素晴らしきかな、人生(2017)
私は昨日観た「ラ・ラ・ランド」よりこっちの方が好きです。
最初は「希望」からスタートするんだよ。3分くらい。
LOVE 愛
Time 時間
Death 死
これらが希望を持った形での話だったんだよ。
3年で人生が変わる
希望の話から一転、ドミノ倒しになる。
「素晴らしきかな人生」の予告でもずっとドミノ倒しがキーになってるけど、ドミノ選手権の選手になってしまっている主人公のウィル・スミス演じるハワード。彼に会社の命運がかかっていた。
彼の人生は子供を亡くすということで自暴自棄になってしまったことで起こっていた。
彼は「愛」「時間」「死」に手紙を送る。
そこで会社の仲間が仕掛けたこと。
「愛」「時間」「死」に見立てた役者を彼に接触させることだった。
「死」のブリジット役のヘレン・ミレン。すごい深いなぁって思う。予告でも彼女のシーンが特徴的で観たいと思った
「時間」のラフィ役のジェイコブもこれからがすごく楽しみな俳優さん。
「愛」のエイミー役のキーラ・ナイトレイも素敵な女優さん。彼女が最初のキーマンだからね。
それぞれの配役に会社の人間が依頼をする。それぞれがまた違う形で彼らに寄り添う。
「死」のブリジットに対応するのが、サイモン役のマイケル・ペーニャ。
彼は彼自身が実は一番「死」を身近に捉えていた。そんな彼の行動から私の涙腺は崩壊してしまったんだけど。
「愛」はホイット役のエドワード・ノートンがやっているのだけど、こちらも「愛」に飢えていた?ってことになるのかな。自らの不倫で妻と離婚し、最愛の娘から拒絶されてしまう。娘を亡くした親友のハワードと会いたいけど会えないホイット。ハワードとホイットの娘に対する「愛」というのは世の男性の多くに共通するものなんだろうなぁって複雑な気持ちで観てました。
「時間」はクレア役のケイト・ウィンスレット。こちらも「時間」を切実に感じていた。彼女は会社に身を捧げてしまって婚期を逃してしまって「精子バンク」で求めていた。
そんな7人とは別に小さいお子さんを亡くした人の会をしていたマデリンのもとを尋ねる。最初は窓の外から見ているハワード。でも、「死」と出会った後に中に入る。
そこからマデリンに心を開いていく・・・
イブの夜、ハワードはマデリンの元を尋ねる。
マデリンは子供を亡くしたことで離婚をしていた。ハワードも・・・
でも実は・・・・
もうね、涙腺崩壊ずっと涙が出てたわ。
やばいくらい。
でも、最後にはハワードが自分を取り戻すところがあって私的には「ラ・ラ・ランド」よりは好きです。
人間くさいからかな?
絶対オススメです。