【映画 ベイビー・ブローカー】感想。韓国の感覚が少しわからない

韓国の作品は初めて見たのだけど

ドラマにしても映画にしても韓国の作品を観たことがなく、今回は、是枝裕和監督作品ということで観に行った。

日本よりはリアルな話しなのか?

赤ちゃんポスト

日本では熊本と北海道の2箇所あることは知っている。

海外だとドイツで100箇所、パキスタンで300箇所って、これは中絶ができるとかできないとかってことと関係があるのか?

日本だと1986年に前橋にそのような施設というか場所があったってことなのだが、知らなかった。

韓国も2箇所しかないけど、キリスト教の教会が行っていることで日本以上に保護されているような印象を受ける。

が、その裏側でブローカーが存在しているというのが今回の物語のベースになっている。

ソン・ガンホという俳優さんが韓国ではきっと有名な俳優さんなんだってことはとても良くわかる。

納得感がすごい。

ブローカーとして赤ちゃんでお金儲けを考えているのだけど、お金儲けだけではないものを持っていることが徐々にわかってくる。

ユン・ドンスというパートナーのドンス役の俳優さんもきっと人気俳優さんなんだろう。

日本でもしキャスティングしたら誰になるだろう?って感じ。同じ年代だとすごいいるし、誰がやってもきっといい感じかなって。坂口健太郎とか印象が似ている。

ベイビー・ボックスに赤ちゃんをなぜ置かなかったのだろう?という母親役がイ・ジウン。

赤ちゃんを敷地に置いて居なくなったすきに、なぜかベイビー・ブローカーの存在を調査していた警察がベイビー・ボックスに赤ちゃんを入れる。

なぜ?しかない。

この警察の動きがしばらく自分の中では違和感しかなかった。

それぞれの登場人物が出生についてはあまり良い記憶がない。

そんな中で赤ちゃんを売る選択肢が本当にいいのかを模索し始める。

是枝監督作品としては珍しく重さがストーリーだけだった感じがする。

前作の「真実」はカトリーヌ・ドヌーヴという大女優、「万引き家族」では樹木希林という大女優が居たわけで。

養子縁組をするなら確かに赤ちゃんの時期が良いのだろうが、子供にとってそれが本当にベストなのだろうか?

養護施設で親が成長するのを待つ選択肢もあるのではないだろうか?は理想か。

家族ごっこの中でそれぞれを思いながら過ごしていく。それが永遠に続けばと誰もが思ったのだろうが、最後は予想もしない相手に託す。

「はぁ?」って感じだったけど、「預けた」と言うセリフで「ふーん」って感じなったけど。

警察がブローカーを現行犯逮捕するための様々な仕掛けをし始めたときはどの国も最悪だなって思ったけど。

まぁ、是枝作品は丁寧だなって思う。