羽生竜王の2ヶ月連続の表紙
名人戦の最中ですからね、羽生竜王が表紙です。
でも、またまた中身はこれでもか!の藤井七段の特集です。
そして付録がいいのです。
藤井「六段」の色紙プレゼント
電子書籍で読み始めてすぐにショックを受けます。
なんと藤井聡太「飛翔」最後の”六段”色紙プレゼントの応募券があることを知るのですから。
電子版は応募不可ってそれってひどいでしょって感じ。
大体、1名ってどういう感じで書かれた色紙なんだろう?
って感じです。
まずは「名人戦七番勝負 第3局」です。
ライブ中継では見られない、天井までが見られます。
室内全体が見られるって表現ですね。
この段階では羽生竜王の2勝だったんで、幸先の良いスタートって感じです。
今は、逆に2勝3敗になってしまっていて危ない状況ですけどね。
そして「叡王戦七番勝負 第3局」
この対局の目玉はなんと言っても金井六段の優勢の中からの千日手。
そして、逆転での高見六段の勝利。
記事では高見六段の勝負術が詳細に書かれていて素人でも少しだけわかる内容と言える。
第3局の目玉はなんと言っても里見女流五冠のニコ生デビュー。普段の女流棋士が他の棋戦にいってしまっていて、白羽の矢がラスボス的な里見女流に向いたって感じ。
解説が木村九段ってこともあり、終始和やかな雰囲気。
デビューでいきなりの千日手ってこともあったけど、最後までにこやかで優しい感じが好感を持てた。
そして藤井聡太七段による「ルーキーイヤー回顧」のロングインタビュー。
なんか今月に入って「隘路」って感じを見かけるなぁって思ってたら、ここで登場していた。
またまた藤井語録登場って感じですね。
それでも藤井七段とのやり取りなどが詳細に描かれていて、普段見ている彼とは違う高校生な一面も描かれている。
自身の最高の名局は29連勝目をあげた増田四段戦。
1年前のことになるのだけど、その1局について語られてます。
そしてAIのことなどなど。
一昨日の対局の1手などを見ても自分でしっかりと読んでいるからこそ生まれているのだろう1手だったんだろうと思う。
その原点になる考え方が書いてあるように思う。
名人戦の第2局の記事があって、豊島八段の記事もある。
棋聖戦の挑戦者になった記事。
などなどあって、また「藤井聡太記録への道」ってことで、まだ2ヶ月しか経っていないのだけど、その記録が載っている。
2ヶ月は5戦しかなかったんだよね。珍しく。
今月からは順位戦もあるし、それなりに忙しくなるかしら?
その後の「イメージと読みの将棋観・Ⅱ」が面白い。
郷田九段、屋敷九段、木村九段、糸谷八段、藤井七段、増田六段に高見叡王が同じ局面に対していろいろ解説している。
プロだけど、それぞれに特徴があって、同じじゃないのが面白い。
そして、増田六段の「矢倉は終わった」についても語っている。
私が増田六段に好感が持てるのは自分の意見をきちんと持っていて他人がどう思うってことなんか関係なく、話している姿勢かな。
まぁ言わなくてもいいって向きもあるけど、対局相手にとったら、変な話、増田六段と対局するときには「矢倉」は外して研究できるってことよね?
わざわざハンデを与えているように思うんだけど。
「世界コンピュータ将棋選手権」の記事。これさ、中継見ていても意味がわかんなかったのよね。
これって、ぽんぽこの次のものってこと?
そして「小学生将棋名人戦」これはテレビでちょっと見たのだけど、棋譜だけ見たら子供って思わないよね。
だから将棋にはまるんだね。子供でも。
9歳で小学生名人。早くプロになって藤井七段の記録を破る子供が登場して欲しい。
将棋世界を見ているとWebで見れる情報をきれいに詰め込んでいることに驚く。
まぁ雑誌で読んだら、無理かもってくらい小さい文字ですけど。
雑誌だと付録らしいのだけど、電子版だと最後についている「四段昇段の記 セレクション」
1年に4人昇段している中の26人。
どういうセレクションなんだぁ〜。
しかもなぜ27人じゃない!?
三浦九段棋士番号204。三浦九段三段リーグ3期ってすごい早い昇段ってことになるよね?
92年前期。それからもう26年。最新の棋士番号が314だから、110人は誕生している計算なんだけど、その中の選ばれた26人。
まぁこの中でも軽い感じの棋士は残っているけど、先がもうない感じだし、この時点でしっかりとした感じの棋士はタイトルを獲り、タイトルを目指している感じを受ける。
プロ棋士になっても本戦出場までたどり着ける棋士は一握りなんだろうってわかってきた。
その境目は何だったんだろう?
若い内は勢いで勝てるものなのか?
とかとか。26年で26人とは言え、1年で一人ってことではなくて、同期でとかもあるから、余計どんなセレクションなのか気になってしまった。
今月も読み応えのあるものだった。
電子版、ちょっと遅いけど、残るからね。雑誌はさすがに残しておけないから。
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