【映画 世界でいちばん長い写真】感想。高校生に観て欲しい。

30分ロスってしまった!?

時間を勘違いしていて映画館の前で時間を潰していたのだけど、既に始まっていたという悲劇。

多分最初の30分が抜けているのだけど、まぁ一番いい部分は観ることが出来たはず。

誉田哲也原作作品

誉田哲也作品と言うとかなりハードな感じの作品が多く、その辺りの作品はほとんど読んでいたのだけど、こんな「青春」って感じの作品があったとはって感じ。

高杉真宙が主演ということとそんなに多くのスクリーンでの上映でもないからなんと遅れて入ったら、私以外1組しかいなかった。

この1組も途中で帰ってしまったから最後は一人で堪能した。

私がなぜ興味を持ったのか。

それは「世界でいちばん長い写真」ってどんなの?ってことに興味があった。

パノラマ写真というのはある。それをもっと長くするという。

しかも実話を元にしているって。

高杉真宙が演じているのは内藤宏伸という高校3年生。

私が観始めた時に、パノラマ写真を撮ろうとしているところだった。

とても生き生きしながら。

それでも徐々に彼の性格は引っ込み思案で物事をはっきりと言えない内気な男の子だということがわかる。

同じクラスのクラス委員長で写真部の部長の三好奈々恵を松本穂香がしていて、宏伸とは逆ではっきりとした女の子だ。

宏伸は三好に対して好意を持っているのだろうけど、はっきりしない宏伸に強い態度でしか対応できない三好。

写真部の品評会の写真を撮ることにも苦痛でいたようだ。

宏伸は従姉の温子の武田梨奈が店長を勤めるリサイクルショップでそれまで見たことのないカメラを見つける。

どうやって使うのか?

これこそが、改造されたパノラマカメラだった。

使い方がわからない二人は写真館の店主の宮本の吉沢悠にパノラマカメラについて教えてもらい早速撮影に出る。

360°を撮れるカメラ。

初めての撮影をして出来上がった写真を見た宏伸はこのカメラの虜になっていく。

そして品評会にはこのカメラで撮った写真を出そうと思い、撮りたい景色を探し回る。

温子の知人の智也がひまわり畑を持っているということでひまわり畑で撮影を行う。

最初よりももっと感動する写真が出来上がる。

品評会の朝、現像で順光と逆光のギャップ補正をしてもらった写真を温子から受け取り学校へ急ぐが、既に品評会は終わっていた。

写真を出せない宏伸。

高校生男子の引っ込み思案がもどかしすぎだわ。

高杉真宙がねぇ〜ほんと上手に三好に怒られるのよ。イライラするくらい。

他の女子の存在が登場してまぁじれったさ満点で話が進み、なんとおじいちゃん役で小松政夫が登場する。

そして自分の持ちネタを披露するのだけど、今時の子にやっても受けないでしょ。

おじいちゃんは預かり物のカメラを勝手に使ったことを怒りながらも、もっとすごい改造したカメラがあることを言う。

それを使って写真を撮りたいと思う三好。

自分だけの宝物が他の人に取られた感じなのか?宏伸は自分ではなく三好が撮ったほうがいいという。

三好のアイデアは高校3年生の記念としての写真を校庭で撮ることだった。

人物が苦手な宏伸には高いハードルだ。

宏伸のはっきりしない態度に怒るしかできない三好。

温子は宏伸がまた面白くなさそうにしているところを見てひまわり畑へ連れていく。

そして今をしっかりと生きなきゃじゃないのかと言う。

三好は部長会で写真撮影の趣旨を説明する。

部長たちは自分たちが協力する意義がわからないと非協力的だ。

そこに宏伸が勇気を持って手をあげる。そして自分が撮影したひまわりのパノラマ写真を見せる。

その写真を見てそれ以上のもの145mの大作になることの意味が通じる。

そして「世界でいちばん長い写真委員会」が立ち上がり、宏伸が委員長となる。

部活ごとに配置を決め、13周。いろんなことを要求する。

声をからして鼓舞する宏伸。

145mの写真ってどんなのよって感じ。

撮影した場面で4年後になる。

そして出来た写真はエンドロールで使われている。

エンドロールって下から上に上がっていくイメージだけど、この作品は左から右へ作品が登場する。

高校生が最後の夏に何をできるか。

もどかしい思いの中で、カメラと向き合いやっぱり好きだということを認識してカメラを続けていることを認識する。

かなり感動すると思うのだけど。

番宣が少なすぎでしょ。