【マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー】感想。若かりしドナのストーリー。

スケールアップ

2008年にイギリス・アメリカ・スウェーデンが共同で制作した前作から10年。

ドナが他界し、ソフィがホテルを改装し、オープニングパーティの準備に追われている。

ドナが他界ってちょっとショック。それでも出ないわけではない。

Dancing Queen

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若かりし頃のドナ

今作もABBAの名曲でストーリーが展開している。つい一緒になって歌いたくなるし、身体が動き出してしまいそうになる。朝で人があまり居なくて良かったって感じ。

ソフィはホテルを完成させた。そして支配人がなんとアンディ・ガルシア。

結構年配の落ち着いた感じで髭面なんだけど、眼力強い。カッコいい〜。

ドナ亡き後、ソフィを助ける。

そして物語は前作の疑問点となった時期になる。

若い頃のドナのリリー・ジェームズに驚く。メリル・ストリープの若い頃ってきっとこんな感じだったかもって雰囲気がそのままだったから。

そして若い頃のターニャ、ロージーも雰囲気を壊さずに若い女優さんが演じている。

アメリカすごいな。


卒業式、ドナは遅刻しながらも代表あいさつを行う。が、そこからはドナ&ダイナモスのライブとなる。

生徒も一緒になって踊りまくる。

そして自転車で全員で移動し、ダイナミックに踊りまくる。

カッコいい〜。

無事卒業したドナとターニャとロージーが卒業後について話し合う。

ドナは卒業式にも来ない母親のところには戻らずに世界を回ってくると言い出す。

残される二人だが、見送る。

ドナは最初のパリのホテルで誰も出てこないことに痺れを切らし、鍵を勝手に持ち出そうとする。

そこにガウン姿の若き頃のハリーが来る。ハリーは鍵を持たずにドアが閉まってしまって困っていた。ドナを従業員と間違えて必死にフランス語で説明するが、ドナには伝わらない。

一通り説明された後に「もう一度言って」と言って、自分も客だということを伝える。

ドナの魅力にハリーはすぐに落ちたようだ。

そして真面目なハリーはまだ経験がないのだけど、とドナを誘う。

海外ってすごい誘い方をするもんだ。

ドナはギリシャに行きたいとこれからのことを話していたが、翌朝置き手紙だけで次の目的地に向かう。

が、出国手続きのおじさんがネチネチと写真と現物の判定をしている間にフェリーは出港してしまう。

日本に居ると出港で出国手続きって経験がないから驚く。

そして、そこにはヨットに乗ったビルが居た。

ドナはビルに乗せてもらう。そしてビルもまたドナの魅力に落ちる。

ギリシャ・エーゲ海の島へ向かう途中、船のエンジンが止まって困っている男性を見つけ、曳航することに。男性の好きな女性が親の強制で結婚をしてしまうという。

ウェディングドレス姿の女性が見えるとなんと海に飛び込んでしまう。が、泳ぎが微妙だ。

そしてなんとウェディングドレス姿の女性もウェディングドレスのまま海に飛び込んでしまう。

・・・・

二人共泳げない?

心配したビルが飛び込み助けたのだろう。

島についたドナ。ビルはヨットの大会のためにそのまま別れる。

「嵐が来るから気をつけて」と言って。

空は青空で信じられないドナは廃墟となった家屋に入る。

そうすると嵐が突然来て、廃屋に繋がれていた馬が暴れだす。

ドナは誰か呼んでくるからと嵐の中を飛び出す。

そこに通りかかったのがサムだった。サムは「自分は獣医だ」と嘘をつき、「馬には本当のことは言わないで」と言って二人で馬を鎮める。

サムは敷かれたレールに乗る前に一人でノンビリとしていた。

島の街のバーで生演奏をしている場所でドナは「雇ってくれませんか?」と言い出す。

ソフィアとラザロスの母と息子がやっているバーでラザロスはOKを出す。

ドナはそこで歌う。

サムは自分のレールに戻る時期が近づいていた。

が、気持ちは揺らいでいた。

でも、ドナがサムの手帳に挟まれた写真を見つけてしまう。

サムと写る女性。

サムの婚約者だった。

ドナはきっと3人目のサムに本気になっていた。冗談とは言え、一緒にここで生活することまで言っていたから。

でも、何も知らなかったドナの怒りでサムは自分の場所に戻ってしまう。

ターニャとロージーが島へ来る。

そこには消沈したドナの姿が。3人でバーに行き、歌う。最初は歌う気にもなれないと言っていたが歌いだしたら元気になった感じだ。

そこにビルが戻ってきた。ビルと一緒にヨットへ行くドナ。

寂しさを少しでも紛らわせられただろうか?

