【映画 フライ・トゥ・ザ・ムーン】感想。すごい方法で疑惑の検証をしてきた

月面着陸

アポロ11号は1969年7月20日に人類史上初の有人月面着陸をしたことになっている。ちょうど55年前なのか。

その後、12号、14号、15号、16号、17号と1972年12月まで行われて、有人月面着陸計画は終了したらしい。

アポロ11号の疑惑

NASAというと、ISSの印象しかない。

月面着陸というと漫画「宇宙兄弟」がリアルだったから、もっと月に行っているのかと思っていたけど、そうでもなかったのか。

「宇宙兄弟」では作中にISSが老朽化って表現もあるから、もっと未来の内容ってことなのか?

アポロ11号が人類史上初めて月面着陸したことは史実としてあるのだろうけど、反面、陰謀論みたいなものの方が大きいように思っていた。

この映画はその「陰謀論」がどうしてあるのかって言うことを公表したような作品なのかもしれない。

アメリカはソ連との冷戦に勝つために宇宙開発を推し進めた。

戦後15年くらいのことか。。。日本はまだまだ「戦後」になれたくらいの頃か?

そして、当時のケネディ大統領が残した言葉によってアポロ計画は進められたけど、失敗の連続でNASAは窮地に陥った。

そこでPRをして国民に知らせたり、反対する議員対応などを行なっていたことなどが作品に描かれている。

PR担当は詐欺師まがいの方法で営業活動をしていたケリー役がスカーレット・ヨハンソン。美人だわ・・・

そして、誠実を絵に描いたような発射責任者のコール役がチャニング・テイタム。

ケリーは自分の魅力と言葉で人の心を動かす。

ケリーは政府のトップからNASAのPRを依頼される。

ケリーの過去を全て調べた上での依頼。コールはケリーに一目惚れをしたものの、NASAにPRは要らないとあまり良い印象にはならない。

それでもケリーは自身の仕事を進め、国民にNASAのアポロ計画を伝える。多くの国民が関心を持つようになっていく。

コールには失敗した経験もあるからあまり前向きにPRに参加はしない。が、インタビューを受けることになり、過去の事故について聞かれてキレてしまう。

議員の票を取るための取材が失敗してしまう。

でも、コールは自身の誠実さで他の議員の票の獲得することに成功する。

やり方は違うもののお互いを意識するには十分だった。

しかし、ケリーは影でフェイク動画の準備をしなければならなかった。

どうしても「成功」を全世界にアピールしなければならない政府。

そのためにケリーに命令をしてきた。

「月面って?」当時の人にとって月面とは「岩場」という感じだったようで、フェイクを作るにしても大変だっただろうなと思う。

私は、アポロ11号自体が発射後に何かあって本当は月面に着陸してないってことなのかと思っていたけど、そうでもないってことを信じるしかないような展開で・・・

ケリーは自身のしていることに対して発射直前に逃げようとするが、思いとどまりコールにありのままを告げる。

そして実際のカメラを直して撮影できるようにする。発射直前に。。。

もうこれだけでも「え?」な感じだけど。

いよいよ月面に着陸し、クルーが月面に立つ場面でフェイク画像と実際の画像とどちらがライブ映像されているのかわからないくらいの状況にまでなっていたが、現地のカメラは映っているのかわからないと言う。

だからと言って、フェイク画像に何も出来ないし・・・と言う場面で最初から出てきていた不吉な「黒猫」がフェイク画像の現場で混乱に陥らせる。。。

が、放送されている画像にはそれは映ってないことからしっかりと現地の映像が流されていることが証明されるというオチ。

さてさて、本当はどうだったのか?

風がない月で国旗が旗めいているというのが怪しいってことだったけど、どうだったのだろうね?

そろそろというか、多くの人が墓場に持って行ったのかな。真相は。

そして、このような作品が出来たと。そういうことかな?