
他の役者さんの個性が強すぎ
丸ちゃんが朝の自分の番組で映画の主演をできたことについて親孝行できたなって感じって言っていたのが印象的だった。
あぁいい子だなぁ〜って。
そんな丸ちゃんの人柄の良さがまさにピッタリの役だと言えるね。
市村正親さんの個性
この映画の予告を見て一番気になったのは市村正親さんよ。
このキャスティングは誰が違っても駄目ってくらいあてがきしたんじゃないかってくらいマッチングしている。
最初は丸山隆平演じる大貫はじめと高畑充希演じる藤岡美沙のなんか先の読めない同棲生活からスタート。
丸ちゃんの役名が大貫はじめってほとんどわからないので、丸ちゃんでいく。のち、もじゃになるけど。
丸ちゃんがウブな感じで見てて疲れる。
美沙の誕生日ってことで久しぶりに外で待ち合わせしてデートするってことで話がスタートする。
待ち合わせ場所。
そこに元泥棒仲間の宮川大輔が登場する。
刑務所から出てきて仕事に就けないから泥棒に入るからと丸ちゃんを強引にひきづりこむ。しっかり美沙のことを調べ上げて断れない状況にする。
そして泥棒に入ったのが市村正親演じる前園俊太郎という絵本作家の自宅だった。
まぁ幼少期に親を亡くし、人付き合いをわからずに生きてきて断ることもできないただただ流される弱い人間って設定にイラつく私。
最初の1時間はイライラが止まらない感じ。
設定が一番キライなタイプの人間だからね。
まず、前園に見つかった丸ちゃんは「誰だ」と言われても逃げるでもなし、何も言わずに固まる。
すると前園が「編集者か?」と勝手に設定をしてくれるものだからそれに「そうですぅ〜」と丸ちゃん的に応対し、その場をやり過ごす。
そして名前を聞かれるがそこもモジモジしていたら勝手に「もじゃ」と命名され、前園のことは「マッシュ」と呼ぶことになる。
その後もそんなやり取りで進む。
前園がワインをこぼしたと部屋から出てきて、着替えを求められエプロンを渡す。それを着ちゃうところがすごい。
そんなすごい状況で(市村さんのキャラが凄すぎなんだけど)本当の編集者の石橋杏奈演じる奥 江里子が登場する。
奥は丸ちゃんを前園だと勝手に思い込む。
そこに今度は押し売りで入ってきたユースケ・サンタマリア演じる轟良介が登場する。
ユースケもユースケじゃなきゃだめだよねって感じ。
空気読まないセールスマンって・・・ユースケ以外いないだろうって感じ。
ユースケは丸ちゃんをその家の主だと認識する。
そしてユースケは勝手に編集者の奥さんを丸ちゃんの嫁だと設定する。
そして市村さんは・・・痴呆のすすんだお手伝いさんということになる。
その頃、クローゼットに隠れた宮川は出る機会もなくって感じ。
噛み合わない想定のまま今度は隣人だという片桐仁演じる高梨仁が売れないユーチューバーとして登場する。
同じ「仁」ならそのままで良かったんじゃないのか?って感じ。
そうこうしているうちにマッシュに正体がバレるもじゃ。
しかし、マッシュは警察に突き出さない代わりに童話を書けともじゃに言う。
そんな童話でもじゃの人となりが語られる。
それが暗い。
童話じゃないレベルでマッシュが「もっとこう明るく」と諭す。
そしてマッシュの言葉にはすごい説得力がある。
もじゃに「キミは過去を見ないで逃げている」という。
マッシュは自分は過去を見て書かないことを選んでると正当化。
どっちもどっちだろうな。
石橋杏奈がちょっと太った多部未華子に見えたわ。
最後はなぜか4人でいろんな案を練りだす。編集長の峯村リエに「余計なことはしないで原稿を受け取ってくるように」と言われていた石橋も生き生きとしてくる。
みんながみんな人生がうまく動いていない。
それでも市村のセリフで自分の人生を考える。
最後の1時間はとても言葉が身に染みる感じだ。
そこに隠れていた宮川が出てきて最終的には金庫を開ける。
そこには前園の生原稿があるはずだと言うからだ。
金庫を開け生原稿を宮川に渡したくない丸ちゃん。
そこに隣人片桐の呼んだ警察がパトロールに来る。
下手な芝居でどうにか警察を追い払い、宮川も逃げた。
そこでやっと落ち着いて生原稿を見始めるユースケ。
その間に前園の妻からの手紙が入っている。手を出す市村を無視してユースケが読み上げる。
空気を読まない人間的行動。
その言葉に「タマとミキ」というタイトルを逆にするようにと言われ逆に読む市村。「きみとまた」
この言葉で続編制作をする気力を得る。
そこで終わると思われたところで待ち伏せする宮川。
それでもこの1日で強くなった丸ちゃんは毅然として対応する。
帰宅を待つ高畑。
そこで過去をカミングアウトする丸ちゃん。
高畑は丸ちゃんの過去を知っていて付き合いだしたという。
まぁ全てが丸くおさまった感じ。
まぁ個性が強くて登場人物がキャスト紹介以外で童話部分で「君の名は。」の新海監督の娘の新津 ちせちゃんの名前があったね。
タマとミキの「ミキ」役だったみたい。
なんか喋ってた?
そんな感じの映画でした。