【映画 ブルーピリオド】感想としたら・・・合格ってそんな感じなのかもしれない

突然の自分

眞栄田郷敦演じる矢口八虎は高校2年生だったのか。

夜遊びをしても成績はそこそこ優秀。

贅沢なタイプかもしれないけど、達成感を知らない。

そんなタイプがある日突然に落ちる話し。

絵画を見たからと言って・・・

美術室にあった絵画に見入り、美術の授業の課題にちょっと本気で取り組んだら、ちょっと良い評価を得られたことで、彼は達成感の片鱗を感じてしまったってことか。

美術部にずっといる生徒でさえ、「藝大に進学をしたい」と思っている人はいるのだろうか?

まぁ部活なのだけど、なぜか美術系の大学に行こうとすると「将来性がない」とかって大抵の人間が口にする。

「将来性がある」大学ってどこ?

まぁ高校もそうだけど、結局、大学までは将来のための可能性を模索する時間みたいな、親に対するすねかじりのような時間じゃない?

だから、大学なんてどこだってそこから先をちゃんと考える人間にしておけば良いのではないかと思うわけで。

4年制大学を卒業したからと言って、良い就職先に全員が入れる保証なんてどこにもない。

絵画を本気で勉強して、その先に繋げられる人も居るだろうけど、美術の先生になったり、その他様々なことに繋げられたら良いだけで。絵画で生活が出来るはさすがにさらに一握りの才能になりそうな気がするけどね。

まぁ高校2年の夏頃ってことになるのか?そのくらいに突然のように「藝大に行く!」と美術部に入り、予備校に通い・・・。

そこで自分の才能はないことに気づいてなお、努力が出来ることがなかなか出来ないのかもしれない。

変なプライドはないから、教えてもらうことを素直に吸収する力が八虎にはあるってことか。

それにしても。俳優陣がとても頑張ったんだろうなぁって気がする。どこまで自力かわからないけど、それなりに見られる作品が多かった。

勝手にライバルになった高橋 世田介役の板垣李光人がめっちゃ隠キャで・・・今まで華やかな雰囲気の役を見ることが多かったから驚いた。

鮎川 龍二役の高橋文哉は・・・かなりありだったな。女装している高校生なわけだけどね。綺麗なお姉さんになってた。

まぁ、藝大に1発合格なんて夢物語なのかと思ったけど、努力とかでどうにかなるかもしれない世界ってことなのか?と未だに?な感じではある。