【藤井聡太四段】NHKスペシャル「徹底解剖 藤井聡太〜”進化”する14歳〜」 」

NHKの密着はちょっと違う

プロになってすぐから密着をしている。

そしていろんな棋士がきちんと対応している。

彼の強さが見えてきた。

勝負師としての強さ

将棋をまるで知らなかった自分。

「3月のライオン」を読んだ、映画を観たくらいの知識。

それがいつのまにか将棋を見る魅力にはまっている。

棋士の人の魅力に取り憑かれている感じ。

今も半分ではAmebaTVで感想戦が続いている。

藤井四段だとどうしても最後までってところまで放送されないけどね。勉強会的な雰囲気で行われている。

NHKスペシャル、寝ながら聞き流しててやっとちゃんと起きてみた。

ひふみんとの1局からしっかりと撮ってある。

藤井聡太の強さは何なんだろう?

お正月に大吉を引いて喜ぶ中学生。

「わが好きなことをするべし」

将棋をしなさいと言う札をひき、それをしっかりとやっている。。。

願い事は

「将棋のことで神さまにお願いしてもしょうがない。」って。

すごいな。

「兄の大学合格を祈願した」ってことで、彼は兄弟がいらっしゃったのですね。ちょっと年上ね。

その笑顔がほんとかわいらしいわ。

普段はプロ棋士の顔だからね。

ゲストが佐藤天彦名人と杉本師匠。

佐藤名人のコメントが素晴らしい。

完璧に指すことは難しい。

有利さを減らさない。

有利になってから相手の王様を詰ますのが早い。

師匠曰く

有利になったら最短で勝利へ行く。

失敗を恐れずに勝ちに行く。失敗することもあったけど。

詰将棋は勝ちに直結するものではない。

自分のためではあるが、すぐに結果が出るものというわけではない。

勉強だからずっと続けることは大変。

詰将棋に対する愛情を感じる。。。

関西将棋会館の山崎隆之八段のコメントも優しい。

異次元の強さ。

三段リーグの頃の映像なんだろうね。普段着だからどこにでもいるお兄ちゃん的な雰囲気の藤井四段がいる。

急激に強くなりすぎているという不気味さがあったって。。。

山崎八段は電王戦でPONANZAとの戦いを藤井四段に見ることが出来るという。

AIの新たな価値観との融合。元々ある資質に新たな可能性が追加されたもの。

独特の進化を遂げている。

土台があったから噛み合ったのだろうって。

藤井四段が一躍メディアに注目されたのはやっぱりAmebaTVでの羽生三冠との戦いで勝ってしまったこと。

羽生三冠の感想。

非常に現代的なスピーディな将棋の印象。

大胆な指し手で有名な羽生三冠を持ってして「大胆」だと言わしめる。

誘いの1手で相手の出方を見た。でも序盤から4五桂。定跡では考えられない手である。

恐怖心を持たないAIに似たものを感じたって。

桂馬を取ったものの生かせない。

ここから優勢になる藤井四段だった。

人間だとやっぱり恐怖心があるから勇気がいる。

感情に流されない。正確性。

10代増田四段対決。

AI世代ってことで同様に注目されている。

増田四段も柔軟にAIを取り入れている。

増田四段のペースだったんだよね。最初は。

AIに近い手を指し続けられるかの勝負だった。

増田四段の42手目が増田四段が勝ちに急いだための1手。ここから形勢が不利になってしまった。

相手に対する恐怖心があって指した1手。

それが普通なんだろうね。

最後はAIにより近い1手を指し続けた藤井四段が勝利したわけで。

AIの評価

藤井四段 −15点
増田四段 −72点

こういう結果からもミスしない、迷わない、自分の最善手を指し続けられるのが藤井四段の強さ。

本当はあのくらいのミスは許されるものなのに、藤井四段は許してくれなかった・・・

ってことらしい。

リアルだ。

さすがにLIVEで30勝目を阻止した相手の佐々木五段は出演されないわな。対局中だし。

佐々木五段の話も聞きたかったね。

佐藤名人も29歳という年齢でAIを取り入れようとする動きはあるものに、若い人との意識が違う。

人間の価値観をベースにしていい意味でAIを取り入れている。 ミスの少なさ、序盤中盤の点数を下げない部分は影響かなと。

杉本七段は実は反対していた。

12歳未満ではまだ価値観が壊されることも考えて、あえて取り入れさせなかった。

同時に藤井四段の勝負師としての本能を高めることをススメたらしい。

1年でここまで使いこなすともっと早くても良かった?と思われるらしいけど、杉本師匠だったから良かったのかもって思えるね。

子供を育てるってことを理解して接してきているなぁって思う。

違和感のある色。

若い頃に取り入れると違和感がないんじゃないのだろう。

澤田真吾六段との対局は実はAIは使わない手で勝利を掴んでいた。

これはすんごい危なかった1局。

勝負師としての藤井四段だからさせた1手。

しかもそれを出すタイミングも絶妙だったらしい。

澤田六段に追い詰められてたところの崖っぷちからAIだったら指さない、危険な1手を決めた。

NHKの映像が蟻地獄・・・すごいな。

王手の交わし方で天国コースと地獄コースがあったらしい。

王が逃げれば、自分の負け 桂馬を取ってくれたら、自分の勝ち   ともに10手先に。。。

すごい博打だ。そんなの素人にはわからずまい。

苦しい展開でも最善手を考える。

そのタイミングが絶妙らしい。澤田六段は秒読みに入っていた。そこで読み切るのは至難の業だっただろう。

そこに仕掛けることがすごいと。

負け将棋を相手を負けに誘導する逆転勝ちパターン。

2択の選択を誤った結果が29連勝までいく。

AIでは鍛えられない。

資質、努力があってこその1手だし、藤井四段の魅力だろう。

子供の頃の持ち味。杉本師匠もいつも負かされているらしい。

人間対人間だから出来ること。

人間にもまだまだ可能性はある。

今までの価値観とは違う手で戦いを挑む若者に対応していかなきゃいけない。

いつか8冠なんて獲ってくれたら・・・

そんな時代が来るのかな?