お弁当ネタ
去年、篠原涼子、芳根京子の母娘で映画化された「今日も嫌がらせ弁当」の対極にあるような話。
井ノ原快彦と道枝駿佑の父息子の関係。
ただ、お弁当を父親が作ったって話だけど、尊敬する。
まず親に対する感謝を教えるべきだわ
こういう映画を観てて親ではない自分が思うのは、「なぜ子供は親の行為を無償だと思うのだろう?」ってこと。
そこに感謝をする心を育てないと、自分にされることは「当たり前」のことと思う大人になるだろう?って思ってしまう。
原作の渡辺俊美さん、実はお名前を知らなかったりする。
「TOKYO No.1 SOUL SET」ってグループも・・・まぁきっと音楽を聴けば、「あぁ」って思うのだろうけど。
そして原作の息子の母親のちはるさんはタレントさんだったってことで知ってたけど。
まぁよく、芸能界は二世が多いって揶揄されるけど、一番近い存在を見て育つわけでその道しか知らないのだからしょうがないわなって気もする。
まぁ女性同士よりも男性同士の方がもうちょっといい感じがする。
「毎日嫌がらせ弁当」なんて母親を無視しているのに、お弁当はちゃんと食べるとか意味分かんないって思ってたから。
高校生って誰でも大なり小なり親に対する感謝が一番ない時期?
あぁ息子役の道枝駿佑ってまだ高校生だったんだ。
「俺のスカート、どこ行った?」で初めて知ったけど、まだ線が細くて、一浪した高校生ってことだけど、違和感なく、自然だった。
高校生の1年違いって大きいんだろうな。
私の高校でも同じ中学出身だって言う1年上の人が同学年に居たらしい。(私はその人のことを知らなかったし、高校の時もクラスも別で交流はなかったけど)
親の束縛は子供にとっていいことではないけど、逆に「好きなことをやればいい」という放置もかなり困るだろうな。
子供には選択肢がまだ何もない。だから理想な親はいろんな選択肢を提示してくれて(強制でもなく)選択させてくれる感じ?がいいのかな?
高校受験のときに親が自分たちの都合で離婚って、やっぱりそれは酷だなって思った。
で、「別に高校行かなくてもいい」とかって言われても子供は困っただろうなって。
子供は子供で頑張って「高校に行く」選択をして、1年遅れで高校に合格したわけで。
そこからは親子の約束が出てくる。
親も子供が逃げたくなるだろうってことは想定してた?のか?
親子で逃げないような約束をする。
それが「俺は毎日お弁当を作るからお前は休むな」ってことだったわけで。
一般のサラリーマンであってもこの約束はキツイだろうな。
って考えると母親ってそれを専業主婦であれ、兼業主婦であれ頑張ってるのだから尊敬だわ。
バンドメンバーの鈴木一樹役の井ノ原快彦さんがとてもいい。
あぁ居そうな感じがする。
親子試写会の写真を見たら、あぁいい親子が2組って感じ。
難しい高校生の思春期を受け止めた父親ってことで。
一般家庭とは違うってことは子供にとってはちょっとキツイ?
父親はクリエイター気質でお弁当作りも楽しくしてしまう。
お弁当箱とか羨ましい感じだけど、受け止める方は・・・どうあるべき?
まぁ感謝がなくなっていく。
周りから言われてやっときづけるのだけど。
レパートリーが多くはないけど、それでも子供は「美味しければ毎日でもいい」と不器用に伝える。
高校の男の子なんてこんな感じなんだろうな。
きちんとした思春期、反抗期をして大人になった方が人間としていいのだろうなって思うけど、もうちょっと感謝しなよってつい思ってしまう。
親って偉いよな。
なんでこんなに自分を犠牲にして子に無償の愛を渡せるんだろう?
当初は年の差を感じてた同級生。
中学時代の先輩って存在は大きいんだよね。
それが同級生になり同じクラスになり、どうやっていけばいいのかって思うよね。
でも、お弁当でそこの部分も崩れ、章雄役の若林時英と友達になる。
ヒロミ役が最初、森七菜だと思わなかったんだよね。ロングヘアーのイメージより最後のショートカットの方がいいなぁと。
でも、森七菜のイメージがまだまだ固まらない。
現時点で「エール」の梅役、「この恋あたためますか?」の樹木とこの映画のヒロミと全部が雰囲気ごと違う。
一瞬誰だかわからない。
個性が出てなくていいのかもしれない。
それでもこの映画はほっこりする。
親の意地が息子を応援している。そんな感じ。
楽曲も心地良い。
最後の親子のハーモニーはとても良い。
TEN 4 THE SUNSも。
KREVAさんもやついいちろうさんも本当にこの3人でバンドしてほしいくらい。