【獣になれない私たち】ブラック企業に居場所を見つけても

いよいよ終わっちゃうね

新垣結衣演じる新海晶というタイプは一番キライ。

自己満足なんだよ。うん。いい顔するのも嫌な顔するのも。

でも、本音が爆発した第9話。

結局ね、会社なんてそんなところなんだよ。

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勘違いの20代

どんなに忙しくても自分が必要とされていると勘違いしているうちは頑張れる。

それってどうなの?

ツクモ・クリエイト・ジャパンのような会社に未来はあるのか?

関西人特有の自分は外で頭下げてるんだから、社内は自分の好き勝手的な。

それに何も言わない社員。

でも裏では不満のオンパレード。

そんな会社で何が楽しいの?

朱里が辞めたのは社長の傲慢さだけではない。

社内全体の誰も助けてくれない空気だ。

自分のことだけしか出来ない空気。

入って1週間で溶け込んだ彼女を秘書にしたところで何ができるの?

何を期待しているの?

他の人は自分じゃなくて良かったって人間しか残ってないよね。

って会社は大嫌いだわ。

見ててイライラする。

20代は上司から言われたことをクリアしている自分が会社を支えていると勘違いする。

私も勘違いしていた。

それは間違えだった。

20代は余裕もないし、周りも見えないからただただ夢中でこなしているだけだ。

先輩が仕事しない

そう思っていた。

そうではない。仕事の仕方がそもそも違っていたのだ。

26のとき、勘違いした私は、私を勘違いに導いた会社もあるのだけどね。

社長にうまく乗せられて自分の名前が組織図のいろんなところにあったりして。

でも、「任せてもらえている」というのは20代真ん中になるととてつもなく幸せを感じたものだ。

やっと一人前になったって勘違い始めたからね。

そして私は26のときに「こんなとこ辞めてやる」と辞表を叩きつけた。

私が辞めたら困るでしょって言う思いがあった。

それでも1ヶ月後の日付と半年後の日付の退職願いを提出して半年後になった。

私も次に行くタイミングでもあったから。

それでも会社は潰れない。私の代わりは誰かがするだけ。

だから言いたいのは自分を殺してまで会社に尽くすことは自分を殺すことだってこと。

自分を殺すほどの仕事を要求されるところはないだろうけど、それでも私はどこに行ってもフリーだし、この会社に尽くす義理はないという思いでその時にできることを精一杯する。

手は抜かない。

そして私が居なくなっても困らないようにすることは考える。

すごいキーマンになることは絶対にしない。

ブラック企業に居場所を作るということはブラック体質な人間になって他の人を追い込むことになっているかもしれない。

ドラマで考えると朱里が勝手に晶を頼って入社してきたとしても、やりようがあったんじゃないかと思う。

「人に頼られたい」

朱里の願いがそこだったから、社長の思いやりの欠片もない要求は一瞬はいい。それでも慣れてない人間にとってすぐにキャパオーバーになってぶっ飛んでしまう。

そんな人を救うためのドラマなのか?

朱里は結局見つけた居場所にも居られなくなり、もっと肩身の狭い状況になったことに変わりはない。

まぁ朝起きられないとか緊張感の欠片もないんだけど。

20代の私が居なきゃ会社回らないと思っている社員さん、それは勘違いだからね。変に肩入れして結婚も妊娠も出来ないって状況は自分が作っていると思っていい。

仕事はそこそこお金をもらえたらいい。

まぁ上野・松任谷レベルはどうなんだ?と思うけど。

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