【映画 昼顔】ネタバレ。そうだよね。泣く最後だよね。

どんな結末かの前にストーリーを知らない

フジテレビの昼ドラってこと以外の情報なし。

結婚直前の上戸彩が体当たりでダブル不倫の役をやって、その相手役だった斎藤工が一躍メジャーになった。そのくらいの知識。

それでも映画は結局、上戸彩演じる笹本紗和が離婚をし、誓約書まで交わして誰も知らない街でスタートするところから始まる。

再会、ケジメ、幸せからどん底へ

不倫ドラマの映画化。

ドラマよりも登場人物を減らし、紗和と斎藤工演じる北野先生、妻の伊藤歩演じる乃里子の三角関係を紗和がアルバイトをさせてもらう平山浩行演じる杉崎尚人で深く掘り下げてる。

最初の紗和は暗く絶望感しかない感じだった。

離婚が成立したものの二度と会わない、連絡先を教えない、話してはいけないなどの誓約書を交わし、不倫関係も清算していた。

しかし、運命は廻りだす。

紗和の住む街なのか近所なのかに北野先生がホタルの公演にくるというチラシを見てしまう。

居てもたってもいられない紗和。

当日、会場へ行ってしまう。

質問コーナーになり、紗和に気づく北野先生。固まる。自分が行くところを何気なく告げる。

紗和はその場所に行く。

しかし、北野先生の姿はない。

帰ろうとするバスの中、途中で北野先生の姿を見つける紗和。思わず、窓を開けて叫ぶ。

気づく北野先生。走るバスを追いかける。

が、バスを降りて戻る紗和とヒッチハイクをしてしまう北野先生。もどかしい距離感。

それから二人はホタルの観察に訪れた場所で再会する。

言葉を交わすこともなく、一緒に居ることにより幸せを感じ始める。

北野先生は離婚をしていない。離婚したくない妻が「子供を諦めてない」と言い出し、現実に戻ろうとする。

終わりにしようとする二人。

それを乃里子に見つかる。

3人でホテルで話し合いなのか乃里子の怒りが止まらない。最後はやっと北野先生は紗和を追いかける。

今度こそ紗和を裏切らない。

そう言って紗和と暮らしだす。

紗和にはバイト先のオーナーの杉崎がちょっかいを出す。気を許した紗和は自分がダブル不倫であること。北野先生が籍が抜けないから結婚出来ないことなどを話してしまう。

杉崎は自身が妻に不倫をされて逃げられていたため、紗和のことを他の従業員に話す。

それでも杉崎の言葉で自分の立場を理解する。

一度裏切ったことがあると信じきれない。

自分に嘘をついて行動している北野先生を尾行する。乃里子と会っているのを知りショックを受ける。北野先生は杉崎と仲良さそうな紗和にあたる。

それでも、紗和が勇気をだして乃里子の元を訪れることで離婚が進展するはずだった。

不倫映画なんだから幸せになんてさせてもらえないんだよ。

離婚届けにサインをもらえたことを告げる北野先生。明日、入籍しようと言う。

幸せそうな紗和。

悲しみ、苦しみのどん底から本当に嬉しそうな顔。

その夜のお祭り。杉崎とのギクシャクした関係もおさまり従業員たちとお祭りを楽しむ。

その頃、北野先生は乃里子の車で送ってもらうはずが・・・

理解をしていた乃里子。

それでも。

無理だよね。好きだったんだよね。不倫されても「なんで自分じゃないの?」って思ってても好きだったんだよね。

その気持ちが暴発する。

暴発した感情は悲しい結末になる。

紗和に準備した指輪を紗和はもらうことがなかった。

二度と紗和はホタルを見に行かなかったのだろうか?

紗和は絶望の淵で線路に横たわる。

しかし、電車が接近していると知ると「生きる」ことを選択した。

それは神さまが残した最後の希望だったのだろうか?

数年後、北野先生そっくりの男の子が北野先生が隠した百葉箱から指輪を見つける。

好きな女の子の指に大きいけど、ホタルの色の石のついたリングをはめる。

紗和は幸せを少しは感じる人生になったのだろうか?

乃里子の暴発辺りから乃里子の気持ちも分からないではないなぁって思う自分がいる。

でも、もし仮に自分のエンディングパートナーがこうなってしまったらどうしよう?と紗和の気持ちになる。

戻り際メッセージを入れた


私より
1日だけでいいから
長生き
してください


だから観たくなかったんだよねぇ〜。

絶対感情移入するのわかってたから。

今だから必要だって思えるけど、お互いがフリーの時には思わなかったんだ。

今は一緒になれなくてもいい。でも、生きてて欲しいって思う。

死んじゃったら私も紗和のように生きることをやめたくなると思う。

金曜日のレイトショー。女性しかいなかったんじゃないかって思う。男性居たのかしら?

斎藤工のちょっとダサい役。

それでもカッコイイわ。指がキレイだわ。

上戸彩の表情が本当にいい。ちょっとやつれた感じや幸せいっぱいの感じ。

いろんな表情で感情がもろ伝わってきた。

妻の伊藤歩が怖い・・・

もうちょっと男のズルさが見える感じの映画だと思ったけど、後半直前くらいの一瞬は本当にいい雰囲気なんだ。

特に川で天の川を見上げるシーンが唯一の絡みのシーンかもしれないけど、キスだけでエロい。それがいい。

泣くと思う。

泣かないで済む人はどんな人だろう?って思う。よほど、不倫されてる側の人間ってことだろうな。うん。