【映画 BLUE/ブルー】感想。俳優さんはすごいよね

身体作りに感動する

松山ケンイチの印象は見るたびに変わる。今回は減量をしているボクサーに見えるものね。げっそりして。

しかも「聖の青春」の3人。あれからまだ5年なんだ。

あの時の松山ケンイチは増量してたのにね。

プロボクサーだけど勝てないボクサーとプロじゃないけど1パンチがあるボクサー。それでも基本がなきゃだめなんだよ。

東出昌大も良いのよ

勝てないボクサーが松山ケンイチ演じる瓜田。

勝てるけどパンチドランカーな東出昌大演じる小川。

仕事先の女性にいいカッコがしたいだけでボクシングしてる風を目指す柄本時生演じる楢崎。

そして、微妙な三角関係の瓜田の初恋相手の千佳が木村文乃。

ボクシングシーンもまるで手が抜かれてない。

パンチングボールをほんとボクシングをしている人のように叩いてるし、実際に試合をしてダウンもしてるし。

大変だね。

殺陣とどっちが大変なんだろう?って思うけど、ほんとにパンチを受けてるみたいだったからボクサー役の方が大変そうだ。

瓜田と小川の関係性。

自分ではなく全てを奪っていく小川に対して、それでもアドバイスをする瓜田。

奪ったとは言え、自分の身体を壊してチャンピオンになる小川。

どちらが幸せなんだろう?

負けるということは自分の身体を守っているってことでもあるかもしれない。

勝つということはそれだけ自分の身体も犠牲にしているってことなんだろうなってことかって。

風を目指してたはずの楢崎は結局、真面目だったことでプロテストにも合格し、プロテストに合格しなかった基本ができない相手とスパーリングをして相手がボクシングできない体になってしまうのを目の前にしながらも続ける。

やっぱり、プロになるということは命をきちんと守れる人間じゃなきゃいけないってことだなってことか。

ただ相手を倒すことだけではそれはきっとスポーツとしての要素ではなくなるんだよね。きっと。

最後は・・・どっちが幸せ?って感じになってしまうけど、生半可な気持ちでやってはいけないってことだな。