【張本智和選手】大逆転という言葉は凄すぎる大逆転劇だった

対ベラルーシ

男子の試合は熱戦だ。既に結果がわかっていてのテレビ中継。

勝っていると思っていてもハラハラドキドキが止まらない試合だった。

0−2から

ゲームカウント0−2であと1ゲーム取られたら負けという第3ゲーム。

得点も0−3とかって先取されてほんと「うゎ〜」って感じでタイムアウト。

そこから何か吹っ切れたかのように張本選手らしい攻撃が決まりだす。

相手の選手は元世界ランク1位の42歳V.サムソノフ選手。

年の差28歳。

身長2017年7月時点で172cm。そんなに高かったんだ。

サムソノフ選手、189cm。その差17cm。

脚が長すぎでしょって選手。日本の吉村真晴選手が高いと思っていたけど、177cm。どれだけ高いんだ?

卓球の選手ってそんな身長を気にしたことなかったけど、身長が高いメリットはありそうだ。

サムソノフ選手、身長高いわ、経験長いわ、42歳でまだ現役で世界ランク37位。化物レベルかも・・・

そんな選手にこの点差。普通の選手なら心が折れるところなんだけど、張本選手は違った。

まず、自分の卓球を思い出したかのように攻撃を出していく。

勇気がなきゃできないだろうな。カウンター攻撃が多かったし。

でも、リズムに乗って0−3から11−6という点差で1ゲームを取る。

そして第4ゲーム。ここでも先取はサムソノフ選手。

展開的には一進一退で全然気が抜けない。

しかもマッチポイントを取られてしまう。

それでも折れない張本選手。

10−10に追いつき、そのまま12−10でゲームカウントを2−2にする。

そして第5ゲーム。

最終ゲームもサムソノフ選手の上手さが際立つプレーが目立つ。

それでも折れない張本選手。タイムアウトはもうない。

一人で戦うしかない。

3−8

あと3点取られたら負けという場面から人が変わったかのような連取。

サムソノフ選手が勝ちを意識したということもあったのかもしれない。

それでもなかなか折れない28歳も年下の選手に逆にサムソノフ選手の心が折れてきたような感じだった。

そして

11−8

8点連取しての勝利。

誰が勝つと思っていただろう?

多分、本人も勝ちたい!はあったと思うけど、最後の最後まで気を抜くことはできなかったと思う。

男子の団体は厳しいね。

女子の団体はほんとみんなで頑張る!感じがありありだけど、男子は同じチームだけどライバル。それが見えてしまう。

負けろと思っていたとは思わないが、最後の連取の場面のベンチの選手の表情は嬉しそうではなかった。

悔しさのような妬みのようなそんな表情。

それでいいんだろうけど。

男子は張本選手くらいしかテレビで放送されない。それが現実。

他の男子選手は水谷選手がダイジェストで。

他は誰が選ばれているのかもわからないような状況。

男子はもっと自分をアピールしたいのなら実力でして欲しいところだな。