【映画 「結婚」】ネタバレ。ディーン・フジオカ演じる詐欺師が悲しい。

映画 結婚

レイトショーに行ってきた

一番近い劇場が車で1時間。

ネット予約が出来ない。

なぜMOVIXでしかしない?

ちょっと悲しい映画だわ。。。まぁ観られる場所でしてくれるだけ幸せか?

ディーン・フジオカの結婚詐欺師ぶりがやっぱり観たい

週1本に決めているわけではないのだけど、昨日「いつまた、君と」に行って、「結婚」も観たいなぁって思っていたのだけど、近場ではしてないし、割引もない。

これはレイトショーにするしかないなってことで昨日はさすがに車で往復2時間かけて2時間の映画をレイトショーで行くのは出来ない。

なので今日は昼間ずっとぐうたらして夜行くことにしました。

初めての劇場だからどんなところだろう?って感じでもありますが。

初めてのMOVIXは幅が狭いなぁって感じ。昨日のところもなんだけどね。

それでもレイトショーってこともあってか5人くらいしかいなかったかもしれないね。

はっきり言えばディーン・フジオカ演じる古海健児にだったら騙されたい。

かっこよすぎでしょ。

なんだろう?束の間の幸せを100万で買ったと思えたらいいのかもしれないと思ってしまう自分が居たわ。

結婚詐欺師ということだけ知った状態で行ったわけだけど、まず中村映里子演じる工藤麻美が騙されるシーンからのスタート。

そこに柊子演じる千石るり子が現れて、ダブルで騙されているのか?って状況なんだけど、結局、るり子も共犯関係だった。

最初はるり子も騙されそうになったのだけど、それだけの関係になることより共犯関係で続くことを提案したるり子。女性を紹介していく。

工藤麻美は最初こそ怪しんでいたが、マンションを購入するという話でコロリと騙され、空想を巡らせる。

そうだよね。家具店の店員ということで幸せなお客様を相手にしていて「いつか私も」の思いは強いのかもしれない。

マンションを購入したら、自分のお店の家具を置くことを想定してベッドを車内販売で購入してしまう。

ベッドが届き、同僚が陰ながら応援してくれているが、その頃にはもう連絡はつかない。。。

ただベッドの行方はどうなったのだろう?が気になる。

古海の次のターゲットはるり子の紹介してくれた松本若菜演じる吉岡真奈だった。

彼女は男に負けたくないという一心なキャリアウーマンでまずは共同経営者ということで信頼させる。

しかし、古海は「結婚しよう」と言うとそれもいいのかもとあっさりと承諾する。

その頃、他に騙されていた女性安藤玉恵演じる穂原鳩子が探偵事務所に調査を依頼する。

古館寛治演じる矢島が穂原から得た情報でまず、もう一人の被害者である工藤麻美と接触する。

だが、工藤麻美はまだ騙されたことを信じたくない。彼に会いたいと言う気持ちしかない。

騙されたというのは「お金を取られたこと」なんだろうか?「気持ちを取られたこと」なんだろうか?

私も騙されるなぁって思うわ。

だって、カッコイイし、女性の喜ぶポイントを知ってるし。

萬田久子演じる柊康江によって彼が彼である真意が彼自身も知ることとなる。

彼は「結婚している」とるり子に言っている。

ストーリーも結婚生活をしている風になっている。

しかし、それは彼が作り上げた空想の世界だった。

古海の妻、貫地谷しほり演じる初音は元々は古海のカモだった。しかし、彼女は妊娠をしたことを告げ、それを流産したことを知ると古海の中の何かが代わる。

そして結婚生活を送る。

彼女に自分の安らぎの場所を求める。

それはかつて自分を殺そうとした母の面影だった。

帰宅した自宅に彼女が居ないことに苛立つ。きっと深層心理で「また捨てられた」と言う意識が大きいことの現れなのだろう。

でも

これらは全て彼の作り出した空想の世界だった。

だから

柊に調査を依頼し自分のことを知るとまず彼女に自分が結婚詐欺師であること。また初音のことも最初はカモだと思ってたことを告げ、渡した指輪も3000円だと告げる。

空想の初音は全て知ってたと言う。そして、空想なのになぜそんな出会い方しかなかったのか?と問う。

結婚詐欺師としてしか女性と出会えない彼を皮肉る。

古海は結婚詐欺師として何を求めていたのだろう?

自分を自分の幸せのために殺そうとした「結婚したいの」と言った母の笑顔がどこかに刻み込まれていて、「結婚しよう」と言われた時の女性の顔が母の顔とだぶることを求めていたのだろうか?

結局、なぜかるり子まで被害者の会のメンバーのような感じで古海を問い詰める。

彼は幼き記憶のまま海へ飛び込む。

遺体は上がらない。

古海はどこかの岸へ流れ着いたということなのか?あの世なのか?

母の幻影に「さようなら」と言えたことで彼は新しい自分を作ることが出来るのだろうか?

結婚詐欺師という概念がちょっと変わったかもしれない。

それにしてもキスしまくりすぎでしょ。

どのキスにもエロスを感じないのが悲しいのだけど。

ディーン・フジオカきれい過ぎだわ。

柊子以外の女性は初めて観た感じで(安藤玉恵は観たことあるかも)まぁヤキモチもないけどね。

柊子が、キムタク系の人で気の毒だ。なんだろう?棒読み女優だろ?

まれの時と全然キャラが変わってないぞ。

「結婚」という言葉の響きと「結婚詐欺」という言葉の響き

「結婚」に幸せを感じるだろうか?