【映画 アイ・アム まきもと】空気の読めない男って・・・

発達障害だよね?

発達障害であったとしても、市役所の職員として牧本さんにしか出来ないだろう仕事を見守りつつさせられていた状況っていいことだよね。

同じを求める人々

この映画は牧本さんの空気の読めない対応をされても「なんでわからないの?」な対応はするけど、それに対してあからさまな対応をする人は居ない。

おみおくり係

今、どこにでもそんな係が市役所には存在していたりするのだろうか?

核家族化。家族が居ても拒絶され、孤独死をする人々。

悲しすぎるよね。

その「悲しさ」に深く寄り添い、自費でお葬式まであげる。

そして、引き取られることのない骨壷を無縁仏に持っていけない。

そのことが原因で結局は牧本さんの行為は自己満足と判断され、おみおくり係は廃止されてしまう。

まぁおみおくり係はきっと周囲と合わせられない牧本さんのために作られた係なのだろう。

おみおくり係がなくなったとしても、孤独死の対応をしないわけではなく、違う形できっと対応をするのだろうけど。

最後の対象者について、縁故関係を訪ねて話を聞き、お葬式への参列を促す。

誰も彼も行く意思は表すことはなかったけど、それでも、集まる人々。

ヒロインが満島ひかりなわけだけど、登場時間としては結構短い。

満島ひかり演じる津森塔子は阿部サダヲ演じる牧本に心をひらいていく。

からこそ、その後の展開がハッピーになるんじゃないかと思うが、発達障害の人の慎重さが随所に描かれていた。

それでも何かひとつのことに集中してしまうと周囲が見えなくなるということも特徴としてある。

悲しい最後になった。それを伝えてくれる人もいない。

松下洸平がなんか今まで演じられている役とは少し違う感じで牧本に振り回されるのだけど、いい感じ。

まぁ悲しい役ではあるけど。

【映画 犬も食わねどチェーリーは笑う】感想。立川で観たかった

まさかの立川

映画の舞台は立川の高島屋とかモノレールとかの辺り。

だから何?ってことだけど、なんか映画館を出て余韻に浸れることってあまりないから浸りたかった・・・

あれから5年

ジャニーズ事務所を3人で退所して立ち上げた「新しい地図」が発足から早5年。

それぞれがそれぞれの舞台で活躍をしている。

この映画もエグゼクティブプロデューサーは飯島さん。

新しい事務所も安泰になってきたんだなってことね。

この映画は新しいカタチの夫婦喧嘩ってことになるのか?

年齢差のある夫婦で、鈍感な夫に対して年下妻はどう対応していくのだろう?ってことだな。

岸井ゆきの演じる日和は旦那デスノートに鬱憤を書くことで表向き笑顔でいられるようにしている。

だから香取慎吾演じる鈍感夫の裕次郎は気付かない。気付かないでいられる?

夫婦関係なんて千差万別だ。

だけど、不満という部分ではどこの家庭でも共通するものがあるってことなのかもしれない。

香取慎吾くん?さん?が子役って感じの印象から見ていたから、こんなダメ夫を演じるようになったんだぁ〜って言う感慨深さもあったりして。

いい意味で?為になるんじゃないかな。

どんな夫婦でも結局は他人同士なわけで、向き合うことの難しさみたいなことを共感できると思う。

そして、義母という存在の鬱陶しさ。

夫婦のことにやっぱりもっと他人は口出しをすべきではないなと。

口出ししていい例なんてほとんどない。

この映画でも我慢していた日和が家を出るきっかけは義母の軽々しい一言と、夫の態度。

「流産なんて誰でも起こること」

なんて死んでも言っちゃいけないと思うんだけど。そんな人と親戚でいるなんてあり得ないわ。

そして、その心の傷を見ないふりをして、義母の言葉を止めることもしない夫なんて、やめておいた方がいい。

この先何十年も一緒に居たら、このことがどんどん大きな痼となって爆発するから。

いやいやながらでも同じベッドで寝ていた日和はすごいと思う。

岸井ゆきのの新妻ぶりがほんと良い。

そして香取慎吾のダメ夫ぶりとか。

井之脇海演じる若槻も永く続くとは思えないけど・・・

的場浩司の髪型とかツッコミどころしかないけど面白い作品だと思う。

【映画 川っぺりムコリッタ】感想。ムコリッタってなに?

