【映画 川っぺりムコリッタ】感想。ムコリッタってなに?

凪のお暇を思い出す

メロディを手掛けているのが「凪のお暇」の音楽のパスカルズってことで、雰囲気がどはまり。

人と人との距離感が近い。

仏教の時間の単位

オープニングで言葉の意味が説明されていたけど、全然わからない。

生と死の間にある時間のことってことらしいけど、今このときってことなの?

高度成長期に建てられたのだろう、集合住宅。

松山ケンイチ演じる山田が入居する。

山田は前科があるってことで、緒形直人演じる社長の水産加工会社に雇ってもらえるが、そこでも「1日1日積み重ねれば」とか言われて、その意味を考える。

同僚がほとんど顔が見えないし、セリフもないに近い役の江口のりこさん。

集合住宅では突然、お風呂に入らせてとくる隣人のムロツヨシさん。

うわ、これは怖い。

人との距離感が近すぎる。

が、お金がなくて食べるものがない中、自分の畑で採れた野菜をおすそわけしてくれる。

その後は、自分用のお茶碗持参で一緒に御飯を食べるようになる。

子供を連れて墓石を販売する吉岡秀隆さん。

「笑顔で過ごしていらっしゃいますか?」

夏なのに黒のスーツでほとんどホラーだわ。子供も・・・気の毒になってしまうのだけど。

父親の死を知らせる職員役が柄本佑さん。

大家さんの南役が満島ひかりさん。

登場人物は多くはないけど、ベテランの役者さんしかいない作品だから、観ているこちらも、人との距離感の近さに「うわ」って思っていたけど、だんだんと人との距離感に安心感を感じてくるから不思議だ。

それでも、自分は無理だな。ハイツムコリッタに住むの・・・