試写会に行ってきた
人生2度目の試写会に行ってきた。
シートは公開日の営業時間から引き換えってことだから、朝イチで行ったよね。
だって、どうせならいい席で観たいじゃない。
あまりないかもしれないスクリーン6。座席はいいシート。
ペアチケットってことを忘れて誰も誘うことなく一人で。気楽でいいじゃない?
248人収容のスクリーンにほぼ満席状態。案外応募する人多いのね。
EXILEの中では一番良かったかも
EXILEのメンバーの映画って案外あるけど、役者としてはどうなの?をいつも感じていたところが多々あったし、最初にこの映画のことを知って主演が「岩田剛典」って聞いてちょっとがっかりしたのは事実です。
斎藤工とか北村一輝とか好きな俳優さんが居て、その主演が学芸会レベルだったら嫌だなぁって思ってた。
だって、岩田剛典って人のイメージが「物図鑑 運命の恋、ひろいました」の予告の柔らかいイメージの役者さんだったから。
サスペンスって書いてあるし、物語の重要なところだし。
でもね、この映画のキャスティングでミスマッチなところはひとつもない。
そのくらい、全ての人がいい。
主演の岩田剛典はこれからもっと役者として幅を広げて欲しいくらい。
最後とか、斎藤工の昔のようなイメージで、もうちょっと線が太くなったらいいかもって思った。
斉藤工とか北村一輝のすごさって知ってたけど、負けてなかったと思う。
岩田剛典じゃなきゃこの耶雲恭介という役はないと思った。
線の細さ。
頼りなく見える感じ。
繊細なのか?
まだ他の役の色がついていないから余計に良かったとも言える。
見進めるうちに思う気持ち。
なぜ?
本の出版をするために選んだ題材の斎藤工演じる木原坂雄大。なぜ彼で本を書こうとしているんだ?
私の中にある疑問。
序章・・・第二章・・・第三章
見間違えでなければ第一章はなかった。
そこにあるものは?
罠なのか?
山本美月がまた美人ないい役どころなんだわ〜。でも、ちょっと影があるんだけどね。
寂しさというか。
盲目の美女を演じた土村芳という女優さん。初めて見たのだけど、今後に期待できる女優さんだと思う。目が見えない役って難しいと思うのだけど、見事に演じていた。
見えない恐怖と感じる恐怖がはっきりとわかった。
そして木原坂雄大の姉役の子供時代の子役の演技がすごかった。
子役の子の名前までわからないのだけど、眼力が凄すぎる・・・
ネタバレは出来ないけど、全ての人の演技に引き込まれ、映像美に引き込まれる。
最初の頃に思ったのはとても「色」を意識した映画だと言うこと。
それは木原坂雄大というカメラマンに通じるものなのか?
木原坂雄大と斎藤工がかぶってしまう。
多彩な斎藤工の職業に「カメラマン」が追加したのかって。趣味には「写真撮影」って言うのがあるのだけど。
彼が撮ったらこんな感じかもなって思うイメージだった。
だからと言って斎藤工じゃないんだよね。うん。
m-flo「never」がエンディングテーマ。とても雰囲気が良くて誰が歌ってるの?ってエンドロールで確認するまで聞いていた。
来年の日本アカデミー賞にノミネートされてもおかしくないと思った。
こういう作品はどうなのかわからないのだけど。
岩田剛典が今年、あと2本出演作があるようだ。1本は漫画原作かぁ〜。杉咲花と。でも、身体障害者になった人の役なのか。期待しておこう。
迷うなら罠にハマってもいいと思う。
2時間という時間があっという間でテンポも良くてほんとに良かったと思うから。