【#ひとごとじゃない 】児童虐待のニュースは氷山の一角なのかもしれない

誰が悪いのだろう?

今回のケースだと継父の存在が幼い子どもの命を奪った。

彼はなぜ幼い子どもに対して虐待をしたのだろうか?

母親は自分の分身とも言える存在を守れなかったのだろうか?

イラストエッセイストの犬山紙子さん

headlines.yahoo.co.jp

「スッキリ」の木曜日のコメンテーターをしていらっしゃる犬山さん。

コメントを求められた彼女は泣いてはいけないという部分が感情が抑えきれず、号泣に近い状態でそれでも言葉を発していた。

子供を育てているからこそ思うこと。

彼女はきっと子供を授かる前でも同じように思ったと思う。

それは彼女の深層心理にきちんと根付いている感情だから。

今の人は感情が欠如しすぎているのかもしれない。

自分への感情も欠如しているし、もちろん他人への感情も欠如している。

児童相談所の責任だという向きはある。

それはそうかもしれないが、マスコミの報道だけでそれを限定できるだろうか?

時系列的にはそうなってしまうかもしれないが、コミュニケーションはそんな簡単なものではない。

児童相談所の人たちの対応で虐待が増幅する危険性だってあったかもしれない。

そこをどう見極めるかが本当に難しいのだと思う。

そして周囲の人も。

なぜ、救えなかった命がSOSを発しているのを感じていながら、何も出来なかったのに、マスコミに応えられるのですか?

泣いていた。

ベランダに出されていた。

見ていたのならなぜ助けてあげようとしなかったのですか?

それは子供にむいた虐待という名の親側のSOSかもしれなかったのに。

親も未熟な生き物で弱いからどうしていいのかわからない。

それでも社会とどう向き合っていいのか、助けを求めていいのかわからなかったのではないのか?

児童相談所が訪問したときに関与しないで欲しいという母親の言葉を額面通りに受け取ってしまった背景は?

福祉関係なんて年中人手不足の予算不足。

福祉関係なんて半分ボランティアだって思ってる。そんな人達が目の前の仕事を「こなして」いるだけで精一杯になっていることもわかったのではないか?

マスコミの報道のポイントは弱者ではなく、国に向けるべきだ。

少子化対策も進まない、虐待というものが止まらない現状に対する対策が何も見えてこない国の対応をどこか目を向けているのだろうか?

少子化の中、仕事もないのに子供を産んで育てなきゃいけない家庭に対して、どうにかしなきゃでしょ。

無計画を責めていてもしょうがない。

そういう教育もない国なのだから。

「#ひとごとじゃない」

いつ自分が虐待に走る自分になってしまうかなんてわからない。

パートナーが変わるかわからない。

子供は勝手に成長しない。

核家族化が進む現代社会の象徴的な問題なんだろう。

ワイドショー、報道がたくさんあるが、ただ「かわいそう」な面ばかりを煽り、だからどうするの?がまるでない。

マスコミとして煽る方向性が違うんじゃないか?

今、この瞬間にも殺されかけている子供がいるかもしれない。

それをみんなが見て見ぬふりをしている。

弱さの連鎖が児童虐待の構図なわけで、それをどうするかは誰が決めるんだ?