【冬ドラマ】下剋上受験に見る親子のあり方

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中学受験は親の見栄?

それでも家族で頑張る姿はいいよね

小芝風花がもう先生役なんだぁにちょっと驚いた感じではあるのだけど、先生のおっしゃることも一理あるかなって思うところではあったかなって。

きっと、この場合先生ご自身がご両親の敷かれたレールの上を走らされていい体験をしてこなかったことをおっしゃっているのだろうなって思うところではあるけど。

中学お受験なんて自分には全然関係のない世界だったから、今の世の中は選択肢がありすぎて大変ねって言うのが見ながら思うことだったりする。

学歴がないことで学歴社会というものを認識していること。自分自身あまり学歴を感じたことはなかったから、仕事も身の丈で十分だし、社会人になってからの努力で築いた部分が大きいと思うところもあるけど、基礎学力があってのことだったのかもしれないということにも気付かされた。

それでも、娘のために頑張る姿に学歴なんて関係なくてどの親も我が子のためにどれだけ頑張れるかっていうのが塾の卒業生からのテキストでわかるシーンとかあってしみじみしちゃった。

友人も子供のために週に何回も塾に送り迎えしていたって言ってたけど、それは親の見栄とかエゴとか以上に「子供のため」だと思う。だって、子供が独立したら、どんなにいい学歴の子供だって親にベッタリしているわけでもなく、自分が確立したものと考えちゃうじゃない。その瞬間は親の見栄とかだとしても結局は子供に跳ね返るのだと思う。

それでも、子供に対する愛情が足りないときっとこの先生のように良い記憶として残らない。それが残念だよね。お互いのすごい濃密な時間を過ごせているのに嫌な記憶にすり替わっちゃう。それはそれで良くあることかもしれないね。

この親のように自分の仕事を疎かにしちゃって子供にって言うのは、今の時代より昭和の時代にありそうな感じだけど、今なんだぁって。時代が変わっても親子の愛とかは不変なのね。

さて、世の中にはプライドの高い人が大勢居ます。子供と一緒にドリルをしてわからない自分を認識して自分が先に勉強をして分からない点を教えることが出来る人ってそれだけで学歴以上にすごいと思う。だから、子供にもきちんと伝わっていて

「お父さんをいじめないで」

って・・・。先生は先生で生徒のことを思ってのことだけど。でも、この生徒は幸せだなって。最近の先生でここまで生徒のことにムキになる人がいるのですね。実話だからいらっしゃるってことでしょ?ちょっと嬉しいかも。

最近の学校の先生のイメージはただ忙しくて生徒一人ひとりに対して希薄でって感じでした。そんなことないんだね。

このドラマで子供の居ない自分が思っていた世の中のイメージが少し変わってきたように思います。正直、中学お受験なんて要潤的な父親像が多いのかと。

やっぱり要潤的な父親像だと先生のおっしゃってた「親の見栄」ですよね。どう見ても。でも、きっとこの先生は要潤的なところには行かない。それはやっぱり阿部サダオ的な家庭の子供でって考えがあったりするのかな。学歴のない親の子なのにって・・・と最初は感じちゃったよね。

それでも、友達関係も零点を見せてきてもイジメになることもなく、お受験をすることになった友達を応援しようとしている。(ちょっとは嫌がらせようとしてた?)

それでもこの子の成長とともに大人の成長も書かれているドラマなのですごく楽しみだなぁって思うのでした。

それより

鶴亀算 旅人算

って何?