来月には決まる
竜王戦の連続昇級が7段昇段への最短距離。
その道は険しいのか?
あと1勝
六段昇段後竜王ランキング戦連続昇級または通算3回優勝
連続昇級するにはまぁ負けなきゃいいのだけど、1敗までは出来ることを今朝知りました。
きっと昨日の解説でいろいろ説明していたのかもしれないけど、他人の昇段なんてね。
他の棋士にとってはどうでもいいことで。まぁそうは表には出さないだろうけど。
ちゃんと説明していたところもあったのかもしれないけど、聞いてなかったので。
昨日の勝利で5組ベスト4になった藤井六段。
船江六段対石井五段の勝者に勝てば、決勝進出で問題なく昇段。
でもね、昨日負けていても敗者復活戦で全勝したら昇段だったんだよね。
面白い仕組みだ。
なので本戦出場ではなく、昇段だけを考えたら案外楽かもしれないのかと勝手に思ったのだ。
勝又六段のTwitterで知ったのだけど、5時間以上の持ち時間の成績が26勝1敗。
長時間に滅法強いということを証明しちゃいましたね。
まぁ順位戦10戦全勝。竜王戦で16勝1敗ってことですね。
1敗ってなんだっけ?って思いましたが、例の30連勝目の対局が竜王戦でした。
あの頃は棋戦の意味もわからずにいましたが。
考えることが好きで対局者2人と記録係だけの世界でどこまで自分と向き合って深いところまでいけて、ちゃんと戻ってくるのかを競うことが「将棋」なんじゃないかと昨日思ってました。
二人共中盤で突然1時間ずつくらいの長考合戦。
午後ってほんと何手だったんだ?って感じ。
これが誰かのことを気にするタイプでは出来ないだろうな。
阿部六段は早指しの名手だと解説の先生がおっしゃっていたが、藤井六段に負けない深い読みを繰り返し、77手目の「8三歩なり」で実は形勢が逆転している。
豊川先生だったか?も後半この1手を問題だったかもとおっしゃっていた。
そしてそこからちょっとずつ後手が優勢を積み上げていたけど、どうやって詰ませるのか。解説陣を困らせる。
大長考しているから1手にいろいろな可能性を出してくるのだけど、それがどれも当たらない。
予想してなかった手が出てくる。
その応酬。
5時間の持ち時間を92手目に後手が95手目に先手が秒読みに入る。
そこから30手。
ちょっとのミスも許されない後半。詰将棋の名手ということを誰もが知っていることは有利だろうなと思うのだけど、それに負けない手を阿部六段が出す。
これは寄るの?詰むの?詰んでるの?
130手目くらいの時には先手がよくなったのでは?なんて過一説があったくらい。
それでもそれを冷静に受けきって、1手で「詰み」にする。
Elmoも直前で突然「詰み」を出してきた。
なぜこのタイミングだったんだろう?
そっか。直前に「香車」が動いたことで実現出来た手だったんだ。
Bonanzaは「香車」が動いた直後に候補手に「投了」を出してきている。まぁ表示の違いなだけかもしれないけど。
そこをきっちり読み切っている人間もすごいなと思う。
まぁ「香車」は先手の攻めの1手だったわけで。
藤井六段としたら「さっさと動かしてくれないかなぁ」って感じだったのだろうな。
でも解説陣は誰も気づいてなかったね。まぁ1筋2筋から攻めをつなげて両側から挟み撃ちにするのがってことはおっしゃっていたけど。
解析ソフトの「差」をすごく感じる。
お昼の解析がBonanza。夕食、投了がElmoな最近。
そこにぽんぽこの解析を見ていると違うよね。
まぁ解説陣がそれぞれで展開するのと同じようなものだろうと思うのだけど。
将棋の解析ソフト・・・素敵。
って私が好きなのはこの「解析」作業なのかもしれない。
人間の深さ・・・見ているのシンドイでしょ。
まぁベテランと変わらない域の深さまで行ける藤井六段を生中継し、多くの人がその深さを楽しむのだから、何のプレイだって感じ。
放置プレイ甚だしいのだけど、最近の流行りになってるのか?
まぁ私もその一人だし、これからタイトル戦が並行で始まるわ、藤井六段の対局も週1でしっかりあるわで大変なんですけど。
勝手に見ているのに大変って勝手なんですけどね。
今日から名人戦。楽しみしかない。
羽生竜王が佐藤名人に名人位を奪取されたことを知らないわけで。今の羽生竜王は全盛期なんじゃないの?と素人が思うわけで。
そして週末の叡王戦。若い二人が楽しみ。さすにがここに来て高見六段の解説が少なくなってきているから。