月9に続いて木10も
久しぶりにフジテレビのドラマを観た。
ティーバーからFODって独自のアプリにいくのだけど、今後このアプリは有料になるのか?
「今だけ無料」が気になる。
せっかくドラマが良くなったのに。
「グッド・ドクター」
月9の「絶対零度」に続き、「グッド・ドクター」も視聴率2桁スタート。
11.5%
今年2本めのドラマ主演の山崎賢人ってことで、興味はあった。
昨年までの映画が途切れない状況から今年は「羊と鋼の森」だけ。
テレビにシフトするのかな?
「グッド・ドクター」のことはあまり知らなくて、なぜなら、私がフジテレビにチャンネルをあわせることがほぼないので情報が皆無。
でも、「サヴァン症候群」のドラマがどうのって記事は読んでいた。
アメリカで放送されたドラマのリメイクなんだ。
サヴァン症候群のドラマというと私は中居正広くん主演だった「ATARU」を思い出す。あれって2012年でまだ6年前なんだ。もっと前だと思ってた。
山崎賢人のサヴァン症候群の新堂 湊。最初、誰だかわからなかった。
ほんとに、誰が主演かも知らなくて観始めていたから、最初のシーンからしばらく気づかなかった。
このドラマは、ストーリーがいろんな問題を提起してくれるのだと思う。
病院という組織。
慈善事業ではないが、利益が上がらないもの「小児外科」
日本の問題として小児科の医師自体の数が減っているということも社会問題化している中で、小児外科となればもっと少なくなるのだろう。
敏腕医師高山の藤木直人が、いい感じで厳しい先生だ。
小児科部長の間宮が戸次重幸。シゲに見えなかったわ。こちらも。オールバックだからだったかな。この前観た「恋は雨上がりのように」のちひろがすごくはまってた感じだったから、見た目が意外だった。
サヴァン症候群だけど、それでも小児科医を目指す湊。
それを応援する病院長の柄本明演じる司賀。姑息に病院長の座を狙う板尾創路演じる猪口。理事長は中村ゆり演じる東郷だ。
この経営3人も絡んでくるんだろうな。
サヴァン症候群の湊を受け入れようとしない人々。
現実社会はそんなものだろう。
忙しいのに面倒を押し付けられたとしか考えられなくなっている。
その指導医をすることになったのが上野樹里演じる瀬戸夏美。
夏美はサヴァン症候群の湊のことを理解出来ないまま、患者に近づかないようにと言う。
まぁ一緒に行って記憶していることを全部テープレコーダーのように言ってしまう行動は止められないのなら近づかせないようにしないと、困るよね。
それでも子供は自分のことを知りたいと思っている。
親は再発したことを言えずに手術の日だけが近づく。
病気になった子供とその親の関係は当人たちにしかわからない絆もあるだろうが、すれ違いもある。
隠されることや嘘をつかれることをどの場面でも拒絶する子供が多いが、大人の方が強くなりきれないのかもしれない。
そして、イレウスを発症し、担当医師の間宮は接待ゴルフで戻らない。
湊は病状を的確に言い出し、「このままでは死ぬ」と本人たちの前で言い出してしまう。
日本の医療現場では告知はとてもナーバスな問題。それを感情がないままに言ってしまう行為は厳しい。
湊はそれでも救いたい!の気持ちが先行し、勝手にベッドを手術室に移動させる。
浜野謙太演じる看護師の橋口も協力する。目の前で苦しんでいる子供の状況を電話しても戻ろうとしない医師よりも動くことを選択する。
手術室に連れ込み、自分で手術しようとする湊を高山は退出させ、自分が掛け持ちで手術をすると言う。
その甲斐あり、二人共助かる。
高山は湊の行動を許さない。
その理由を説明する夏美。感情やルール、決まりといったものが理解できるのだろうか?
それでも、手術の前までは子供に近づかないでと拒絶していた母親が湊にお礼を言う。
湊の行動で助かったことを認識はしている。
子供の意識が戻り、子供が自分のことを聞く。母親は再発を告げる。
退院できないことを知り、子供は母親にランドセルを開けてと言う。
そこには子供の描いた絵が入っていた。
その日は母親の誕生日だった。
子供は家に帰ってみんなで母親のバースデーを祝いたかったのだ。
子供は子供で考えている。
その絵を手伝ったのが湊だった。
湊は短冊に書かれていた願いを見ていて手伝っていた。
夏美は湊に「なぜ小児科医になりたいのか?」と聞くと、「大人になれない子供をなくすため」と言う。
小さい頃に兄を亡くしていた。
その兄の救命をしていたのが病院長だった。それからの関係らしい。
湊は受け入れられていくのだろうか?
夏美の立場も理解できるから、突然レコーダーのスイッチがオンになってオフレコまでオンになってしまう場面は気の毒になる。
それでも、上野樹里がいい姉貴分な雰囲気がいいなって思う。
結婚して雰囲気が丸まった?
とても気になるドラマだと思う。