そしてハリーも島までドナを追いかけて来てドナを探そうとするが、ターニャが目をつけて誘おうとする。

が、ハリーは人を探していると気にも止めない。

ハリーは見も知らない老婆に勘違いされたのか?なぜかひどいことを言われてしまう。

そしてそのままドナに会わずに帰っていってしまった。

ターニャとロージーは一通りのことが終わり、ドナが一緒に戻ると思っていたが、ドナは島に留まると言う。

バーのソフィアが言う。「あの廃墟は自由に住んでいい。家賃は要らないから」と。

驚くドナにソフィアは「馬を守ってくれた」という。廃墟はソフィアの持ち物だったらしい。

そして廃墟となった家を修理しながら島に残る。が、ドナのお腹には新しい命が宿っていた。

一人で大丈夫なのか?と心配するターニャとロージーではあったが、二人も元の生活に戻る。

ドナはソフィアの助けも借りて無事にソフィを出産する。

ソフィの存在でドナは一人ではなくなった。そしてもっと強くなったのだろう。

ソフィはホテルの改装オープニング・パーティーの開催に奔走しているが、スカイはホテル経営を学ぶためにNYへ行っていた。オープニング・パーティにも戻れそうになかった。

そして、現地で仕事をしないかとオファーまで。

島に留まることは難しいのか?二人の間に溝が出来る。

そんな時、準備が進んでいた島に嵐が来る。飾り付けが台無しとなり、船も欠航となってしまった。

意気消沈するソフィ。

サムは慰める。

そんなとき、ハリーは日本で商談を進めていた。東京って映像の最初が歌舞伎町なんだなって感じで。日本人が一言一句確認作業をすすめる中、いびきが・・・。

ハリーは眠り込んでいた。

14時間にも及ぶ会議らしい。

そして商談相手のパソコンのデスクトップ画面に娘さんの姿を見た時に、ハリーは大切なものを思い出したと自分抜きで進めてサインしてくれと退席する。

船着き場の出国手続きを終えたものの、船は出ていない。

そこにビルも来る。

二人は酒場で飲んでいるとビルに話しかけてくる男性が。なんとドナと船のエンジンが止まってしまったと言われて助けた男性だった。

そしてビルは提案する。パーティに招待するから家族も連れてきてと。

大人数で島へ向かうことが出来た。大勢の人が乗った船で「ダンシング・クイーン」を踊る人々。一番好きな曲だからほんと嬉しい。

喜ぶソフィ。到着した人の中にはスカイの姿も。

やっぱり一番居て欲しいはずだ。

セレブなお客はいないが、たくさんの人が集まったパーティが始まった。

マンマ・ミーア見てて思うのはターニャとロージーとまぁドナもだけど、65歳以上の女優さんがよく動けるなぁってこと。

さすがに今回ロージーのリフトは止めていたけど。

パーティ会場に突然、ヘリコプターの音が。そこにはなんとお祖母さんルビーの姿が。

シェールって方を知らなかったのだけど、職業「歌手」ってことで、やっぱりね、違う。

鳥肌がたつくらい。

基本的にはみんな上手いなぁって思うの。

でも、シェールは別格だった。

そしてルビーと支配人が恋人だったことまで発覚する。アンディ・ガルシアとシェールの年齢で熱烈なキスって・・・日本ではないな。きっと。

パーティが始まる前にソフィの妊娠が発覚する。

そして9ヶ月後、新しい命が誕生し、丘の上の教会で洗礼式が行われる。

そこはドナもソフィを連れて洗礼式を行った場所。

時代がシンクロする。

ソフィはドナの姿を感じる。

最後にちょっとだけメリル・ストリープ登場!

そして出演者全員による「スーパー・トゥールーパー」

Super Trouper

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最初にシェールのソロ。ほんとにうまくて驚く。

これで「マンマ・ミーア!」も完結ってことになってしまうのだろうか?

やっぱり「マンマ・ミーア!」はドナが主演だと思っていたからちょっと寂しい。

もし、日本でキャストを考えるとしたら・・・

ルビー:鳳蘭 ドナ:天海祐希 ソフィ:芳根京子

サム:江口洋介 ビル:沢村一樹 ハリー:野村萬斎

うーん、難しいわ。ミュージカルって要素で考えると。そっち系で考えるべきなんだろうな。

あくまでも私の想定するって感じなんだけど。まず、ルビーって鳳蘭っぽいなって思ったのが最初で、ドナのようなキャラになったらと思ったのが天海祐希だったのだけど。

なかなか宝塚時代の美声を聴く機会もないから。

ソフィはアマンダ・サイフリッド的な雰囲気って考えると芳根京子かなと。

このくらいの女優さんいっぱいいるから迷うんだけど。

難しいのはターニャとロージー。イメージが沸かないのだ。日本人の。

日本版「マンマ・ミーア!」は難しいだろうな。スケールが大きすぎる。