【映画 9月の恋に出会うまで】感想。ちょっとドラマ大恋愛を彷彿してしまうような。

小説家がキーワードか?

ドラマ「大恋愛」はムロツヨシ演じた真司が小説家として彼女との出会いを書いた。

そしてこの「9月の恋に出会うまで」も二人の出会いからを書いている。

それでも「守りたい」気持ちは自分の気持ちに嘘をついても、彼女を傷つけても最重要だった。それは間違えのないこと。

webukatu.com

高橋一生いいなぁ〜

不器用な男性の役が一番似合う俳優って言ってもいいんじゃないか?

一昨年の今頃、彼はananの「抱かれたい男性」特集で裸体の表紙で居た。

www.around50th-woman.me

この2年の高橋一生はいい感じだ。大人しい分類の男性役が多いが、「3月のライオン」の先生役、「Blank13」の父親を憎む役、「嘘を愛する女」は今日の役に近い。 「空飛ぶタイヤ」はそんなにキーになる役どころではないけど、存在感はあったし、「億男」には優しさがあった。

この映画の高橋一生演じる平野もまさに不器用で女性の扱いにはまるで慣れてないけど、優しさに溢れた男だった。

川口春奈が2017年って何かあったんだっけ?露出がなく、去年の終わりくらいからまた復活してきて最近またドラマなどでも活躍している。

可愛いだけのモデルさんから女優さんになってきている。そんな感じ。

川口春奈演じる北村詩織の引越し先のオーナーがミッキー・カーチス。そのメゾンがとてもオシャレだ。

写真が趣味ってだけでサロン的なメゾンに引っ越した詩織はある日突然、エアコンの通気口からの聞こえる相手と会話をする。

「1年後の平野です。」と名乗る見えない相手。

平野こそ、高橋一生演じる小説家志望の同じメゾンの住人だった。

しかもその声は明日の出来事を伝えて信じさせようとしている。声の主の真意は?

「現在の平野には言わないで下さい。」

現在の平野とも会話をしたこともなかった詩織にとってかなり怖いよね。状況としては。

それでも未来の平野の必死さに平野の言葉を信じ始める。

「現在の平野を尾行してください。」突然のお願いに戸惑いながらも日々尾行を続ける。

9月27日に全部話すという。

9月26日平野を尾行していると平野の行動に恐怖を感じてしまう。それを伝え「嫌だ」と言うが未来の平野は「明日までどうかお願いします」と。

9月27日朝から尾行をしていると15時に風が吹き抜ける。

自宅に戻ると部屋が荒らされていた。空巣に入られていたのだ。

ショックを受ける詩織。そして定刻の21時になっても未来の平野からな何もない。

相向かいの部屋の平野の部屋のエアコンが稼働している。詩織は思わず「なんでエアコンつけているのですか?」と言ってしまう。

エアコンの室外機の音がうるさいと言われたと思った平野はそれでもそんなことを言われるほどの音じゃないと言いに詩織の部屋へ。

対応した詩織は朝から高熱が出ていたため、そのまま倒れ込んでしまう。

文句言われたり、突然倒れられたり。平野はベッドまで詩織を抱きかかえて行き、卵粥まで作っているのに、目が冷めた詩織に「何しているのですか!」と警戒されてしまう。

倒れた方は記憶ないもんなぁ〜。

そんなこんなで二人に接点ができる。

詩織は思い切って自分に起こっていたことを平野に打ち明ける。

「タイムパラドックス」が生じている。

詩織に起こったことを相談された平野はこの現象について小説のネタとしてたため、詳しかった。

1年後の声は誰だったのか?平野だったのか?それが定かではに。

タイムトラベルは同じ空間で時空を超えた状態であるため、詩織の部屋に1年後に住んでいる人間となる。

引っ越してきたばかりの詩織はまだ引っ越すつもりはない。

でも、その声は詩織の命を助けた。尾行をすることで空巣に入られたとき不在でいたことで命が助かったという。捕まった空き巣犯はその前に強盗殺人をしていたから。

平野は自分の小説のネタになるということで詩織と一緒に1年後の声の主を探す。

詩織が聞いたセリフ。「もし時空を超えることが出来たらこの街で一番高いお店に食べに行こう」それは大学時代に付き合っていた彼氏から言われたことがあったことに気づく。

卒業した大学に卒業生名簿を見に一緒に行くが、そこにキーになるものはなかった。

ただ、いい景色の場所へ寄り道して平野は誕生日プレゼントとしてキーケースを渡す。

詩織は「最後の誕生日だったかもしれなかったのに」と言うと「そんなことはないです。1年後も2年後も誕生日は来ます」と励ます。

そこで二人で撮った写真がとてもいい。

メゾンに戻るとオーナーの孫が引っ越してきていた。その孫こそ詩織が探していた大学時代の彼氏だった。

古舘佑太郎

なんとなくね、誰かに似ているなぁって見てて思ってたの。でも誰だかわからなかった。

そう、古舘伊知郎さんの息子さんだって。似たようなキャラの俳優さんが多いような感じがするけど、そこをどう抜け出すかって感じかもね。

アメリカから帰国した森秋真一。

真一が1年後の声の主なのか?

真一は詩織を誘い食事をしながらまた付き合ってほしいと言う。

迷う詩織。

そんなとき、詩織に転勤の話が。これですべての辻褄が合う。

声の主はやっぱり真一なのか?

詩織が引っ越せば部屋は空き、オーナーの部屋に居候状態の真一が詩織の部屋に入ることが予想されるからだ。

部屋の移動は原則できないことになっているため、平野ではあり得ないのだ。

詩織は平野を呼び出して、自分の人生は自分のしたいように生きると言う。

それは1年後に消えるかどうかじゃなくて今大切な人のそばに居ることなのだと。

それを聞いた平野は「僕は小説のために協力していたけど、それじゃあ全然ネタにならないし、小説も進まない。これ以上関わらないでくれ」と冷たく切り離す。

失意の中、転勤をする詩織。

1年後、チーフとして充実した中で運命の9月27日の午後は早退しその時を待っていた。

15時直前に鳴るスマホ。

声の主は・・・

そこからは詩織が引っ越してからの1年弱の話が凝縮されている。

もうさ、こういう告白の場面は茅ヶ崎の海なのね。

サーファーがまるでいない海ってあるのね。

風が強くて大変だって感じで。

川口春奈、可愛さが増してきたかもしれない。

そんな感じで最後は観たほうがいい。

「大恋愛」のような奇跡が実はこちらにも起こっていたりする。

しばらくこういう流れが主流になるのか?

webukatu.com