【箱根駅伝】なぜ1年で復活できるのか?

5連覇ならずから

一昨年までの4年間。大学駅伝といえば、「青学」と言うイメージが定着した。

が、さすがに5連覇は阻止された。が、昨年末(先週)、知人との会話で「で、今年(去年)ってどこが優勝したんだっけ?」な会話。

青学が負けたイメージは大きかったのだけど、両角監督ってどこの監督?って監督の名前しか覚えてなかった感じで。

そんな私が久しぶりに箱根駅伝を両日テレビをつけていた。

テレビをつけてただけで見ていたわけでもなく

2日の早朝に深夜バスで帰宅した私は、スタートから2区辺りまでを見ていた(聞いていた)が、その後、寝て起きたら、往路が終わっていた。

青学でトップでゴールしたという。

2区くらいまでまるで青学の名前が出てなかったから、正直かなり驚いた。

1区は創価大、国学院大ってことで、おぉ〜新しい時代が始まるか!?と思っていた。

で、2区に襷を渡した直後くらいに意識が途切れたらしい・・・ってほとんど見てないってことか。

だから、2区で青学がトップになってたってことも知らなかったわ。

3区が東京国際大学がトップ。しかもすごい記録で。それでも2位でちゃんとペースを保って4区で首位にまた立ったまま、復路まで首位を死守して首位奪還。

すごいな。やっぱり。

そして優勝してから連日のテレビ出演。明日までか?大変ね。

青学はなぜ強さを取り戻したんだろう?

去年は、1区間しか首位になってない。でも今年は8区間で首位をキープできている。これって大きいんだろうな。

4区でブレーキになったと言っても順位は3位をキープしている。それでも、山登り前に前との距離を広げてしまったことで、往路6位という結果になっている。

それでも、着実に順位を上げて最後は2位。復路では一度も1位になることがなかったけど、最終的には2位。これもこれですごいと思うのだけど。

東海が優勝していたんだ。って、なんか東洋のイメージが大きかったから。東洋の方が首位だった区間は多かったんだ。

って、東洋、平均して3位以内にいたのに、なんで3位?って感じでしょ。

去年の方が、ハラハラ・ドキドキがあったってことか。やっぱり番狂わせになるのか?があって。

今年は、やっぱり強かった青学がほんとにあった。

優勝したから出てきた多くの記事で、原監督自体、シード落ちまで覚悟したってくらいのチームがなぜここまで盤石の強さで勝ったんだろう?

その前の年、4連覇した年は往路は東洋が全区間首位で復路は青学が全部首位って感じの2強。

去年は東洋、東海、青学の3強。

今年は・・・創価、東京国際というところが首位をとった区間があり、そして総合的にもシード権獲得ということで、今後がとても楽しみな感じのスタートと言ったところか。

様々な記事として興味を持ったのは

toyokeizai.net

指示待ちをしない

これは日本の社会全てに共通することだと思う。毎年、青学が優勝するたびに原監督のこういうことが記事なるが、やっぱり優勝したタイミングこそ、言葉が生きるのだと思うのだけど、やっぱり今年も生きると思う。

でも、今年のチームに対しては監督自ら「最弱」と評してしまう意識の低い、きっとゆとり最後世代の難しい部分がある世代ってことだったのだろうか。

それでも、20チーム+連合チーム×10の選手がエントリーされていて、同世代の若者が同じ時間を生きている。

それなのに、なぜ青学だけこの6年、優勝5回のチームを作れるのか?

今年の4年生を「最弱」とする監督の元、4年生は何を変えたんだろう?

負けを経験して次こそは!と思わなければいけなかった最上級生が早い時期に4人が退部という事態。かなり異常だろう。

過去の青学にはない印象。

勝つことが当たり前になっていると慢心した監督とチームに人間はそう簡単ではないということがわかった1年。それでも、まだ箱根を走っていないが頑張った最上級生が突然のように「自主性」から「強制」の指導に耐え、自分たち自身の変化へと繋げた。それが強かったのだと思う。

では、なぜ「青学」は勝てるチームに1年で立て直せるのだろう?

地力のある選手が集まると言ってしまえばそれまでだろうが、才能を生かすも殺すも指導者次第なんじゃないか。

監督が若い時代にシフトしてきている。

原監督がいつの間にか大御所的な存在になりつつある?

まぁ40代の監督が増えてきているというイメージ。昔の怖そうな監督ってイメージより親近感が持てそうなイメージ。まぁ私が同世代だから余計そう思うだけかもしれないが。

10人を選ぶ過程でやっぱり母数が大きい方が有利なんだろうって思うけど、一人でも突出した選手が居るとしたら、その選手につられて底力が上がることもあると思うから、そんな感じでどんどん強いチームが出てくればいいなと。

さて、ある意味、成功パターンと失敗パターンを経験した原監督がこの次にどんなことをされるのかが注目ではありますが、来年の箱根駅伝も楽しもう。