この歳から挑戦できるもの
なぜ「合気道」だったのか。
ずっとやってみたかったのだけど、一度家族に却下されて諦めた。
なぜ却下されたのか不明だったのだけど。
そして今度こそ「やってみたい」を行動に移してみた。
1ヶ月
8月1日に初めて道場を訪れた。
車で5分くらいか?10分も行かない場所に道場はあった。
19時スタートのクラス。
結構人が居る。
事前にメールで連絡を取ってあり、駐車場の場所などを教えてもらう。
かなり黒帯の方が多い。
白帯の方はちらほら。
同じ日に20代くらいの女性が同じく体験に来ていた。
8月1日
夏らしい日だった。
道場は窓開放で網戸も開放されていてたまに虫も入ってきていた。
大型扇風機が回っているものの、快適さは微塵もない。
ただ居るだけで汗が出る。
それでもTシャツにジャージだっただけマシだったな。
その1ヶ月前の7月の頭は私は左膝のMRIを撮っていた。
水がたまり、曲げるのも困難な状態だった。
それでも診断結果は「老化による骨棘」ってことで、状況は数年前と変わってなく、ただ、筋力がなくなったことで膝が弱くなっているなぁと思ったことが始めたきっかけかなと。
「合気道」がどんなものかわからないし、年齢的なものもあるのかどうかもわからないけど、そこまでハードじゃないだろうと。
ハードというのは、球技とかで必要とされる瞬発力的なことはないのではないかと思ったんだよね。
そして、柔道と違って「投げ技」もないのではないか?と。
「空手」もイメージ的には瞬発力って感じだったから、なんとなく「合気道」をしてみたいと思ってた。
初日は基本の足さばきとか何やらを教えてもらった。
基本はその日くらいだったな。
次の週とその次の週が夏休みでお休みで、筋肉痛になった体はまた元に戻ってしまった感じだった。
夏休み明けに再度体験のような感じで初日の復習をさせてもらった。
が、覚えているわけではない。
まだまだ体が覚えない。
言葉なんてもっと覚えられてない。
音だから頭に残らないんだよね。
「半身」とか「後ろ半身」ってこんな字でいいんだよね?
そして8月末に正式に入会費を支払い、道着も購入し、着衣しての練習となった。
その日からすることもちょっとレベルがアップしたような。。。
ひたすらぐるぐる回っている、回されている、回している・・・
そんな感じで。
そうしたら、三半規管が若干ポンコツ傾向の私は40分(うち20分くらいは体操だよね)でギブアップ。
道着がまた汗を発汗させてくれないから体温が上昇したこともあるんだと思う。
Tシャツだったらかなり発汗してそこまで暑さを感じないのだけど、道着には勝てない。
そして9月に入った今日の練習。
今日は「受け身」
「前方回転受け身」と「後ろ回転受け身」
これがですね、できちゃうんです。私。
なぜなら私はバレーボール経験者故に回転レシーブと同じ感じなのです。
ただ、違いは、耳を床につけるということで半分ずれた感じがするわけです。
右側はすんなりいくのだけど、左側は回転している途中で「?」って感じになってしまうのです。
それでも、慣れです。
なんてことを10分やってたら・・・案の定・・・目が回る。
クルクル、普通、最初からそんなに回らないのでしょう。
でも、できちゃうから回ってしまって・・・目が回って止まる。
ってことで40分でギブアップです。
なんだろう?
筋肉勝負だったら・・・筋肉ないのに頭の中は動けちゃうから動くのだけど、三半規管だったり、今日の湿度には勝てないのです。
無理も出来ないのです。
道場長さんにその間、なんか「合気道」の一番大切なことを教えていただけた感じがします。
私、手を握られてその握り方がみんな強くて汗で手首をロックされて痛かったりしたのだけど、本来は手首を持つものでもなさそうですし(私がやっているくらいのものだと)そこまで強く持つ必要もなさそうなので、一安心です。
何が正しいのかわからないとお願いも出来ないから。
手首ロックされて何度も痛い!と悲鳴を上げてしまう状態だったから。
さて、自分の弱さを知っている。でも、「合気道」は自分と向き合うのに一番いいのかもしれないと思ったのでした。
無理をしない。
どこまで出来るのか知る。
どこまで動けるように戻せるか。
結局は柔軟性が欠如し、体が制限していることで弱くなるという悪循環なんだろうなと。
還暦までには黒帯を?