凪のお暇を思い出す

メロディを手掛けているのが「凪のお暇」の音楽のパスカルズってことで、雰囲気がどはまり。

人と人との距離感が近い。

仏教の時間の単位

オープニングで言葉の意味が説明されていたけど、全然わからない。

生と死の間にある時間のことってことらしいけど、今このときってことなの?

高度成長期に建てられたのだろう、集合住宅。

松山ケンイチ演じる山田が入居する。

山田は前科があるってことで、緒形直人演じる社長の水産加工会社に雇ってもらえるが、そこでも「1日1日積み重ねれば」とか言われて、その意味を考える。

同僚がほとんど顔が見えないし、セリフもないに近い役の江口のりこさん。

集合住宅では突然、お風呂に入らせてとくる隣人のムロツヨシさん。

うわ、これは怖い。

人との距離感が近すぎる。

が、お金がなくて食べるものがない中、自分の畑で採れた野菜をおすそわけしてくれる。

その後は、自分用のお茶碗持参で一緒に御飯を食べるようになる。

子供を連れて墓石を販売する吉岡秀隆さん。

「笑顔で過ごしていらっしゃいますか?」

夏なのに黒のスーツでほとんどホラーだわ。子供も・・・気の毒になってしまうのだけど。

父親の死を知らせる職員役が柄本佑さん。

大家さんの南役が満島ひかりさん。

登場人物は多くはないけど、ベテランの役者さんしかいない作品だから、観ているこちらも、人との距離感の近さに「うわ」って思っていたけど、だんだんと人との距離感に安心感を感じてくるから不思議だ。

それでも、自分は無理だな。ハイツムコリッタに住むの・・・

【映画 ヘルドックス】感想。岡田准一はどこまでいく?

元アイドルじゃないよね

タンクトップに入れ墨、後ろ姿は格闘技の選手にしか見えないような筋肉の盛り上がり。

舞台挨拶で松岡茉優も飛びつくシーンはキュンではなく、「おぉ〜」って大木の安定感って。

わかるわ。

坂口健太郎も頑張ってたよ

アクションシーンのイメージがなかった坂口健太郎がすごい頑張ってたなと。

岡田准一とバディだし、教わる立場って感じだから違和感なく。

ただ、登場人物が多すぎて、関係性がこんがらがてくるわ。

金田哲がインテリヤクザ役なんだけど、顔がいいからかなりハマってた。

村山淳さんが「沈黙のパレード」と同じようなどこか掴みどころのない人物って雰囲気がある役。

会長秘書役の吉原光夫さん。

突然の美声。やっぱり歌ってもらわないとって感じよね。中盤くらいは吉原さん演じる熊沢が一番印象的だったわ。

大竹しのぶも怪しいし、常連客になぜか尾上右近さん。謎の男ってことだけど、謎のままだったよね?

トップヤクザ役のMUYAVIさん。今のヤクザってもうこんな感じなのか。北村一輝さん演じる男気ヤクザはそろそろ過去の存在になっちゃうの?

まぁヤクザ映画なんだろうけど、かなり変わってきているよね。

それにしても、岡田准一はすごかった。それだけだな。

【映画 沈黙のパレード】感想。大人になった3人の関係性

去年、原作を読んだ

ちょうど1年前、文庫本の発売と同時に読んだ。

その時から、映画化されるだろうなって感じだったから、とても楽しみにしていた。

それでもガリレオシリーズは・・・

今回の映画化でドラマ、ガリレオシリーズを前作ティーバーで見られるようになっていた。

多分、私はドラマを見たことがなかった。

それでも、東野圭吾作品を読み始めるきっかけになった作品だと思う。

ドラマが大ヒットしていたから、原作がしっかりしているんだろうなって読み始めたら、ハマった。

そこからほぼ全作品読んでいたりするのだけど。

短期間に2007年の最初の作品から2013年の作品を見たから、今回の映画にはちょっと厳しさを感じた。

湯川先生と内海薫の関係性が内海薫が大人になってしまって、まぁ湯川先生も教授になってるんだけど、関係性が以前のような、雰囲気がなくなってきてるかなと。柴咲コウ演じる内海薫がバディになる展開は、もう難しそうな感じなのかな。

渡辺いっけいさんがいない!?

