鈴木亮平を初めて知ったのはちょうど10年前に公開された「変態仮面」だ。
その時、私は鈴木亮平という役者を知らず、いきなりすごいビジュアルの人が出てきたなぁと思ったのを覚えている。普段行く映画館では上映されておらず、新宿まで行ったわけで。珍しく前の夫が誘ってきた映画だった。
鈴木亮平以外だとムロツヨシは・・・ギリかな。安田顕くらいだったのかな。清水富美加もこの映画で知った感じだったような。すごいよね。今、変態仮面のWikiを見ても、鈴木亮平にリンクがないんだから。そのくらいまだ無名だったってことか。
そこからの彼の活躍は凄まじかった。
いろいろな役になりきって違和感なくどの役もこなしてきていた。孤狼の血の上林が強烈だと思ったけど、それでもこのドラマの喜多見という役は鈴木亮平の代表的な役なんじゃないかと思う。
普段、ドラマなどテレビを見てないというちょっと年上の方もこのドラマは知っていると言う。まぁこの1ヶ月の番宣などもあるのだろうけど、それでも名前まで覚えているのはすごいことだと思う。
ドラマの展開は約3ヶ月でいろいろなパターンがあった。
MERのメンバー一人ひとりにスポットが当たっていた展開で、鈴木亮平だけが目立っていたわけでもなく、全てのメンバーがいなきゃって思えるような展開になっていた。
映画公開前のスペシャルドラマで伊藤淳史が加入し、出来ない人担当をしていたが、ドラマでいなくなった。
映画ではジェシーが出来ない担当の役として加入したが、ジャニーズ感まるでない感じが良い感じで。
すでに出来上がっている制作チームでしかもストーリーのメインテーマの「チーム」な感じの中、違和感なく居たと思う。
スペシャルドラマで立派なセカンドドクターになってしまった比奈先生のポジション。どこかに「成長」を入れたいのねって感じで。まぁそれぞれがスペシャリスト集団だからね。
映画は予算があるからなのか、いきなり横浜ランドマークタワーが舞台。
開始早々、今野が怪しい雰囲気しかない。彼を善人で使ったらどうなるのだろうって思うのだけど、なぜか怪しい役ばかり。で、想定通りにいきなり放火を始める。
ドラマから映画までの間に喜多見先生と高輪先生が再婚してしかも妊娠までしているという展開。
音羽先生の念願の国手動のMERとして横浜MERが始動で杏さんが登場。杏さん・・・脚が長すぎる。
菜々緒さんも長いと思っていたけど、杏さんの脚の長さをすごい感じるショットが多かった。
しかも音羽先生と杏さん演じる鴨居先生が元カップルという・・・音羽先生のお名前が「尚」って初めて知ったわ。
元カノ登場でも音羽先生の中には佐藤栞演じた涼香が消えてないことがわかる。
横浜案件に東京が助っ人というか・・・ほぼいつも通りに救助活動を始めていく。
まぁ本当にあったら嫌だなしかないような展開。ランドマークタワーって日本で2番目に高い建造物なわけでしょ。(あべのハルカス出来るまでは一番)で、タワー棟は69階って・・・
階段で避難って無理でしょ。273m。登山だったら大丈夫って思えるけど、階段ってキツそう。東京タワーの階段昇降も下りの方が脚にくるって聞くし。
とかって邪念ばかりで見てたけど、ほんとすごいよね。演技力が。本当に起こっているような錯覚を起こすくらいリアルだった。
まぁ次のシーンで案外キレイだったとか、仲里依紗の化粧が全然崩れなかったとかってあるけど、それでもすごかった。
手術シーンとかは研修医さながらに練習を重ねたってインタビューで言ってた通りだなって。セリフ言いながら手を動かすってほんとすごいわ。
まぁ迫力がすごすぎた。これで終わりにしちゃうのかな・・・。
石田ゆり子が相変わらずキレイで可愛かったわ。