女王セリーナ撃破!
今年に入ってから大坂選手が着実に実力を発揮できる展開が増えていた。
それでも、メンタル矯正は生半可なことではない。
それでも全米。母親の観戦で彼女のメンタルは一流となった。
ストレート勝利
女王セリーナ。
それは全米の人が認めていること。
今年の春の初対戦の時はセリーナも復帰したばかりでそこまでナーバスな感じではなかった感じだったけど、さすがに全米の決勝は別の舞台のようだ。
「シューイチ」では最初にインタビュー映像から。
いつもの彼女とは違い、優勝したけど、笑顔がない。
少し表情がかたい。
それでもコメントは「私が勝ってしまってごめんなさい」いつものなおみ語録だと思ったけど、状況はもっと悲惨だったようだ。
全米の決勝はアメリカを拠点としている彼女にとってもアウェー。
ブーイングの嵐だったようだ。
そしてそんな状況でセリーナにもプレッシャーがかかったのだろう。
自分のプレーに納得がいかずに審判への抗議や自分のラケット破壊行為で1ゲームが大坂選手に与えられるような状況まであったようだ。
そんな状況でも流されることなく、メンタルの成長した大坂選手は淡々と自分の勝利へと向かっていった。
昨日観た「ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男」ではないが、冷静になった方が勝つのだろう。
熱くなりすぎる状況では冷静な判断もできなくなる。
ときに熱くなることも必要だろうけど。
自分のプレーで大荒れにしたセリーナだったけど、試合後は優しく大坂選手を抱擁。
表彰式では観客席に「ブーイングはやめましょう」と呼び掛け。
こういう人だから多くの人が熱狂しちゃうんだろうな。
それにしても大坂選手の快進撃はすごい。
まだ20歳。
ときに幼さが見える大坂選手だけど、クールな感じだともっと上に見えるから驚く。
コーチとの関係がより良くなってきた結果が今回の結果で、きっとこれがスタートなんじゃないかって思わせてくれる。
これからはプレッシャーとも戦わなければならない。
技術力向上とともにメンタルのより強化で次を見せて欲しい。
錦織圭選手の準決勝敗退もすごいと思う。大坂選手は女性選手として日本人とは言うものの父親の遺伝子がいい感じで身体を構成していそうだけど、錦織圭選手は純粋に日本人でそこまで体型的に有利ではない中での復活。
ジョコビッチ選手に・・・なぜか勝てないね。