原作でも栗林さん登場してなかったんだっけ・・・

週末「沈黙のパレード」「ヘルドックス」と観て、北村一輝さんが刑事役とヤクザ役で、真逆の役柄を演じてたりして。

酒向芳さんも両作品に出演されてたわね。沈黙のパレードでは酒向さんの真骨頂のような役だなと。「検察側の罪人」で酒向さんを認知したのだけど、その辺以降の出演作ってほとんど観てる。

柴咲コウさんは「Dr.コトー診療所」の予告があったりで、女優業復活って感じ?しばらく1年に1本程度だったのに、今年公開は5作品もあるのか。

村上淳さんも両方に出演している。

この作品の一番驚きポイントは被害者の女性の父親役がずんの飯尾さん。コミカルな雰囲気の役の雰囲気が印象的だったから、暗い雰囲気の役って珍しいなって。

被害女性の恋人役が岡山天音さん。これはかなり意外だったかな。私の想像ではもうちょっと違う感じだったから。

並木家の娘二人は今後が楽しみな感じ。

今回の殺害方法は読んでいるだけでは少しわかりづらい方法が映像化されて、「あぁ、そういうことか」って納得。

ガリレオシリーズは「透明な螺旋」が続いているけど、映像化されるのだろうか?

湯川先生と内海薫のやりとりがコミカルで面白かったけど、それはもう無理だよね。

【映画 グッバイ・クルエル・ワールド】感想。これは観に行くわ

全員主役級

西島秀俊さん、三浦友和さん、斎藤工さん、宮沢氷魚さん、誰が出ていてもどんな作品でも観に行くわけで、その方々が勢揃いの作品、観なきゃでしょ。

誰が主役?って感じにもなったけど。

最後に笑っても残ってる?

最後の銃声は・・・

なんだろう?玉城ティナの安定感。

唯一の女優さんなわけだけど、納得できちゃう。

ヤクザ組織に鶴見辰吾さんと奥田瑛二さん。

裏稼業の刑事が大森南朋さん。監督がお兄さん。

ヤクザ組織に麿赤兒さんが居ても・・・

って感じだけど、内容は西島秀俊さんの表の顔と裏の顔の切り替えとか、斎藤工さんがワイルドすぎとか、三浦友和さんが元政治家秘書って肩書なのに、すごいことを企んでるとか。

まぁすごいハードボイルドな感じ。

何が良いとか悪いとかじゃないけど、そうなる!?って感じで。

前田旺志郎も出てるけどって感じ。手下1ってとこね。

スカってするのかどうかはわからないけど、最後に笑うのは二人。その後の二人がどうなったのかはわからない。

【映画 百花】きっとリアルでもありうる親子なんだろうな

胸が重苦しくなる

劇場予告の時点では認知症になっていく母親と息子ってことなのかと思っていたけど、そうでもない。

息子は母親に確認しておきたいことがあったけど、それは溝のまま、母親は記憶をなくしていく。

1年

半分の花火が見たい

これが母親が自分を愛していたことと思えるのは達観しなきゃ無理でしょって思う。

憎んでいてもしょうがない。

自分を忘れていく母親に息子はどうできる?ってこと。

しかも自分が知りたいことを教えてもらえずに。

過去の「事件」って、ただのネグレストだろ?って思っちゃうんだけど。

たしかにね。母親だって一人の人間で感情もある。

それでもどうなんだ?

小学生になっていたから、大事にならずに済んだだけで、そうじゃなく悲しいことになっている事件が最近ニュースになってきているが、昔からきっとあったんじゃないか?

原田美枝子さんが・・・20歳以上若いお姿も演じていて。ほんと若く見えるの。お化粧マジック!

まぁ年齢を重ねた役、痴呆症が進んだメイクもお見事なほどだった。

苦しくなると思う。

多くの親子関係が大なり小なりあるんじゃないか?

