狩野川台風
台風19号が迫る直前の金曜日だったと思う。
気象庁は過去の台風との比較として「狩野川台風」レベルだと報道した。
生まれる前の台風。
それでも死者1,200名以上ということで大きさがわかった。
死者は減ったが
毎年、毎年どこかでは発生している台風の被害。
島国日本の宿命なのか?川の氾濫が止まることはない。
上陸前に勢力が「非常に強い」から「強い」になったとは言え、関東を縦断して大変な被害をもたらした。
風よりも雨の勢いの高かった台風。
前日から鉄道網は順次、運休を決定していった。
そして上陸前に運休に入り、都心部は静まり返った。
そんな都心部でも多摩川の氾濫でタワーマンションが生活機能を停止した。
夜中の雨。
朝になって雨はあがったものの被害が広がっていった。
一番驚いたのが、新幹線の車両基地の水没。
川からも離れていて、しかも少し高い位置のように見えた基地の車両が高さ半分くらいまで浸水している画像が最初に出ていた。
そこから1週間。
未だに水が引かない市、町が次々と増えていく。
狩野川台風は伊豆半島が壊滅状態だったのだろうが、台風19号はかなり広範囲で死者の方が出ている。
それでも国や自治体や気象庁、報道の努力でかなりの人が助かっていたのではないだろうか?
雨で孤立した地域へは自衛隊の方が行き、救助に回る。
日本は被災に対して迅速に対応する国なんだってことを改めて感じた。
いろんな問題はある。
それでも気象庁が発表した情報をきちんと信じた人は助かるのではないだろうか?
私の住む場所が浸水被害になったら・・・それはほんとこの辺壊滅状態ってことになるから避難所へ行くことはないと思うのだが、それでも考える。 (避難所の方が川に近いし、低い場所だな)
犬・猫を伴っては行けない。
車に乗せてとりあえず安全な場所を求めて彷徨おうと。
もう11月がすぐそこまで来ているのに、寒さが本気にならず、台風がまだ発生する。
2000年頃の「温暖化」の発表も嘘ではなかった。
2020年頃になったら海水温が平均で上昇し、災害が増える。
それでも人はその一瞬の判断でなぜか「自分は大丈夫」と思うらしい。そうじゃないような世の中にならないものか?