まず、自分の譲れないことを明確に
今回の仕事は自分の譲れないことを2つも譲ってしまった。
そこまでしてもやってみたかったんだよね。
でも・・・
現実は後悔しかなかった。
ベンチャー企業の社長には気を付けろ!
珍しくベンチャー企業への紹介だった。
面接で社長さん自ら出てくることなんてなく、普通は担当者ベースだった。
社長さんはとても魅力的だった。
人間的にも描いているビジョンもはっきりしていて、共鳴してしまった私は、「ここで働きたい」と思って自分の譲れないことをあっさりと手離してしまった。
そこまでする価値があると思ったから。
4月に入社。
同じチームの人間がマネージャーしかいない。
駒は私だけだった。
マネージャーは頭の良い方だった。
丁寧にマンツーマンで指示をもらえた。
でも、わからないシステムでバグだらけの状態だった。
マネージャーは外駐の方だった。
社員はバグを潰す手伝いをするでもなく、「なぜ終わらない」を繰り返すのみ。
さすがに嫌気がさすのも時間の問題だった。
それでも、面接で言っていたリニューアルで新しい技術が触れるかもしれないという期待。それだけを考えていた。
でも、7月に入り、その期待は砕け散ってしまった。
方向性を変更されたからだ。
2つも譲れないことを譲ってまでやる気力はなくなった。
社長さんは今でも好感を持ってるし、就業させてくれたことに感謝しているのだけど、社員にはまるで何も感じない。
社員の人も含めての会社の資産のためにやってるのにという思いがメラメラするばかりだった。
向こうにしてみたら、「させてやってる」だったのかもしれないけど。
そんな気持ちで契約期間の残り2ヶ月を過ごした。
半月前まではそれなりに作業もあったが、それ以降は引き継がれた。
システム会社に就業したつもりだったが、少し違った。
難しいね。
派遣会社から行くシステム会社はどこも成功?しなかった。
あちらは全て延長を言ってくれてたらしいが、私が無理だった。
面接の時には特にこだわりとか、ないつもりでいるし、ないのだけど、作業するとやっぱり違う。
個人事業主で入る仕事とは質が違う気がする。
仕様書とかないまま開発して、リリースでダメ出しとか。
仕様書書いて精査されたはずなのに、全然機能が違うとか。
リリース日に言われる。
それによってリリースが半月以上ずれるのも平気ってどういう会社だ?ってことになる。
ちゃんとしたものをリリースする。
それは当たり前のことだけど、リリース段階ですることか?
キレてもしょうがないし、派遣で何か言うのもおかしいので、黙って延長せず。
来月のところは何も妥協なしなので、3年続けられるといいのだけど。
やりたいことは自分でやらなきゃダメだということを学んだ。
新しい技術を習得したいなら自分ですればいい。
他人を当てにしてはいけない。
譲れないことは譲ってはいけない。
面接なんてお互いいいことしか言わない。
しっかりと仕事と割りきって美味しい話しには裏があると思う。
そう、私はすぐに信じてしまう。
そして失敗する。
悪いことばかりではなかったけど、5ヶ月の時間とお金を無駄にした。
譲れないこと。
お金
通勤時間
ほんと戻せない。