【AbemaTVトーナメント】前代未聞のドラフト会議による団体戦

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数年前から観る将もどきになっておいて良かった

もし、3年前にこの企画を突然見ても、このドラフト会議の楽しさは伝わってこない。

解説二人の言っていることすらわからないのだろうから。

予想は外れた展開?

当初の予定は藤井七段にかなり複数の指名が入るのではないかという予想があったが、皆さん、プロ棋士。

チーム内よりも対局することの方を選んだのだと思う。

渡辺三冠のコメントがそんな感じだった。

そう、そういう意味では一番気の毒だなというのは、「三枚堂七段」になるだろうな。

羽生九段リーダーのチームなのに、なぜか総監督?という立場の藤田晋社長が「よく解説をしていただいている」という面白い理由で選ばれたわけで。

もし、羽生九段だったら誰を指名されていたのか気になるが、まぁ「鈴木大介九段」に「羽生九段」、そこに「三枚堂七段」ってことで・・・一番奇想天外で面白そうなチームではあるのではないかと思う。

そして、人間らしさを珍しくお見せになったのが、豊島竜王・名人。

やっぱり最高位のタイトルを獲得したことでホッとしたのか、将棋プレミアムの「【将棋スペシャル】第27期銀河 豊島将之の素顔」でも、ちょっと人間っぽい感じを受けた。

そして、最初に誰をと思ったら、「佐々木勇気七段」かなり意外な感じではあったが、そこは解説の戸部七段が情報を持っていたので、なるほど〜って思ってたら、本当にそれが的中してて驚いた。

「佐々木七段」と「斎藤明日斗四段」の自費で指宿までって行動もすごいと思うけど。

渡辺三冠がまさかの同門チーム。兄弟子として交流したいって・・・こちらも珍しく人間らしいご発言で。

そして一番人間らしかったのは軍曹永野二冠でしょ。第1希望で「藤井七段」が被って、藤田社長とのくじ引きに勝ち、満面の笑顔。「破顔」って言うのはこういうことなんだな。そして第2希望「増田六段」までまたくじ引き。そこでも三浦九段に勝って引いちゃうという。このチーム、強いよね。でも、やっぱりこの3人同士の対局が見られないのはちょっと寂しいかな。

木村王位のチームは「行方九段」と指名されてもう次は「野月八段」だろうっておおかたの予想はついちゃったよね。でも、やっぱり木村王位のコメントは楽しい。

佐藤会長チームは「森内九段」となった時点で解説陣は「谷川九段」となってほしいとおっしゃってましたが、きっとファンの多くがそう思っていて、その通りになってほんと楽しみ。私が観始める直前に森内九段がフリークラスに転出されたり、なかなかこの3人が揃っている場面を観たことがないから。

三浦九段チームは「本田五段」という新手を出して、かなり読みを入れられていて、増田六段はくじで引けなかったとはいえ、「高野五段」。若手有利があると思う。

久保九段チームは予想通りの振り飛車チーム。「菅井八段」は予想通りで戸部七段も予想で「今泉四段」のお名前は出していたけど、いざ本当にご指名されて驚き。それもプッシュがあってってことで。でも、今泉四段の勢いって面白いと思う。

天彦チームはお気の毒なほどくじ運がない。佐々木五段、黒沢五段をくじで引けずに、斎藤八段と阿部光瑠六段。って、それでもかなり強いチームじゃない?

広瀬八段チームは青嶋五段と黒沢五段。黒沢五段はくじで引き当てて。 まぁ麻雀チームってことらしい。広瀬八段の笑顔もかなり良かったですね。

糸谷八段チームはNHK将棋フォーカスチームってことでしょうか。 高見七段を指名されて、どうするのかと思ったら都成六段となって、将棋フォーカスチームが完成ってことで。

稲葉八段チームも第一希望がくじ引きで佐々木大地五段を引き当てた時の顔はとても笑顔だった。 そして山﨑八段。一筋縄じゃないチームって感じ。

12チームで3人ってことで36人が選ばれて、そっか棋士同士の感覚とはこういう感じなんだってことを知れた気がする。

大橋六段とか中村七段とか古森五段あたりがどこにも引っかからなかったのが不思議。佐々木勇気七段のように行動力も必要ってことかな。

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