【映画 ターコイズの空の下で】感想。いろんな部分で?が残っているものの

モンゴルの壮大な世界

柳楽優弥という俳優はセリフのない芝居がやっぱり上手いと思う。

セリフがどのくらいあった?ってくらい発してないのだけど、それでも役なのか本人なのか?って思うくらい感情が伝わってきた。

重なるもの

そっか、タケシは柳楽優弥という俳優の成長記録と似ているとご自身が言っている通り、そんな感覚があるのか。

だから、タケシなの?柳楽優弥なの?って感じがあったのか。

即興的な芝居。そう、セリフなんてきっとない感じがする。

だって、字幕があって、ほとんどがアムラのセリフで。

英語をたまに話すが、通じているのか?

まぁストーリー的にはアムラはなぜ日本に来てまで馬泥棒をしたのだろう?の回収がないよね?

麿赤兒さんがおじいさんって・・・すごい家系だって感じがするし、モンゴルで戦後に強制連行での労働をされていてってことだけど、日本よりも楽な感じ?

日本だったらきっとよそ見も許されないだろうな。きっと。

おじいさんの「甘やかしすぎた」という気持ちで孫であるタケシはおじいさんの娘を探しにモンゴルへ行くことになる。

まさか日本で馬泥棒がって感じしかなかったけど。

突然、普通の道路で馬で逃げている人がいたら・・・驚くけど。

タケシはモンゴルに立つとアムラが登場する。

そして、アムラは自分で調達した車にタケシを乗せて、いろんな人に日系人の情報を求める。

壮大な景色。

タケシは文句を言うこともなく、ただ、カメラに撮りたいとだけ言う。

信号機なんてない、そこは道路なのか?って道を走る。

途中で突然アムラの夢の中になったりして。(アムラカッコいい!って感じのシーン)

が、エンジンが燃える。

だよね。だいたい、ガソリンスタンドも影もなく、ディーゼルなんだろうけど、なんで走ってるの?な感じ。

そしてアムラは「待ってろ」と言い、何もない草原を走って行ってしまう。

そうすると馬に乗って現れ、馬で車を牽引してるよ・・・

まぁそれできっと警察に情報が回って捕まっちゃうんだけど。

「え?どこでも馬泥棒なの?」

連れてきた馬は借りたってことなのだろうけど、その辺の事情とかまるで解説がないから想像が膨らむ。

何もないところで乗っていたバイクも走らない状態で放置されたタケシ。

狼に襲われる。って、狼だったんだ。やっぱり。

日本では狼は絶滅しているし、野犬もいないからやっぱり怖いよね。

タケシの恐怖がほんと伝わってくる。

そして、火で追いやろうとしてバイクごと燃やす。発想がすごい。

翌朝、身重の女性が通りかかり、自分のゲルにつれていく。

タケシは一緒に生活をする。

ゲルって1LKみたいなイメージ?

おじいさんが同居してるの?

彼女のお腹の子のお父さんは?なまたまた疑問。

まぁ何の説明もないまま、生活をしていくが、産気づく彼女に成すすべもないタケシ。

触ろうとすると拒絶する。

そして・・・馬の鞍に捕まった状態で出産?

すごいな。それでも世界共通で出産はすごいことだってことはわかる。

タケシは命の誕生の瞬間に涙する。

ゲルの引っ越し中にアムラと再開し、彼女とは別れる。

そして・・・

ゼッケンをつけた少年が倒れた馬と困っている場面に遭遇する。

少年を家まで送り届ける。

おばあさんが二人にお礼を言う。

そして、二人に何をしているのかを聞く。

タケシの表情とおばあさんの表情が変わる。

そこにはタケシがおじいさんからもらった紙と同じものが飾ってあった。

そのおばあさんこそがおじいさんの娘だった。

ってそんなことあるか?

雄大なモンゴルでって話し。

衛星電話でおじいさんと話をすることが出来た。

日本に戻ったタケシは無事おじいさんの会社を継いだ。

アムラとかとはどうなったの?とかいろいろな感じがあるけど、モンゴルの空はターコイズだったってことだな。

東京の空とは違う色だな。