【映画 九十歳。何がめでたい】感想。原作があるのね。

佐藤愛子さん

現在100歳になってなお、まだ作品を執筆されているらしい。多分、私は読んだことがないのだけど。

佐藤愛子役が御年90歳の草笛光子さん。

まだまだお元気で綺麗なの。すごいと思う。

100年時代とは言うけれど

3年前に公開された「老後の資金がありません」と同じ前田哲監督作品。前回の主演は天海祐希さんだったけど、今回は、主演が草笛光子さんで娘役が真矢みきさん。。。

組み合わせが・・・宝塚。

断筆宣言をしたものの日々、何をするでもない日々を送る90歳。って、送れる90歳は羨ましいのか、気の毒なのだかとも思う。

作品の中でもセリフとして「みんな『お先に』とも言わずにいなくなった」と言う。

10歳の年齢差くらいまでだろうな。気の置けない関係になれるのはと思うし、90歳ってどんな感じなのだろう。。。

芸能界で言えば、黒柳徹子さんも90歳。元気でいらっしゃるから存在が確認出来ているわけで。

仕事がなかったら何をするだろう?何が出来るだろう?

アラフィフになったこの10年。一時期、何もしたくなくなった時期があった。やりたいことは全てしてきたし、人間関係とか考えるのもめんどくさいって。そっちに頭が向いた。

まぁそれからなぜか今までしたことがなかった「登山」と出会ってしまい、何をするの筆頭が「登山」になったことで私は救われたのかもしれない。

人はただ生きているだけで良いなんてことはないだろうとつくづく思う。

唐沢寿明演じる吉川は時代に思い切り取り残された昭和の仕事人間の典型的なタイプだ。

吉川は今の私と同じ年齢だ。

男性と女性の違いはあるとして、家では妻と娘が何も言わずに家を出ていき、離婚届が残されている。

うーん、業界が違うからあまりわからないが、私自身、30代後半、自分が受けて来たものを伝えただけで「え?そんなこと言ってない」ってことがあった。

それから善かれは必ずしも良しではないことに気づき、他人に対して無関心になるように努めるようにした。

若い人に合わせることを考えるようにした。そうしていかないとやっぱり浮くだけだから。

それが今も仕事が出来ている秘訣だと思っている。

吉川はそれをまるで考えず、仕事でも家でも自分しか見てない人間で、部署を移動させられ、編集者から末席になりながらも会社を辞めることはない。

それがすごいところだと思うんだけど。

自分が求められていないならって転職を考えるには年齢を重ね過ぎているなぁとは思うけど。

それでも、若い人が1回断られた佐藤愛子さんに対して、何度も何度も通い、エッセイを書いてもらうことに成功する。

二人の波長が合うとか合わないとかってあるのだろうなって思う。

再びエッセイを書き出したことで日々やることがなく生きていた生活に活気が出る。

90を過ぎても書けるってほんと凄すぎる。

ずっと執筆していて手や目、首などかなり酷使していてもまだ使えるのってほんと凄すぎるわ。

草笛さんも役者として凄いのだけどね。

あと36年は・・・嫌だな。さすがに登山はそこまで出来ないだろうし。

長生きして良いことってあるのだろうか?

つくづく思ってしまった。