実はあまり知らない
多分、曲を聴いたら知っていて、それでも「これ、エルトン・ジョンなんだ」ってくらい、知らない。
ライオン・キングの「愛を感じて」が彼の曲だったんだ。
だからエンドロールに名前があったのね。
人から愛されない少年
エルトン・ジョンという人はあまり印象にない。
「キングスマン」に本人役で出てきてて、すごいド派手衣装で、それは映画だからだと思ってたら、それを含めて「エルトン・ジョン」なんだってことを知る。
去年の「ボヘミアン・ラプソディ」くらい俳優さんがそのものの感じがすごいのね。って、「キングスマン」の主演俳優さんだったの?全然気づかなかったんですけど・・・
ミュージカル映画ってことになるのだろうけど、その踊りも鳥肌が立つくらい衝撃的。
イギリスでも第二次世界大戦後ということは時代背景になにかしらあるのか?
エルトン・ジョンは1947年生まれだ。
どの国でも依存症への集団カウンセリングのようなものはあるんだ。
ド派手衣装のままで参加したエルトンは自分の過去に遡って話し始める。
5歳の少年レジーに母親の対応は冷たい。そして父親はもっと冷たい。
両親に愛されたい
その気持が彼を支配していたようだ。
でも、家には音楽が溢れていてそれを聞きながらピアノを突然弾き出す。
が、それでも母親は無関心だ。
次第にピアノの才能が認められ、バックバンドをする中で、レコード会社の公募広告に応募する。
そこでバーニーの詩に曲をつけることになり、二人は常に一緒に曲作りに励み、「エルトン・ジョン」という芸名にし、すぐにスターダムにのし上がってしまう。
23歳。
彼のゲイの気質を見抜いて色仕掛けで近づきマネージメントをし始めるジョン・リチャード。
お世話になったレコード会社との契約を終わらせてしまう。
愛されたい
ただその気持ちだけの彼は孤独を深める。
うーん、フレディと同じだなぁ〜。
バーニーはそんな彼にゆっくりしようと持ちかけるが伝わらない。
ジョンの愛はすぐに終わり、ビジネスだけの関係。しかも辞めさせることも出来ない。
ゲイなのに、親切にしてくれた女性と結婚し、4年で離婚。
それでも彼の曲は世界で認められてたわけでしょ?
今でも色褪せないって感じなんだろうけど。
アルコール依存、薬物中毒・・・
音楽家は純粋すぎるんだろうな。
音楽しか知らないけど、それだけでは売れることは出来ない。
身近に自分を認めて売り出せる人がいなければ売れない。
それでもその人がずっといい人である可能性はない。
レコード会社の社長は口は悪かったけど、決して悪い人ではなかったはずなんだけど、彼は「愛」に飢えていただけに、目先の「愛」に負けてしまったんだろうな。
今の若い人、ビッグになりたい人に観てもらいたい。
売れる才能がない才能を売ってもらう心構えを考えられるから。