【映画 八年越しの花嫁 奇跡の実話】感想。涙なくしては観られないのだけど

普段居ない人たちが

佐藤健人気なのか?普段居ないタイプの人が居ると・・・イラっとしてしまう。

佐藤健が普段と違う冴えない役。

普通すぎるほど普通の佐藤健がいた。

闘病シーンは凄まじい

土屋太鳳のイメージは元気と健康美。

だから闘病シーンは大変だっただろうなって思う。

観終わったら「王様のブランチ」でちょうど出ている。

体重制限してたんだ。そうだよね。

実話ってことで本当に大変だっただろうなって思う。

まず、元気だった頃の佐藤健演じる尚志と土屋太鳳演じる麻衣。

麻衣のような女の子は私はすんごい苦手だわ。押せ押せの押し付けタイプ。

プラス

尚志のようなタイプもね。

押されてしまう男。

無理だわ。

でもそんな二人が距離を縮めていく。

きっとお似合いの二人というのはこういう二人なのかもしれない。

自分からどうこうするタイプじゃない男と自分から突進するタイプの女と。

結婚を前に突然病に倒れる。

しかも300万人に一人の難病。

その時の残された家族、家族になっていない婚約者。

それぞれの立場で苦しむ。

親の立場の薬師丸ひろ子演じる母親と杉本哲太演じる父親と。

娘を思うあまりに壊れていく自分。

そこにまだ家族じゃない尚志を巻き込むことに戸惑い、もう忘れてくれとお願いする。

自分たちと一緒に苦しむことはない。

大人の立場として、きっと忍びないと思ったのだろう。

愚直なまでに麻衣命になっていた尚志にとってその宣告は厳しかっただろう。

それでも「家族じゃない」という言葉で納得しなければと頑張る。

尚志は「一番頑張ってるのは麻衣だから」と親の申し出と逆の行動を起こす。

母親はその行動に「ありがとう」と感謝を示す。尚志にしてみたら、怒られると思ってたから驚いていたが、母親にしてみたらそこまでして一緒に戦おうとしてくれている尚志を「家族」として認める。

車の整備会社の社長の北村一輝が良すぎ。

いい社長だわぁ〜。

尚志は麻衣が起きることをずっと信じ、麻衣に動画をメールし続ける。

起きた時に一緒に見て笑えたらとその一心で。

1年半。闘病シーンは特殊メイクとかしていたのだろうか?

浮腫んだ顔、赤びを帯びた顔。動き。

よく頑張ったとしか言いようがない。

奇跡が起こり、麻衣が目覚める。

しかし・・・

記憶というものがまだらになっている状態で繋ぎ合わせることが大変な状態だという。

身体は大人。

周囲も自分との共通点を持っている。

そんな状態で覚醒して、本人はどれだけ地獄だっただろう?

それでも両親の記憶というのはきっと根底に刻まれるものなのか両親に対してはすぐにわかるようになる。

リハビリを重ね、日常会話のできるレベルになった頃、一緒にずっといる尚志の存在に疑問を持つ。

母親は「順序が逆になったけど、家族になったのよ」という。

大学時代の記憶まで残っているのに、どうしても戻らない尚志との思い出。

自分の知らない人が婚約者だと言われても本当に困るだろう。

それを感じ取った尚志は麻衣と別れることを決意し、一人小豆島へ渡る。

麻衣は自宅に戻るまでに回復する。

そんなとき、街へショッピングへ出かけ、元気だった頃に予約した結婚式場の前へ。

そこに中村ゆり演じる島尾が麻衣に気づく。

何も知らない麻衣に島尾が教える。尚志が7年間してきたこと。

それはキャンセルをせずに毎年3月17日に予約をしていることを。

麻衣は暗証番号のわからなくなった携帯電話にその番号を入れてみるとロックが解除される。

そこには尚志が送り続けていたメールが送られてきていた。

戻らない記憶。

それでも尚志の思いが嫌というほど伝わる。

麻衣は一人小豆島へ行く。

そこで尚志からの動画を見る。

自分を信じ、待っていてくれた尚志。

尚志に再会し、麻衣は「もう一度好きになったから」と伝える。

尚志は「僕はずっと麻衣が好きでした」と答える。

過去形?

それでも「麻衣、歩こう」と歩かせる。

ハードだな。

そして

「麻衣、これからずっと一緒に歩いていきましょう」

二度目のプロポーズ。

そしてめでたくずっと予約をしていた結婚式場での結婚式。

もうさ、やっぱり駄目だよね。

後半は涙が止まらないもの。

鼻水が出るほどじゃないにしても。

実話の二人にはお子様が誕生したらしい。

まぁ困難を乗り越えてきた二人ですからお幸せにと言われなくてもきっと幸せよ。

私にしてみたら、「薬師丸ひろ子が母親になる年だわねぇ〜。しかも土屋太鳳くらいの年齢の」

とか

「杉本哲太みたいなお父さんいそう」とか。

そんなことばかり考えてましたわ。

土屋太鳳もさ、「王様のブランチ」で「健先輩大好き」を隠さないでぶちまけて、またアンチが炎上するでしょって心配するわ。

ってことで、土屋太鳳がやっと大人の女性の役で良かったです。