【「万引き家族」】パルム・ドール受賞

パルム・ドールは初受賞

是枝裕和監督作品とカンヌ国際映画祭の相性はいいのだろうと思っていたが、意外なことに、この作品が「パルム・ドール」初受賞。

家族を題材にした作品はどこの国でも響くんだと言うことを感じる。

「万引き家族」

映画館でも予告が始まっている。

昨年の「三度目の殺人」とはまた全然違う感じの作品。

もうね、リリー・フランキーさんと樹木希林さんと安藤サクラを見ただけで、「これは面白い」と思ってしまう。

主演女優賞と助演女優賞は決まった感じがしちゃうくらい。

リリーさんも絶対日本アカデミー賞の主演男優賞だよね。

是枝監督作品の家族ものはやっぱり評価が高い。

初めて是枝監督の存在を知ったのは「誰も知らない」

もう14年も経つ。この作品は柳楽優弥が最年少男優賞獲得で話題になった。

リアルで見る勇気はなく、その後DVDで見た。なんか日本って国のリアルな部分を見た感じがした。

2013年の「そして父になる」福山雅治とリリーさんが出演していて審査員賞を受賞。

「海街Dialy」は残念ながら受賞とはならなかったけど、私は好きな作品だ。

そして5度目の正直で是枝監督にパルム・ドールが届いた。

「万引き家族」を初めて劇場で予告を見た印象は「暗い」

まぁタイトルからどういうことだろうって思うわけで。

是枝監督が現在の日本で思うこと。社会的に目を背けている部分をあぶり出している作品だと思う。

10年の構想。

2000年前半、年金の不正受給が社会問題となっていた。

そして、子供に万引きをさせる親。

それをどう描いているのだろう?

とても興味がある。

目を背けてはいけないものをきちんと観て感じるべきだと。

日本公開まであと3週間弱。

6月8日はかなり多くの邦画が公開となるのだけど。