カッコいい男になったわ
3年前、日本でも世界でもちょっとずつランクが上になってきていた時の桃田選手は、何か勘違いをして金髪ピアスのキラキラ男になってた。
そんなアスリートをカッコいいとは思えなかった。
が、何もしていない桃田選手、すごいカッコいい!
天才が努力をしたら
もともと天才だったのだろう。
その才能だけで戦っているときは「優勝」には届かなかった。
それが1年の謹慎処分の期間で大切なことを気づける環境、また元来の素直さがあったのだろう。しっかりと「努力」を身に着けた。
それがわずか復帰1年で勝率95%という驚異的な成績に驚く。
桃田選手を見捨てずにいた周囲の人にはそれをわかっていたのかもしれない。
彼の「本気」が出たらどうなるか。
世界選手権の時には腹筋を痛めていたってことで、ずっと守って勝ったけど、ジャパンOPの決勝はスマッシュも的確に決めていた。
いや、それよりも・・・相手が気の毒になるくらい相手のスマッシュを返していた。
どこまで伸びるのってくらい伸びてスマッシュにそんな反応出来るもの?
シーソーゲームで居るけど、相手が徐々に焦って自滅してくれているような雰囲気になる。
焦るよね。
決まらないと。
一方の桃田選手は淡々とミスを最小限にして受けまくっているイメージ。
相手の選手も強いと思う。靭やかだし、スマッシュの威力もある。
40回のラリーで相手にミスを出させる。
その後にスマッシュで決める。
相手はサーブもミスになる。
1ゲーム目終盤に入った途端にギアチェンジしてあっさりと思える勝利。
相手にしてみたら嫌だろうなぁ〜。
2ゲーム目は相手の気合が1ポイント目は炸裂。
桃田選手って感情の起伏が見られないで、ほんと精密機械のように淡々とプレーできる選手ってイメージ。
コート上での「立ち居振る舞い」
それが今の桃田選手にとって一番見てもらいたいところ。
相手に対する威圧だとかそういうものはまるでない。
ただ自分が何が出来るかというバドミントン。
陣内さんの解説も落ち着いていてとてもいい。
きちんと桃田選手の代弁をしてくれている。そんな感じ。
ここで解説が変に盛り上がったりしたら、なんか違和感を感じるしね。
自分への分析力。
「させられる」
相手選手〜気の毒になってくる。
まだ10点になってないけど、桃田選手ペースになりつつある?
勝負どころ。
小さくガッツポーズと雄叫び。
バッグ・前・バッグ・前・・・・
最後にボディースマッシュ!
気の毒だぁ〜。
長いラリーからの軽いスマッシュ。しかもコースが直前までわからない。
相手が動けなくなってきた。
相手が反応できない。
軽いんだよね。スマッシュ。でも、取れないよりも触れない。
角度とかタイミングとか。
絶妙すぎる。
なんか最後はあっさりと。
相手の気力を削ぎ落とした感じの勝利。
しかも深々とお辞儀。
日の丸に口づけ。
カッコいいわ〜。
多くの期待。それにしっかりと応えた。
キンキラじゃない。
アスリートは活躍するだけで輝いている。素のままが一番カッコいい。
眉毛も以前は細眉だったけど、今は手入れもしてないだろうけど、カッコいい。
コメントも男前。
この姿を多くの子供が見て憧れて欲しい!
今日の勝ちに浮足立つわけでなく、今を1歩ずつをしっかりと見ている。
これからもバドミントンの放送を期待している。