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まず、原作を読みたくなった。
映画は映画として良かったのだけど、物事の捉え方とかがとても共感できたから。
タワマンに住むこと
分不相応な場所に住むことは自分が良かれじゃない場合はどうなんだろう?
多部未華子演じる直美は両親の死で叔父所有のタワマンの高層階に住むことになる。
相棒の猫ハルと一緒に。
黒猫のハルのふくよか感が素敵なんだけど。エンドロールに「りんご」ってあって、「りんごちゃん出てた?」と思ったら、ハルの名前だった。
仕事場所がちょっと田舎の風景の一軒家。旅館?と思ったら、出版社って。カッコいいわ。代表が岩下尚史さんって素敵。
小説家の吉田理役が大森南朋さん。
編集の後輩の愛子役が岸野ゆきの。
結婚間際なのに不倫相手の子供が臨月という意味不明な子。
編集長の柏木役の高橋洋さんって・・・初めて見た気がする。が、とてもいい感じの人。経歴が・・・蜷川さんのところに居て、オフィス北野に居てケイファクトリーに所属で現在に至るってことみたいで。「アライブ がん専門医のカルテ」にも出てたみたいだけど、1話だけじゃあわかんない。
で、ヒーロー的な役どころがスター俳優、時戸役の岩田剛典。
岩田剛典がめっちゃカッコいい役。普通に素に近そうな役。
タワマンに住んだらこんなことになるの!?って世の女性が勘違いしなきゃいいけど。
両親の死を受け止めてないから泣けないのか?悲しいからと言って泣かなきゃいけないのか?
難しいと思うんだ。
交通事故とかだと突然過ぎて。それでも周囲は気を使う。
叔父さんの奥さんの明日子役が三村里江さん。ってだれ?って思ったら、ミムラって言ってたよね?の女優さんだった。
芸名、本名にしてたんだってことを知った。
そう、この明日子という人がかなり直美に気を使う。
気を使われる方は息が詰まる。しかも自分の居ないときに勝手に出入りされていることはいい気持ちがしない。
確かに所有者ではあるかもしれないけど。
直美に時戸は突然「オムライスを作って」と部屋に上がり込み、スマホの番号も交換する。
直美はどういう気持ちだったんだろう?
看板の人ってことから興味を持っていったのだろうか?
そして、彼の存在を受け入れたことの代償は大きかったと思う。
そこになぜか永瀬正敏が登場。これがまたいいんだ。
あんな職業あるんだって気になってしまった。
一番泣いたもんね。永瀬正敏が登場した辺りが。さすがに。
臨月の妊婦が自分の部屋で産むとかって階段で破水する、意味不明な状況。でも、無事に病院で出産。夫が登場で一番驚いたわ。
子供の親については言ってたけど、夫については誰かは言ってなかったよね。
それでも、分不相応なタワマンで生活を続けるのか?
それがとても気になった。