【火の鳥NIPPON】黒後選手、荒木選手が今年の注目!

20歳のエース

さおりんは高校時代から全日本に入りながらも「エース」という立場ではなかった。

それでも才能は非凡なものがあった。

黒後選手には20歳ながら期待してしまう。

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日本の今のレベル

平均年齢が27歳ってことで1980年代だったらあり得ない感じ。

全日本って大体18歳くらいから26歳くらいの選手が活躍していた感じがする。

でも27歳ってことだけど、その真中の年齢帯に目立つ選手が残念ながらいない。

黒後愛選手が今後の日本の絶対的エースになる大会だろう。

TBSの特集番組。

黒後愛選手の下北沢成徳時代は春高バレーでの活躍などで知っていたが、中学生時代は知らなかった。

メンバーがいなくて帰宅部の友達にユニフォームを着せてコートの隅っこに入れて黒後選手一人で拾って打っての大活躍。

そこまでしてきた選手には自然とコートの中で「させられる」ではなく「自分がする」の意識が生まれる。

強いチームだと監督の指示どおりにすることで勝てるチームが出来上がってしまうことが多々ある。

それでもそんな中学時代を過ごした後が下北沢成徳ということで、「考えるバレー」が継続する。

最年長選手となった荒木絵里香選手。荒木選手も下北沢成徳だ。

高校時代は大山加奈の影になっていた部分があるが、それでも才能は大山加奈以上だった。

小学生から活躍していた大山加奈にマスコミは集中していっていたけどね。

小学生から無理した大山加奈は高校以上では身長の伸びに身体がついていかずに故障する。

荒木選手は元々持っていた資質と下北沢成徳でしっかりとした体作りで頑丈な身体を作り上げる。

鉄腕エリカ。20代の女の子に付けられたニックネームとは思えないけど、その名の通りだった。

引退した木村沙織も同じで怪我をしない選手だと思う。

下北沢成徳の指導方法が全日本で生かされているという事だろう。

高校時代に徹底的に体作りをする。そうしなければしたいプレーも出来ないから。

その考え方で選手はまず自分を守る筋肉を身につける。

あと下北沢成徳の小川監督はレールを敷かない。ただ見守る。そんなイメージ。

選手が考える。

それが今求められている。

自分で考えられない選手はピンチの場面で力を発揮出来ない。

自分で考える癖がついている選手はピンチを乗り切るための引き出しを数多く持っている。

それが20歳の黒後選手がエースになった元なんだろう。

中学時代からチームを勝たせるために自分が出来ることを考え動き、県内優勝。

ワンマンチームで県大会優勝って凄すぎでしょ。

中田久美監督の現役時代、バレーボールを始めてわずか1年で全日本選出されて司令塔のセッターになったことと似ていると思う。

中田監督の方が恵まれていると思えるけど。

吉原知子さんが33歳になって全日本に再招集されてチームをまとめた。それでも3年後の36歳には膝の故障で引退している。荒木選手は今34歳。

結婚、出産を経てもっと強くなった荒木選手はきっと東京五輪まで日本を牽引してくれるだろう。

真ん中世代にも活躍が期待できる選手がたくさんいる。

怪我を乗り越えて戻ってきた長岡選手、エースにはなり切れなかったけど、その力は十分あるはずの古賀選手。

冨永選手、田代選手二人のセッターにも期待。なかなか宮下選手が怪我やら何やらで全日本に定着できないのだけど、東京五輪でトスを上げるのは誰なんだろう?

世界バレー、どこまで今の全日本は通用する?

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