【将棋界の師弟関係】改めて師弟関係を見てみた

師弟関係って・・・

羽生三冠にお弟子さんっているのかしら?と思ったら、やっぱり取っていないとのこと。

羽生三冠のお弟子さんになりたい!と思う人はきっと山の数ほど居るのだろうけど。

全ての子を見ることはできない

羽生三冠がお弟子さんを取らない理由としてあげられていること。

「この子をとってこの子はとらない、と差をつけたくないから。例えば10歳や11歳で弟子入りを志願してきた子が複数いたとして、誰かを選ぶことで、選ばれなかった誰かに自分には才能がないと思ってほしくない」

そうだよね。

来た子全員を面倒見られるわけもなし。

責任を持てるわけもなし。

中途半端なことをするくらいなら、誰の面倒もみないという選択肢はありだなって思う。

他に久保九段も有名らしい。

「自分が弟子を持つ時は、淡路先生が自分にしてくれたのと同じくらいのことを弟子にしてやりたい。今はそれが出来る自信がないので弟子は持たない」

タイトルを保持し続けている段階で中途半端なことは出来ないということになるのでしょうね。

他の先生が中途半端と言っているわけではないんだよね。

人それぞれ考え方があって「将棋」をしているわけで。

特に「将棋」の世界って「藍は青より青し」ってことが普通に起きている。

同門だろうと、師弟だろうと対局する。

それでも師匠は師匠なんだ。

藤井四段と杉本先生の関係性も杉本先生は早い段階からテレビでも「もう将棋で教えることはない」と言いながらもきっちりと「ライバル」として考えていることも言っている。

それがきっと「将棋」が廃れない理由なような気もする。

一部の人しか知らないかもしれないけど、その一部が濃い。

藤井四段の登場で濃くない分野も参入してくれたから知ることが出来たんだけど、知れば知る程、濃い。

「公共社団法人」

一種の企業体なわけだ。

その中で利益を追求し続けている。

新人を妬むことをしていても(影ではね)解説ではきちんとした対応をする。

それが自分たちが生き残る手段だということを知っているのだろう。

妬んだところで何も生まれない。

新しい風が将棋界に新しい風を吹かせたことは事実だし、彼の実力なんだから。

手抜きをした、手加減したは言い訳にもならない。

そんなに甘いところではないはずだ。

大所帯の門下とかすごいするどい門下とか分類すると面白そうだけど・・・

ひふみんが実は門下を移籍したとか知らなかったことがわかる。

しかも自分よりも下位の段の方の門下に移籍とか。

門下にいなきゃであって4段以上だったら弟子を獲る資格はあるらしい。

いわゆる、奨励会での身元保証人制度。

でも、そうやってきちんと伝統とかを引き継いでいるからいいのかもしれない。

時代に左右されない強さをもった集団のためには必要不可欠な制度なんだろうな。