怪我を直して目指す4回転アクセル。
国民栄誉賞の検討は、イコール授与になるのだろう。
でも、4回転アクセルが成功してからでもいいのでは?と思うのは私だけだろうか。
まぁ誰かが言っていた「国民栄誉賞なんて薄っぺらい賞だ」と。
うーん、そんな感じになりつつあるような。残念だけど。
反対しているわけではない。
ただ政府の人気取りの道具になっていることに懸念する。
国民栄誉賞受賞しても変わらない環境にもがくアスリート。
なんかなぁ〜。