【映画 異動辞令は音楽隊】感想。阿部さんのドラムはカッコいい

リアルなパワハラ

刑事一筋30年で「昔は良かった」って、自分と同世代がそんなことを語る時代になってるんだろうな。

でも、それは自分たちも思ってた「老害」だから。

変わる

アポ電強盗のリアル。こういう現実が実際に今この瞬間も起こっているのがこの国。

ぜひ、お年寄りに無料でこの映画を見ていただきたいくらい。

明日は我が身なんですよって。

黒電話ってまだ現役なんだってことを知ったんだけど。

お年寄りの一人暮らしの安全をもっと考えるべきだわね。昔ながらのチャイムで開けるなんて怖さしかないでしょ。

しかも昔の作りのお家ってどこからでも入れそうでほんと怖いわ。

で、阿部寛さん演じる成瀬という化石のような刑事。その後輩というか面倒を見る係の磯村勇斗演じる坂本。坂本もつらい立場だっただろうな。

何をしてもパワハラで返されて聞く耳を持たない先輩。警察というものは組織だからスタンドプレーなんて本来ありえないのだろうけど、自分が一番だと思っている。

ほとんど老害。

でも、警察という組織はいろんな受け皿があるのね。一般企業なら退職のところ、音楽隊への異動。

一般企業の窓際族とかと違って、なんか更生できちゃう異動。

まぁそこに居た清野菜名演じる来島さんがいなきゃもうちょっと変わってたんだろうけど。

そして渋川清彦さんのドラムとかいろんな楽器演奏が良いのです。

この成瀬という刑事はいろんなことが破綻している人間。

唯我独尊気質だから、家でも痴呆の母親と二人暮らしってことだけでもありえない。

気にかけて早く帰るとかもなくて、痴呆の母親も元妻が帰ってこないと言う。うーん、こんな状態になったら出て行きたくもなるな。

娘が気遣って様子を見に来ていることにも気付かないし、娘との約束も守らずに怒るだけ。

それが音楽隊で少しずつ変化が起こる。

役者さんはすごいね。

清野菜名さんなんてアクションもすごいのに、トランペットまで吹いてて。すごすぎだわ。

【映画 ハウ】感想。犬の気持ちは?

健気な犬・・・

人間はなんて身勝手なんでしょう。ってわけではない。

人間はただ居なくなったことで忘れる努力をした。それだけ。

犬の気持ち

犬にも記憶はある。

そして、賢い犬ほど飼い主は無防備になる。

その無防備が悲劇に繋がる。

田中圭ってなんて気弱な男性の役が似合うんだろう。

ハウ役のベックが主演だわ。ほんとに良い演技。

演技と思えないくらいの健気さ。

ハウは1年もかけて田中圭演じる民夫の元へ必死に帰ろうとする。

なぜ1年もこんな大型犬を保護しようとする人がいないんだ!?と憤っている私。

それぞれが都合よくハウに癒やされ、ハウは民夫の元へと彷徨い続ける。

たどり着いた先に民夫の姿はない。

かけちがえたボタンは戻らない。

何が幸せなのかはわからない。それでもハウは新しい家族に迎えられてしまった。

忘れるしかない民夫。

ハウの気持ちは?ハウは必死に戻ったんだよ。

民夫に会いたくて。なんでちゃんと聞かないの?

とかとかいろいろな感情がぐるぐるしてた。

【映画 TANG タング】感想。なるほどね。

ロボットが普通に溶け込む世界

TANGが家出をして北海道まで行けちゃう世界ってところがすごいなって思った。

野良ロボットって・・・

迷子同士

二宮和也演じる健と支える妻役が満島ひかり。

自然だなぁ〜って夫婦。

突然、庭に居たロボット。野良猫?的な感じで対応しているけど、意思を持ったロボットは健に懐く。

健は、そんなTANGをどうにか捨てようとするが、TANGが動かなくなると言われて、元の場所に戻そうとする。

かまいたちが悪人役。その上が小手伸也。

女優陣がちょっといい。

健の妻が満島ひかりで姉が市川実日子。TANGを直してくれようとした中国在住の学者が奈緒。

飛行機移動がすごいことになってたけど。

最後のラスボスが武田鉄矢って・・・

私の世代って武田鉄矢ってどうしても金八先生の印象が刷り込まれているから安心感だったりするけど、そんなことはない。

最後は健がやっと1歩を踏み出すところにつながる。

なるほどね。

でも、ロボットがペットのような存在になる未来がすぐそこまで来ているのか?