バブル末期直前
新卒採用で入社したのは損失補填という言葉が出てくる半年前。
会社もまだ景気が良かったのか?教育担当もいない小さい会社の新入社員が50人ほど研修会社に1ヶ月放り込まれた。
私の時代
その頃の言語は
COBOL
ほぼ初めてのパソコン?(正確にはオフコン?)で、4つに区分けさせられてて・・・1ヶ月で慣れるまでもいかず。
data division
でスペルミスをした日には・・・
記述した行の3倍以上エラーが印字される~
今みたいにディスプレイに表示されるわけではないから連続用紙が山になってくるわけ。
しかもそれが終わるまで次の作業出来ない。
一人1台ではなかったから、ほんと迷惑掛けっぱなしでしたね。
でもね、そこで初めて社会人の男性を見るわけ。
かっこよく見えたわね。
一般的な業務もシステムの必要性もわからない状態で1ヶ月終了。
そんな状態を引き取る会社さんなんてないから社内で放置。
結局、外注オンリーだから自社には社長と部長しかいないわけ。
そんな状態なのに資格でも取れば売り込みやすいということなのか、「2種情報処理」の講座を受講させられる。
これがさ、一般教養もある大卒レベルなものなわけ。
言語も何もわからないし、自宅とは正反対の場所だし、最後は行かなかったような。。。
通信教育にお金払ってやってみたけど、やっぱり無理でした。
同期はあと男の子が3人。
同じ年1人。 1つ下1人。 2つ下1人。
みたいな。
もうさ、その頃の自分なんて同級生以下の男子なんて子供に見えちゃって会話にならないわけ。
親友が同じ路線に居たけど、彼女はまだ専門学校通ってて青春中で。
まぁ、結局、仕事もないからアルバイトしてましたね。キャバクラで。
スナックとかでしてたことはあったけど、都心のしかも歌舞伎町のキャバクラなんて!田舎者にはすごい刺激でしょ?
同世代の女の子がたくさん居て、ただただ楽しかったよ。
踊ったりもしたし。
とりあえず3ヶ月くらいで仕事の状況が変わってきたからさっさと辞めちゃったけどね。
お水の才能はないなと。
まぁ、会社で何もやることがないとかで辞めてもしょうがないということです。
私自身ここまで投資してもらったけど、プログラマとしては何もしてない。
でも、違うことをさせてもらうことできとんと居場所を見つけられた。
その会社が1年半でまぁ傾いた時も社長がきちんと面倒を見て下さった。
この頃が一番我慢してたのか?
入社して2週間。
オリエンテーションのみの会社。 いろんなところを見て歩かされる会社。 放置される会社。 雑務をさせられる会社。
選んだ会社はどのタイプだろう?
ここに
仕事を任される
があったとする。マンツーマンならいいけど、営業とかで「やってきて」とか「やってみて」とか。
私はこれが一番キツイな。
放置は放置されてお金もらえてラッキーって思ってまだ何も出来ないのだからと思って眠気と戦う。
オリエンテーションは丁寧な会社よね。最低3年分の恩を感じるべきだわ。
などなどきっと不平不満しかないだろうし、疲労感しかないだろうけど、でもね、何もわからないでさせられてない自信をさらになくさせられることよりはいいと思うんだよね。
あぁ、なんか軍隊的な1ヶ月の会社とかもあるっけ。
でもさ、それを覚悟で入ったんだよね?
スルー力が身に付いていいと思うよ~。
私も珍しくやる気になってる会社だわ。
今の自分があるのもあの時に投資してもらったからこそってことで。
年数重ねて大いに思う。
無駄な時間なんてない。
就活して採用されたんでしょ?採用側もそれなりにお金かけて採用してるのだから、やっぱりお互い3年は我慢しようよと思ってしまうのでした。